Roseliaをたおせ!   作:ダシマ

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第21話「新章始まる!」

第21話

 

 飛鳥の活躍によって、大学生たちは逮捕された。助けられたヤラカシ達は飛鳥の超能力に記憶を消されてしまい、その事が公になる事はなかった…。

 

***********

 

 しかし、ヤラカシ達が大学生たちに襲われたことは学園中に広まり、学校も正式に注意喚起を出していた。それを飛鳥は普通に聞いていたが、さっきから千聖が自分を見ていて、飛鳥は後ろにいた生徒を見た。

 

紗夜「…白鷺さん。どうしたんですか?」

燐子「?」

千聖「いや…」

 

 そして友希那とリサも飛鳥が何か関係しているのではないかと思い始めた。

 

飛鳥(…Roseliaはともかく、白鷺先輩はオレが関わってると踏んでるな)

 

 飛鳥がどうしようか考えていたが、集会が終わった後ヤラカシ達本人が千聖たちに色々喋ってくれて事なきを得た。

 

飛鳥(関わってくる分には迷惑だけど、こういう所では助かるんだよなぁ…)

 

 とまあ、事件はこれで終わった。

 

**********************

 

 しかし、一難去ってまた一難。

 

「ねえ、知ってる…?」

「うん。知ってる…出るんでしょ…?」

「誰も使われていない校舎に…幽霊が…」

 

 今度は学園の使われてない校舎で幽霊が出て、生徒たちを怖がらせているという話が出ていた。

 

「友希那ちゃん達はオレ達が見ておくから、お前旧校舎見て来い」

「……」

 

 1年3組の教室で別のヤラカシ達が性懲りもなく、飛鳥に言いがかりをつけてきた。飛鳥やクラスメイトは正直呆れている。

 

「なら、私たちも行くわ」

飛鳥「いや、湊先輩…」

 

 いつの間にかRoseliaメンバーがいて、飛鳥が困惑していた。

 

「み、湊!!」

友希那「本当に懲りないわね」

紗夜「そもそも旧校舎の立ち入りは禁止だったはずよ」

 

 友希那と紗夜の言葉にヤラカシは憤慨していた。

 

あこ「それはそうと、もう飛鳥くんを虐めるのやめてくれない!?」

リサ「そうだよ。皆迷惑してるし」

燐子「……」

 

 あこ、リサ、燐子の言葉にヤラカシ達は飛鳥を見た。

 

「おい! 一丈字! 女子に庇われて恥ずかしくねーのかよ!!」

飛鳥「…いや、それを言うならその発言は差別」

「うるせえ!」

「お前の話は聞いてねーよ!!」

 

 と、飛鳥の発言に聞く耳持たないヤラカシ達に皆呆れていたその時、校内放送が流れた。

 

『1年3組一丈字くん。1年3組一丈字くん。大至急理事長室』

飛鳥「何だろう…」

 

 自分の名前が呼ばれて飛鳥は驚いていたが、ヤラカシは理事長に怒られると思ってほくそえんでいて、バンドガールのリアクションは人それぞれだった。

 

**************

 

 そんな感じで飛鳥は理事長室に向かうと、理事長だけではなく一人の老教師がいた。

 

飛鳥「…あれ、物理の亜院先生?」

亜院「おお、良く来たな!」

理事長「…一丈字くん。本当に申し訳ないのですが、君にお願いしたい事がありまして」

亜院「私が作った幽霊屋敷を試してみてほしいのだ!」

飛鳥「幽霊屋敷?」

 

 亜院の言葉に飛鳥が驚くも、扉から音が聞こえたので飛鳥は誰かが盗み聞きしていることに気づいた。

 

「うーん…よく聞こえないよぉ」

「あ、あこちゃん…だめ…」

「幽霊屋敷…?」

「えっ!!?」

 

 と、ガールズバンドが盗み聞きしていた。ヤラカシ達がどさくさに紛れて一緒に盗み聞きしようとしていたが、一部の女子生徒がガードしていた。

 

亜院「お前さんじゃろう? 転校してから色々やっている生徒は」

飛鳥「……」

理事長「亜院先生!」

 

 亜院の言葉に飛鳥は正直認めたくない気持ちでいっぱいだった。

 

亜院「まあ良い。お前の親には私から話をしておいてやろう!」

飛鳥「いや、私基本的に一人暮らしなのでそれは問題ないのですが…」

亜院「そうか。まあ、話は戻るが一丈字飛鳥。私の挑戦を受けてほしい!」

 

 亜院の言葉に理事長が呆れたように目を閉じて首を横に振ると、友希那が扉を開けた。

 

飛鳥「湊先輩!」

理事長「あなた達…」

友希那「話は全部聞かせて貰いましたが…。どうしても彼じゃないといけないのですか?」

 

 友希那がずがずがと中に入っていくと、他の生徒達も友希那を止めるように入ってきた。

 

亜院「無論だ! 勿論他の生徒達には騒がせて申し訳ないと思っている!」

 

 亜院のマイペースに大半の生徒たちは呆れるか苦笑いしていた。

 

友希那「…ちなみにですが亜院先生」

亜院「なんだ!?」

友希那「その幽霊屋敷に行くのは彼一人だけですか?」

「!?」

 

 友希那の言葉に皆が驚いていた。

 

リサ「ゆ、友希那!!?」

あこ「あっ! それだったらあこも行きたい!」

紗夜「コラ! そんな事が認められるはずがないでしょう!」

亜院「まあ、夜に行うから保護者が認めれば問題なかろう」

 

 紗夜の言葉に亜院が返答すると、紗夜は困惑していた。

 

飛鳥「あの、皆さん。無理はなさらないでください…」

友希那「無理? してないわよ」

 

 飛鳥の言葉に友希那はジト目で見つめる。

 

あこ「今回は虐められてる訳じゃなかったから良かったけど、それでも心配なの!」

 

 あこがそう言うと燐子も便乗するように頷いた。

 

モカ「やっぱり人数は多い方がいいんじゃな~い?」

つぐみ「モ、モカちゃん…」

沙綾「まあ、確かにそうだけどさ…」

りみ「……」

 

 何かバンドガールも行く感じになっていたので、飛鳥はイヤな予感がしていた。

 

「勿論オレ達も行くぞ?」

「いいよなあ?」

 

 と、ヤラカシ達が飛鳥に聞くが、

 

飛鳥「いや、私じゃなくて亜院先生に聞いた方が良くないですか?」

友希那「彼らは来させないでください」

モカ「まあ、来させなくても来そうだけど…」

亜院「まあええじゃろ」

「亜院先生!!」

 

 亜院の言葉にヤラカシ達が喜んだが…。

 

亜院「まあ、最も親から許可が出ればの話じゃがな」

「そんなの取らせるに決まってるじゃないですか!」

「いやっほう!!」

 

 と、男子たちがウキウキになっていて、飛鳥は目を細めた。

 

飛鳥「…あの」

友希那「くどいわよ」

飛鳥「いや、そうじゃなくて今井先輩が…」

リサ「…あ、うん。確かにアタシおばけすっごく苦手だけど、一人だけ行かないのもなんか嫌だし…うう…」

飛鳥「……」

友希那「最終的に来るから問題ないわ」

リサ「簡単に言わないでよー!!!」

 

 とまあ、お化け屋敷に挑戦することになりました。

 

 

 

つづく

 

第31話のアンケートです

  • 戸山香澄
  • 花園たえ
  • 牛込りみ
  • 山吹沙綾
  • 市ヶ谷有咲
  • 美竹蘭
  • 青葉モカ
  • 上原ひまり
  • 宇田川巴
  • 羽沢つぐみ
  • 丸山彩
  • 氷川日菜
  • 白鷺千聖
  • 大和麻弥
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