Roseliaをたおせ!   作:ダシマ

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第23話「すぐ期末テスト」

第23話

 

 お化け屋敷でも見事に活躍した一丈字飛鳥。

 

「くそう!! どうしてあいつばっかりモテるんだ!!」

「これこそワンパターンじゃねぇか!!」

 

 と、男子生徒たちはまたしても飛鳥に不満をぶちまけていた。

 

「…とはいえ、もうすぐテストだ。勉強しねぇと赤点だぞ」

「おい、待て!」

「?」

 

 ヤラカシの一人がある事を思いついた。

 

「…いい事思いついたぞ」

「いい事?」

「一丈字にケンカを売るからダメなんだ。こうなったら…」

 

**********************

 

「という訳で、今度の赤点取った女子はオレ達の誰かとデートな」

「いやいやいやいや」

 

 2年生の教室にてヤラカシがバンドガールにそう言い放つが、バンドガール達は困惑しながら手を横に振っていた。

 

千聖「懲りない連中ね! もう何度も断られてるのだから、脈がないって諦めるものでしょう!」

「こっちも譲歩して言ってるんだ!」

「それに彩ちゃんが赤点を取ったらパスパレだってまずいでしょ?」

麻弥「そ、それはそうですけど…」

 

 と、麻弥が困惑しながら返事すると、

 

「とにかく決定な!」

「一丈字は今回巻き込んでないから、問題ないだろ!」

「あー楽しみー」

 

 そう言って男子生徒たちは去っていった。

 

「…どうする?」

「どうするたって…」

「まあ、自滅するのは分かってるしな…」

 

 その頃、1年生…飛鳥達はというと、飛鳥もまた期末テストの準備をしようとしていたが、赤点を取ったバンドガールは男子とデートするというというペナルティが取り付けられている事を知った。

 

飛鳥(普通にセクハラじゃん。懲りないなぁ…)

 

 その時、隣の教室からモカとつぐみがやってきた。

 

モカ「飛鳥くーん」

飛鳥「青葉さん…」

モカ「あの話聞いた? 赤点取ったら男子とデートするって奴~」

飛鳥「…ええ。お伺いしておりますよ。まあ、もしそうなったとしても当日になって反故にしようとしたり、邪魔したりしようとする人がいて、結局出来なさそうですが」

 

 飛鳥が困惑するとつぐみが苦笑いした。

 

モカ「…まあ、蘭やひーちゃんも中間ちょっとヤバかったから頑張って貰うとしてー。飛鳥くん、アタシ達と一緒に勉強会しようよ~」

飛鳥「またですか?」

モカ「また~。中間の時も一緒に勉強したじゃ~ん」

飛鳥「…まあ、そうなんですがね」

 

 モカの言葉に飛鳥は苦笑いすると、

 

つぐみ「あの、もし良かったらまたうちの喫茶店に来てよ」

飛鳥「宜しいんですか?」

つぐみ「うん。それに…結構売り上げも貢献してくれてるって聞いてるから…」

 

 とまあ、そんなこんなでモカ、つぐみといったAfterglowと勉強することが決まったのだが、遅れてりみと沙綾がやってきた。

 

りみ「あっ…」

モカ「あ、りみりんにさーやじゃん」

つぐみ「…も、もしかして2人も?」

沙綾「あ、うん…。ダメかな…?」

 

 沙綾の言葉に飛鳥はつぐみを見た。

 

つぐみ「あ、勿論いいよ! でも全員来るの?」

りみ「その予定かな…」

つぐみ「じゃあまたお店を貸し切りにしないと…」

沙綾「此間はRoseliaも来たけど、あの人たちも来るの?」

飛鳥「いや、まだ声はかかっていませんけど…」

「勿論参加させて貰うわよ」

 

 Roseliaが現れた。

 

飛鳥「…湊先輩」

友希那「言ったでしょう。それから話は聞いてるわよね」

飛鳥「…デートの件ですか?」

紗夜「あ、それから一丈字くん。白鷺さんからちょっと話があるそうだから、放課後一緒に来てもらえるかしら」

飛鳥「わ、分かりました…」

 

 こうして飛鳥は放課後、バンドガールズと共に会議を行う事になったが、クラスメイト達は大変な事になったと飛鳥を見ていた。

 

飛鳥「…あ、また休学しましょうか?」

「いいいい!!!」

「ちゃんと学校に来て!!!?」

 

***************************

 

 そんなこんなでライブハウス『CiRCLE』にて、全バンドが集まっていた。

 

千聖「皆、集まってくれてありがとう。今回は私が司会進行を務めさせてもらうわね」

 

 と、千聖が前に立って説明をしていた。

 

千聖「皆も知ってるとは思うけど、今日あの男子共が私達の誰かが赤点を取ったらデートをするという約束を一方的に取り付けたけど、どう考えてもおかしいので、弦巻財団に協力して貰って、証拠を集めようと思うの」

 

 千聖の言葉を聞いて飛鳥は困惑していた。

 

千聖「いいわよね? こころちゃん」

こころ「勿論いいわよ。でも、デートって何をするのかしら?」

美咲「……」

 

 少なくともこころとデートしたい奴はいないだろう…と、美咲は思った。

 

千聖「まあ、男子共の願いは無視するとしても…。正直な話、一部のメンバーの学業の成績は本当に心配だから勉強はさせるわ」

 

 千聖がそう言うと一部のメンバー(香澄、蘭、ひまり、彩、友希那、あこ、はぐみ)が視線をそらした。薫とたえは堂々としていたが、彼女達もあまり良くない。

 

千聖「まあ、そう言う訳で私達もバンドごとに競い合う必要があるわ」

友希那「飛鳥の事でしょう?」

 

 友希那の言葉に飛鳥が困惑しながら友希那を見つめた。

 

千聖「その通りよ。まあ、マネージャー等は本人やご家族の意思がなければ難しいけれど、練習を見て貰う事くらいは出来るわ」

飛鳥(…オレ必要かなぁ)

 

 Roseliaを大幅にパワーアップさせて、他のバンドを大差で勝たせた男である。

 

友希那「だったら本気で負けるわけにはいかないわね」

リサ(ゆ、友希那が真面目に勉強しようとしてる…)

紗夜(いつもこうだったらいいのに…)

 

 と、リサと紗夜が感心している。

 

千聖「まあ、競い合うのは勿論だけれど…。前回の中間テストではAfterglow、Roselia、Poppin‘Partyが一緒に勉強会をしたそうね?」

飛鳥「ええ、まあ…」

友希那「貴女達は頭いいんだから必要ないじゃない」

千聖「確かにそうかもしれないけど…」

 

 千聖がプルプル震えていた。

 

日菜「あたしもおねーちゃんとテスト勉強したかったー!!」

友希那「家で出来るじゃない」

麻弥「それもそうですけど、声かけてくださいよ!!」

イヴ「そうですよぉ!!」

 

 まあ、友希那たちが飛鳥達と勉強会をしている間、パスパレとハロハピ(実質美咲と花音)はとてつもなく苦労をしたそうだ…。

 

友希那「まさか期末は自分たちに渡せなんて言わないでしょうね」

千聖「それについては心配ないわよ。今回はチーム分けをします!」

「チーム分け?」

 

 

 こうして期末テストが始まるのであった…。

 

 

つづく

 

第31話のアンケートです

  • 戸山香澄
  • 花園たえ
  • 牛込りみ
  • 山吹沙綾
  • 市ヶ谷有咲
  • 美竹蘭
  • 青葉モカ
  • 上原ひまり
  • 宇田川巴
  • 羽沢つぐみ
  • 丸山彩
  • 氷川日菜
  • 白鷺千聖
  • 大和麻弥
  • 若宮イヴ
  • 弦巻こころ
  • 瀬田薫
  • 北沢はぐみ
  • 松原花音
  • 奥沢美咲
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