Roseliaをたおせ!   作:ダシマ

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第24話「熱量」

第24話

 

 5バンド合同で勉強会が行われることになったが、皆飛鳥に勉強を見てほしそうにしていた。だが、流石に飛鳥の負担がかかるという事で、簡単なチーム分けが行われることとなった。その結果…。

 

<Aチーム>

りみ、沙綾、モカ、つぐみ、千聖、友希那、紗夜、リサ、あこ、燐子、飛鳥

 

<Bチーム>

香澄、たえ、有咲、蘭、ひまり、巴、彩、日菜、麻弥、イヴ

こころ、薫、はぐみ、美咲、花音

 

蘭「ちょっと待ってください! Roselia全員一丈字と同じチームって変でしょう!!」

友希那「それを言ったらハロハピも全員同じチームじゃない」

こころ「うーん…。決まってしまったものは仕方ないわ。一旦このチームで勉強会を始めましょう!!」

 

 とまあ、そんな感じで1回目の合同勉強会が始まった。

 

<Aチーム>

 

千聖「さて、Aチームだけれど…」

 

 千聖がリーダーとなってメンバーをまとめていた。

 

友希那「飛鳥。私の勉強を見て頂だ…」

紗夜「私が見ます!」

あこ「あのう…」

千聖「あこちゃんは私が見るわね♪」

 

 千聖が有無を言わせない笑みであこに圧をかけると、飛鳥は本当に大丈夫かと思い始めた…。

 

飛鳥「あのう、ちょっと宜しいですか」

千聖「何かしら?

 

 飛鳥が声をかけると、千聖が飛鳥に圧をかけた。

 

飛鳥「まず、それぞれの試験範囲を1回通してみませんか? 宇田川さんにも1度ご自身の力だけでやって頂いて、分からなかった所にチェックを入れていただいてそこから手が空いてる人に教えて貰いましょう」

 

 飛鳥の言葉に皆が驚いた。

 

友希那「…それに、貴女や紗夜もどさくさに紛れて飛鳥に近づこうとしてないかしら?」

紗夜「そ、そんな事はありません!!」

千聖「その通りよ」

沙綾「…でもまあ、学年も違いますし、まずは勉強することが大事だと思います」

 

 沙綾も飛鳥に賛成すると、一度その方向でやってみる事にした。

 

 そんなこんなで勉強会は黙々と行われることになった。友希那、あこにはわからなかったところにチェックを入れる形でやる事になったが、あこは表情を歪ませながらも問題を解いていったが、友希那は本当に興味なさそうにしていた。

 

 飛鳥も黙々とテスト勉強をしていたが、顔つきが明らかに別人で近くで見ていた沙綾、つぐみ、りみは驚いていたが、モカだけは最初から分かっていたかのように飛鳥を見つめていた。そして皆が飛鳥を見ている事に気付いた千聖と紗夜は沙綾たちを見ていた。

 

千聖「どうしたの皆」

紗夜「終わったのかしら?」

 

 千聖と紗夜に睨まれて沙綾たちは辟易していたが、

 

飛鳥「申し訳ございません。まだかかります」

 

 飛鳥が千聖と紗夜の方を見たが、まるで職人のようなオーラを放ちながら言うと、紗夜は辟易していたが、千聖もまた飛鳥が本当に普通の人間ではないと確信していた。

 

千聖(…間違いないわ。やはりこの子)

友希那「……」

 

 そして友希那もまた千聖が何かを企んでいるのではないかと思い…。

 

友希那「貴女達も手が止まっているわよ」

千聖・紗夜「!」

友希那「続けるわよ」

 

 そう言って助け舟を出すと、飛鳥もまた勉強を続けたが、明らかにスピードが速い。

 

 暫くして…。

 

「おねーちゃん! そっちはどう?」

 

 日菜が乱入してきた。

 

紗夜「日菜! こっちに来たらダメだって言ったでしょう!」

日菜「えー。進捗を聞くくらいいいじゃん。少なくともおねーちゃんは余裕でしょ?」

紗夜「……っ!!」

 

 日菜の言葉に紗夜は口をつぐむと、日菜は飛鳥を見つめた。

 

日菜「飛鳥くんはどう?」

飛鳥「8割ほど終わりました」

日菜「8割?」

 

 飛鳥の言葉に日菜が困惑していたが、沙綾たちは驚いていた。

 

沙綾「は、8割って…」

りみ「私達まだ半分も終わってない…」

 

 しかし、日菜が首をかしげているのは8割が終わっている事ではなかった。

 

日菜「え? 飛鳥くんならもうとっくに全部終わってる筈でしょ?」

 

 日菜の言葉に皆がまた驚いていたが、友希那やモカは日菜の言葉の真意が分かっていた。

 

飛鳥「ええ。確かに速読はやろうと思えば出来ますが、口だけでは信用して貰えませんし、他の皆さんと同じルールで勉強した上でクリアすれば問題ない筈です」

 

 飛鳥がそう言うと日菜は笑った。

 

日菜「成程! 千聖ちゃんもおねーちゃんもマジメだから、確かに証拠があった方がいいね! やっぱりあったまいー!!」

 

 日菜がそう言うと、千聖と紗夜が困惑していた。

 

飛鳥「まあ、そういう事なので私は戻りますね」

日菜「うん。頑張ってね!」

 

 そう言って日菜は戻っていった。

 

千聖「飛鳥くん」

飛鳥「何です?」

 

 千聖が飛鳥に話しかけた。

 

千聖「…もしかして、全部一通り終えたら、あこちゃんと友希那ちゃんの勉強を見るつもり?」

飛鳥「まあ、どっちかっていうと宇田川さんが優先ですね」

 

 飛鳥の言葉にあこが驚いていたが、

 

紗夜「どうして彼女に…」

飛鳥「…まあ、何というか宇田川さんは結構緊張されるんで」

千聖「どういう意味かしら?」

日菜「千聖ちゃん。そういう所だよ」

 

 日菜がまた扉から顔をのぞかせて、ツッコミを入れた。

 

日菜「千聖ちゃんもおねーちゃんも飛鳥くんが甘やかすと思って、何かと理由つけて自分たちが見るって聞かないでしょ。でもおねーちゃん達の性格を知ってるから、おねーちゃんや千聖ちゃんの顔を潰さないようにしようとしてたんだよ」

 

 そこまで考えていたのか…と、千聖と紗夜は飛鳥を見ていた。

 

飛鳥「申し訳ございませんね。宇田川さんも白鷺先輩や紗夜先輩が意地悪をしたい訳ではないというのは重々理解しておりますが、宇田川さんはプレッシャーをかけられると結構頭が真っ白になる所があるんです。そして一番の目的は宇田川さんにテスト範囲の内容を覚えて頂いて、本番で結果を出してもらう事です。ご理解をお願いします…」

 

 飛鳥の言葉に紗夜と千聖が言葉を失っていたが、日菜は困惑していた。

 

日菜「…って言っても、何だかんだ飛鳥くんが一番マジメだけどね」

飛鳥「そうですか?」

あこ「……」

 

 そしてあこは飛鳥に対して感動していた。

 

あこ「飛鳥くん」

飛鳥「何です?」

あこ「本当にごめんね。あこ、頑張るから!」

 

 と、あこが真面目に勉強に取り組むようになった。

 

飛鳥「フォローありがとうございます。日菜先輩」

日菜「うん! さっきも言ったけど頑張って!」

飛鳥「はい、日菜先輩達もご武運をお祈りします」

 

 と、めっちゃいい感じになっていた。

 

飛鳥「さて、私は戻りますね」

 

 さあ、どうなるテスト勉強!!!

 

 

つづく

 

第31話のアンケートです

  • 戸山香澄
  • 花園たえ
  • 牛込りみ
  • 山吹沙綾
  • 市ヶ谷有咲
  • 美竹蘭
  • 青葉モカ
  • 上原ひまり
  • 宇田川巴
  • 羽沢つぐみ
  • 丸山彩
  • 氷川日菜
  • 白鷺千聖
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  • 北沢はぐみ
  • 松原花音
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