Roseliaをたおせ!   作:ダシマ

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第22話「お化け屋敷!」

第22話

 

 物理教師・亜院からの依頼で旧校舎を改造したお化け屋敷に挑戦することとなった飛鳥。果たして…。

 

*****************

 

 その夜。飛鳥は言われた通り集まっていたが、そこにはRoseliaと千聖、モカ、りみ、つぐみ、沙綾の5人が集まっていた。

 

飛鳥(じゅ、10人も…)

 

 ちなみにヤラカシ達も10人ほど来ていた。

 

亜院「よし、それじゃ早速実験を始めようかのう。21人おるから3人1組じゃな!」

 

 とまあ、こうしてくじ引きが行われたが…。

 

「うわーん! こんなのありかよー!!」

「男子で固まってるっておかしいだろー!!」

 

 何と言う事だろう。3組も男子で固まっていて、残りの1人が友希那、モカとペアだった。

 

(おっふ…)

 

 女子2人とペアになり、両手に華状態のヤラカシは内心いやらしい顔をしていたが、よりにもよっておばけに耐性がある2人とペアになっていた…。

 

 で、飛鳥はというとリサ、燐子とペアになっていた。

 

飛鳥「あ、宜しくお願いします」

燐子「よ、宜しくお願いします…」

リサ「宜しくね~」

亜院「それでは今度は順番を決めるぞい!」

 

 そして順番が決められたが、飛鳥チームが最後だった。

 

 ちなみにルールはこの通りである

・ 地下1階にあるゴール地点にたどり着くまでに、お札を取ってくる。

・ 途中でリタイアも可能だが、この時専用のアプリでリタイアを知らせる。

・ ちなみにお化け屋敷の様子はカメラでも確認できる。

 

そんなこんなでお化け屋敷が行われた。

 

(ここで活躍して、友希那ちゃん達のハートを射止めて見せる)

(一丈字よりも先にゴールして…)

(ていうか、どう考えてもくじ引き悪意あるくね?)

 

 とまあ、男子チーム3組が先に挑戦したわけだが、明らかに殺意高めの脅かし役が襲い掛かってきた。突然大きな音が鳴ったり、黒い虫っぽいホログラムがチャレンジャーのまわりにまとわりついたり、耳元で謎の声が聞こえたりして、男子生徒たちは悲鳴を上げていた。

 

 あっという間に3組脱落になって、中にはウンコを漏らしている者もいた…。

 

 これを見てバンドガールズは一体何に挑戦させられるんだと思っていた…。

 

 そして4組目、運よく友希那・モカと組むことになった男子。意気揚々と入っていくが、脅かし役が脅かしてくるなり、友希那やモカよりビビり散らしていて、他の2人を呆れさせていた。ちなみに友希那とモカもちょっとびっくりしていたが、男子が慌てふためいているのを見て冷静になった。

 

「…ふぇええええ~~~~~~ん。ぐふぅ…」

 

 最終的には何か赤ちゃんみたいになっていて、友希那とモカは『こりゃダメだ…』と言わんばかりに顔を合わせてリタイアした。

 

*************

 

 そしていよいよバンドガールズの番になった訳だが、

 

 

5組目:千聖・りみ・つぐみ

 

千聖「い、いい? 怖くなったらすぐにリタイアするのよ?」

つぐみ・りみ「は、はい…」

 

 一応千聖が最年長という事なので、弱音は見せられなかったのだが、りみとつぐみは明らかに千聖の足が震えていたので、彼女の名誉を守るためにもわざと自分たちがギブアップしたというふうにしてあげようと思った。

 

 そして虫のホログラムが襲い掛かってくると…。千聖は泡を吹いて気絶してつぐみが慌てて揺さぶってりみがリタイアを宣言した。

 

6組目:あこ・紗夜・沙綾

 

紗夜「ふ、二人とも。決して無理はしたらダメよ。そして勝手にはなれない事!」

あこ「さ、紗夜さん…」

沙綾「…その、もうやめましょうか?」

紗夜「ま、まだ早いわ!!」

 

 一応紗夜が最年長という事で、先陣を切るが正直怖い気持ちでいっぱいだった。何しろ気絶して運ばれた千聖を見たからだ…。

 

紗夜「わ、私一人なら最後まで行くところだけど、貴女達に無理はさせられないわ…」

あこ(めっちゃ強がってるなぁ…)

 

 紗夜も千聖と同様強がってはいるが、内心滅茶苦茶怖いのが見え見えだった。

 

紗夜「行くわよ!!」

 

 紗夜が先陣を切ろうとした次の瞬間、ホログラムの映像が浮かび出たが、それは中々ショッキングな画像だった。

 

紗夜「」

あこ「紗夜さーん!!!!」

 

 紗夜が気絶して沙綾がリタイアを宣言した。

 

*********

 

 そして最後は飛鳥・リサ・燐子チームになった。

 

飛鳥「まあ、皆さんの様子を見ると恐らくショッキングな仕掛けがあるんでしょう」

リサ「ううううう…」

燐子「……!」

 

 燐子もちょっと怯えていたが、リサが滅茶苦茶ビビっていて、困惑していた…。

 

 そして中に入る3人。ここまではいたって普通だが、いきなり大きな音がした。

 

リサ「きゃーっ!!!!」

燐子「!!!!」

 

 リサと燐子がいきなり飛鳥に抱き着いた。

 

飛鳥「大丈夫ですか?」

リサ「大丈夫じゃないよぉ~…」

燐子「…こわいです」

飛鳥「…リタイアしようと思えばできますけど」

リサ「確かにそうなんだけどぉ…」

 

 リサが目に涙を浮かべて飛鳥を見た。

 

リサ「でも、そんな事したら飛鳥くんがまた何か言われちゃうでしょ…?」

飛鳥「まあ、そうですけど先輩たちの方が大事ですよ」

 

 飛鳥の言葉にリサと燐子が頬を染めた。

 

飛鳥「白金先輩も無理はしないでくださいね。もし今回がダメだとしても、私一人で行くことになると思いますので」

燐子「は、はい…」

 

 こうして3人はゆっくり進んでいき、例のホログラムが来ると、

 

飛鳥「目を閉じてください」

リサ・燐子「!?」

 

 虫のホログラムが3人にまとわりついていたが、

 

リサ「い、一体何!?」

飛鳥「一言だけで言えば立体映像で脅かしてきています。ですが、大人しくしていれば大丈夫です」

リサ「わ、分かった…」

燐子「……」

 

 燐子がふと目を開けると、大きな黒い虫が自分の身体にまとわりついていて、青ざめていた。

 

 そして階段の所まで来た。

 

飛鳥「まあ、流石に階段に仕掛けはないと思いますが、慎重に行きましょうか」

リサ「う、うん…」

燐子「……」

飛鳥「焦らなくて大丈夫ですので、とにかく私のそばから離れないでください」

 

 飛鳥が思った他リードしてて、リサと燐子はこの頼もしさに段々心魅かれていった。そしてその様子を皆映像で見ていた…。

 

亜院「ほほう。流石じゃのう!」

モカ「かっくい~」

 

 と、亜院とモカが感心していて、男子たちはばつが悪そうにしていた。

 

 そしてこの後も飛鳥が先頭になって、仕掛けを次々とかわしていき…ゴールにたどり着いた。

 

飛鳥「お札ゲットだぜってね」

リサ「…やっぱり声似てるね」

飛鳥「?」

 

****************************

 

亜院「いやー。お前さん一人だったらもっと早かっただろう」

飛鳥「分かりません」

 

 お化け屋敷が終了して、亜院が飛鳥に話しかけていた。

 

亜院「お蔭でデータが取れた。感謝するぞ」

飛鳥「それはそうとあのホログラムって…」

亜院「ワシが集めた研究データを基にして作ったんじゃ。本格的じゃったろう」

千聖「…本格的にもほどがあるわよ」

 

 千聖と紗夜がめっちゃ怒っていたが、亜院はまったく気にしなかった。

 

亜院「さて、今回の研究はこれで終わりじゃ! 気を付けて帰るんじゃぞー」

 

 するとその時だった。

 

「ゆ、友希那ちゃん! 夜は遅いからオレが送って帰るよ!」

「紗夜ちゃん…」

「リサちゃん…」

 

 と、男子たちがここぞとばかりに一緒に帰ろうとしていたが、

 

モカ「飛鳥くんはモカちゃん達と一緒に帰ろうねー」

友希那「無論、私たちも一緒に帰るわ」

つぐみ「やっぱり凄いね…」

 

 モカ達はすぐに飛鳥とくっついて帰った。

 

「ああん!! 待ってぇ!!」

「絶対何か打ち合わせしたな~!!!」

 

 と、ヤラカシ達が憤慨していたが、そのうちの1人のスマホが鳴った。

 

「誰だこんな時に…」

 

 電話に出ると、

 

『あんた!! こんな時間まで何やってんだい!! すぐに帰って来な!!』

「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

 母親が怒鳴り声をあげてきたが、その怒鳴り声にヤラカシ達が全員ビビり倒していた。

 

飛鳥「……?」

千聖「ほっときなさい。全く無様ね」

紗夜「その通りね」

 

 本当に怖いのは幽霊じゃなくて女だ…飛鳥はそう思うのだった。

 

 

つづく

 

第31話のアンケートです

  • 戸山香澄
  • 花園たえ
  • 牛込りみ
  • 山吹沙綾
  • 市ヶ谷有咲
  • 美竹蘭
  • 青葉モカ
  • 上原ひまり
  • 宇田川巴
  • 羽沢つぐみ
  • 丸山彩
  • 氷川日菜
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