Roseliaをたおせ!   作:ダシマ

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第14話「林間学校・2」

第14話

 

 あっという間に林間学校の会場となる弦巻家の別荘にたどり着いた。

 

飛鳥「こ、ここが…」

有咲「やっぱりでっけぇな…」

 

 弦巻家の屋敷のでかさに皆感嘆していた。

 

「ついてきてください」

 

 黒服に言われて中に入る飛鳥達。当然ながら内装もとても豪華だった。

 

つぐみ「す、すごい…」

モカ「もう林間学校って言うより修学旅行だよね~。コレ」

黒服「さて、今からお部屋にご案内させていただきますが、部屋割りは…」

飛鳥「まあ、私は性別違うので、1人部屋ですね…」

あこ「えー。1人は寂しいよー」

モカ「いっその事全員同じ部屋にしちゃう?」

 

 あことモカの悪乗りに飛鳥は困惑していた。

 

紗夜「な、なにをバカな事を言ってるの! と、年頃の男女が同じ部屋で寝泊まりだなんて…」

飛鳥「着替えとかどうされるんですか?」

モカ「それは飛鳥くんが外に出るべきでしょ~」

飛鳥「…外で着替えろという事ですか」

リサ「…えっと。とりあえず最低2部屋は確保して」

黒服「いえ、フロア全体をご自由にお使いください」

「これ、林間学校だよね!!?」

飛鳥「まあ、話し合って使えという事ですね…」

 

 とりあえず、一旦は男女別という事にした。

 

リサ「オリエンテーリングやるみたいだから、早めにいこっか」

 

 そんなこんなで全員でオリエンテーリングをすることになった。全員で山道を歩いて、8つのポイントを通過しながらゴールにたどり着くというものだった。勿論親睦も深めての事である。

 

あこ「そういえばよくオリエンテーリングっていうけど、オリエンテーリングってなあに?」

紗夜「そ、それは…」

飛鳥「あー、簡単に言えばスポーツの一種ですよ」

あこ「スポーツ?」

飛鳥「ええ。本来は地図やコンパスを使って、目的地までたどり着くまでの速さを競うスポーツなんです。まあ、今はスマホでしょうけどね…」

 

 飛鳥が簡単に説明すると、あこも納得した。

 

友希那「オリエンテーションは何かしら」

飛鳥「…それは会議とかでよく使われるビジネス用語ですね。アルバイトで新人さんに店の方針とかを教えるときに使われます」

リサ「あー。そういえばアタシもオリエンテーションって言って受けたわ」

千聖「…あなた、色々と博学ね」

飛鳥「え? いやいや。先輩方程ではございませんよ」

 

 と、飛鳥は謙遜するが、まだ未知の力を隠し持っている飛鳥に友希那達はジト目で見ていた。

 

飛鳥(スルー)

 

 距離は結構あったものの、色々おしゃべりをしていたお陰で思ったほか苦ではなかった。また飛鳥もRoselia以外のメンバーとも打ち解けることが出来た。

 

****

 

「お帰りなさいませ」

 

 夕方になって飛鳥達が帰ってきた。

 

「お風呂の準備が出来ています」

リサ「それじゃ皆お風呂入ろっか」

「はーい」

飛鳥「……」

 

リサの言葉にあこ達が返事をして、飛鳥がそれを見守っていると、モカがやってきた。

 

モカ「…飛鳥くんも一緒に入る~?」

飛鳥「ご冗談を」

つぐみ「モ、モカちゃんっ!!!」

 

 モカの冷やかしに飛鳥が簡単にスルーすると、つぐみが頬を赤らめてツッコミを入れた。

 

有咲「…分かっているとは思うが、男女別々だ」

飛鳥「ええ、それはもう」

 

 そんなこんなで男女別々に入る事になった。

 

リサ「あー…。いいお湯だけど露天風呂もあるんだね」

あこ「ひろーい!!」

 

 ガールズバンド達は普通に露天風呂を楽しんでいた。

 

千聖「…それにしても、一丈字くんには本当に驚かされたわ」

紗夜「ええ…」

 

 千聖と紗夜が話をしていた。

 

千聖「彼にはまだ得体の知れない何かを感じるわ」

紗夜「得体の知れない何か…?」

 

 紗夜が驚くと、千聖は一息ついた。

 

千聖「勿論、あなた達にも負けるつもりはないわよ」

紗夜「…!」

千聖「ここだけの話、此間のコンテストでRoseliaが優勝して、日菜ちゃんが悔しがってたわよ」

 

 千聖の言葉に紗夜が目を大きく開いた。そしてりみ・沙綾・有咲・モカ・つぐみも反応した。

 

千聖「でもまあ、今は林間学校を楽しみましょう」

 

 そう言って千聖は振り返って移動しようとしたその時、突如大きな虫が飛んできて、千聖の頭に飛びついた。

 

千聖「き…き…きゃぁああああああああああ~~~~~~~~~~~!!!!!」

 

 千聖が悲鳴を上げた。

 

あこ「え!? ど、どうしたの…うわあああー!! 大きな虫―!!!」

千聖「ううう…だ、誰か取ってぇ~!!!」

 

 虫があまりにも大きすぎて千聖は動けなくなっていた。りみや有咲も怖がっていた。そんな中、友希那が普通に追い払った。

 

友希那「もうどこかに飛んでいったわよ」

千聖「あ、ありがとう…助かったわ…」

 

 と、千聖は一安心していたが…。

 

モカ「それもそうだけど、飛鳥くんがうっかりこっちに来なくて良かったですね~」

つぐみ「モカちゃん!!」

千聖「…もしそうなら、お説教が必要ね?」

 

 ちなみに飛鳥はというと、もう既に上がっていた…。

 

黒服「…本当に宜しかったのですか?」

飛鳥「ええ。触らぬ神に祟りなしです」

 

 そして結構早い段階で風呂から上がっていたことに、皆驚いていた。

 

リサ「ゆ、ゆっくり浸かれた…?」

飛鳥「あ、それは勿論です。ただ、露天風呂は何となく嫌な予感がしたので…」

モカ「じゃあ今度は一緒に入る?」

つぐみ「いや、もうだから…」

モカ「水着で~」

 

 モカの発言に空気が止まった。

 

飛鳥「…いや、水着ないですよね?」

モカ「じゃあスッポンポンかー」

つぐみ「モカちゃん!!!!」

 

 とまあ、つぐみはとにかくモカへのツッコミに徹していて、正直こういう時蘭やひまりがいてくれたらなと思っていた…。

 

 その頃…。

 

香澄「うぅぅぅ…いいなぁ…いいなぁ…。私も行きたかったなぁ…」

 

 香澄は涙目で自室のベッドで寝込んでいて、妹の明日香がため息をつきながら姉の愚痴を聞いていた…。

 

明日香「…そういえば弦巻さんも来れなくなったみたいだよ」

香澄「え」

 

つづく

 

第31話のアンケートです

  • 戸山香澄
  • 花園たえ
  • 牛込りみ
  • 山吹沙綾
  • 市ヶ谷有咲
  • 美竹蘭
  • 青葉モカ
  • 上原ひまり
  • 宇田川巴
  • 羽沢つぐみ
  • 丸山彩
  • 氷川日菜
  • 白鷺千聖
  • 大和麻弥
  • 若宮イヴ
  • 弦巻こころ
  • 瀬田薫
  • 北沢はぐみ
  • 松原花音
  • 奥沢美咲
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