第15話
そして夕食となった訳だが…。
「これが…夕食…」
学校の林間学校にしてはかなり豪華すぎる食事だった。
千聖「…昔、ドラマの打ち上げで食べた御前に似ているわ」
飛鳥「そうですか…。なら、とてもお高いんでしょうね…」
ちなみに参加者は12人だったため、2列になって食べた訳だが、席順は下記のとおりである。
燐子 紗夜 飛鳥 千聖 有咲 りみ
あこ リサ 友希那 モカ つぐみ 沙綾
リサ「見事なまでの山の幸…」
あこ「すっごーい!!」
そんなこんなで食事が始まった訳だが、自分以外女子という光景に飛鳥は夢を見ているようだった。
モカ「どう飛鳥くん。周りにいるの全員女の子だよ~」
飛鳥「そうですね。なんか別の世界に来たような感じがします」
千聖「そうでしょうね…」
飛鳥の言葉に千聖がやや皮肉を込めてツッコミを入れると、飛鳥が千聖のグラスが空いていることに気づいた。
飛鳥「あ、白鷺先輩。注ぎましょうか?」
千聖「え? ああ! いいの!?」
千聖はグラスがなくなっている事に気づいたのもそうだが、飛鳥が社会人のような気遣いを見せて驚いていた。
飛鳥「ええ、どうぞ」
そう言って飛鳥が瓶に入った水を千聖に次いだわけだが、ラベルを上にして注いでいるあたり、その辺分かっていることに驚いた。それをじっと見つめる面々。
飛鳥「…なんです?」
モカ「じゃあ飛鳥くんのはあたしがついであげるね~」
飛鳥「え、いいんですか?」
あこ「あっ! あこも注ぎたい!」
紗夜「コラ! 大声を出してはしたないわよ!」
友希那「紗夜も出してるじゃない」
友希那に冷静に突っ込まれると、紗夜が頬を赤らめた。
まあ、何だかんだ言って楽しい夕食になった訳ですが、そのあとは皆で同じ部屋に集まってテレビを見ていた。
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そして9時を回ろうとした頃…。
「皆さま。そろそろご就寝のお時間です」
リサ「あ、はーい」
あこ「えー」
黒服がアナウンスするとリサが返事をするも、あこがまたいたそうにしていた。
リサ「…あこ。これ一応林間学校だから」
友希那「こういう所も徹底してるのね…」
紗夜「とにかく寝ましょう」
と、寝ようとしていたのだが…。
有咲「そういえば結局一丈字はどうすんだ?」
飛鳥「え? 何がです?」
紗夜「当然部屋は別々です!」
飛鳥「ああ、そうでしたね。では、私はお先に失礼させていただきますね」
飛鳥が一足先に部屋に戻ろうとしていたが、
千聖「待って頂戴」
飛鳥「何です?」
飛鳥が振り向いて千聖の方を見た。
千聖「まさかとは思うけれど、女子部屋に遊びに行こうとは思ってないわよね?」
飛鳥「白鷺先輩。そんな事やったら私は今まで何をしてたんだって話になってしまいますよ」
飛鳥のガチトーンに皆が困惑していた。
飛鳥「…あ、それと白鷺先輩。一つお願いしたい事がございます」
千聖「なに?」
飛鳥がふっと笑った。
飛鳥「後はお願いしますね」
そう言って飛鳥が部屋を後にしていったが、数分後…。
千聖「皆、そろそろ寝るわよ」
「はーい」
「……」
ここは大部屋。だが、何故かそこに飛鳥の姿があった…。
飛鳥「…あの、白鷺先輩」
千聖「何かしら?」
飛鳥「マジっすか」
モカ「飛鳥くんのあの発言、フリだよね~」
飛鳥「いや、もし仮にフリだとしても、本当に連れてきますか」
モカの言葉に飛鳥が困惑していた。
千聖「まあいいじゃない。女の子と一緒に寝るのも、この林間学校の本来の目的の一つでもあるわけだし…。ちなみにだけど一丈字くん」
飛鳥「何です?」
千聖「もし変な事したら…分かってるわね?」
飛鳥「あ、はい。それは分かりますが…」
「分かりますが?」
飛鳥が困惑しながら千聖を見つめた。
飛鳥「…そう言うのって大体言い出した本人がそういう目をするって」
千聖「しないわよっ!!!」
紗夜「と、とにかく体を触るのは禁止よ! いいわね!!?」
飛鳥「じゃあ何で真ん中にしたんですか。私の場所…」
モカ「その方が面白いからに決まってるじゃん~」
そう、飛鳥の布団はど真ん中にあって、両隣が女子、向かいも女子というなんというハーレム状態だったのだ。
飛鳥「胃痛」
千聖「という訳で、お休み」
「おやすみなさーい」
ちなみに場所
あこ リサ 友希那 飛鳥 紗夜 燐子
沙綾 りみ 有咲 千聖 モカ つぐみ
そう言う訳で就寝する一同だったが、飛鳥がすぐに就寝していた。
友希那「寝るの早いわね…」
千聖「やっぱりこの子只者じゃないわ…」
有咲「図太いというかなんというか…」
紗夜「私たちも早く寝ますよっ!」
こうして皆が就寝したわけだが、何も起こらない訳がなかった。
燐子「ん…」
燐子がトイレの為に起きたが、完全に眠気が襲っていたのか、意識があまりないじょうたいだった。そんな中で用を済ませてまた部屋に戻ってきたが、寝ている全員の姿をじっと見ていた。寝る前はあんなに騒がしかったのに、皆寝るとこんなに静かなんだなぁと思いながら、また寝ることにした。
だが、事件は起きて燐子は何もない所でつまずいてしまい、事もあろうに、紗夜の顔の横に両手をつく形になってしまった。傍から見たら燐子が紗夜にキスしようとしているように見える。
燐子は紗夜にケガさせなくて良かったと思ったと同時に、なんか自分が紗夜を襲ってるような感じがして顔を真っ赤にした。
次の瞬間、大きな音に気づいた紗夜が目を開けてしまったのである。そして目の前に燐子の顔があるのに気づいた紗夜は顔を真っ赤にして悲鳴を上げると、皆が起きた。
リサ「な、なに!? どうしたの!?」
沙綾「とにかく電気をつけて!!」
千聖が電気をつけると、顔を真っ赤にして飛鳥の方を見ている紗夜、紗夜が急に悲鳴を上げた為、驚いて気絶した燐子。そして紗夜のとなりでぐっすり寝ている飛鳥の姿があった。
「…ど、どういう状況?」
この後、何とか誤解は解けた…。
つづく
第31話のアンケートです
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戸山香澄
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花園たえ
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牛込りみ
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山吹沙綾
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市ヶ谷有咲
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美竹蘭
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青葉モカ
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上原ひまり
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宇田川巴
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羽沢つぐみ
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丸山彩
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氷川日菜
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白鷺千聖
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大和麻弥
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若宮イヴ
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弦巻こころ
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瀬田薫
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北沢はぐみ
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松原花音
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奥沢美咲