数日後、はやては朝から鼻歌交じりに家事を行っていた。
「今日はご機嫌だね」
「うん! だって今日はなのはちゃんの家に行く日やもん!」
「なのは……ケーキショップの子だっけ? 今日だったのか」
「せやで。学校終わりにすずかちゃんの家の人が迎えに来てくれるんやって」
「そうかい。そりゃ良かったね」
「ンフフ♪ どんな服で行こうかなぁ」
はやては嬉しそうに家事を終わらせると自室へ向かって行った。
午後を少し回った頃、はやてがヤンに話しかけた。
「ヤンおじさん!」
「どうしたんだい? はやて」
「すずかちゃんから連絡あってもう少しで着くって!」
「そうかい」
「うん! 帰りは夕方頃になるはずやからハイこれ!」
はやてはヤンの目の前のテーブルにドンッと大容量紙パック紅茶を置いた。
「え?」
「もし喉乾いたらコレ飲んで待っててな」
ヤンは困惑しつつ頷いた。
その時、ちょうどインターホンの音が鳴る。
「あっ! 来たみたいやね」
「そうだね」
ヤンははやてが座る車椅子を押しながら玄関の扉を開けた。
外には1台のガソリン車が待機しており、アイドリング状態で静かなエンジン音を鳴らしていた。
「はやてちゃん」
車の後部座席の窓をが下がると、車内のすずかが手を振っていた。
「すずかちゃん」
はやてが手を振り返し、ヤンは車椅子を車の後部座席に近付けるとはやては器用に両手自重を支え、乗車する。
ヤンは、はやてから教わった通りに車椅子を畳むと、トランクに収納する。
「じゃあね行ってくるね〜おじさーん」
「あぁ、楽しんでおいで」
「お土産買って帰るからねー」
車は走り出し、はやては車窓から手を振りヤンはそれを見送る。
「さてっと」
見送りを済ませたヤンは家に戻ると、すっかり定位置と化したソファに座り読書を始めた。
ヤンはふと目の前にある紙パックの紅茶に目をやった後、ティーカップを用意する。
「この際、常温なのは仕方あるまい」
ヤンはそう言うと紙パックの紅茶に手をかける。
「あっ……反対か」
開ける方向と逆の方を開け、仕方ない両方を開け、慎重にティーカップに紅茶を注ぐと一口飲み込む。
「ん〜まぁこんなものか」
ヤンは頭を掻き、再びソファに座り込んだ。
数時間後、日も傾き夕焼けが窓から室内を彩り始めた頃、ヤンはずっと座っていたソファで背中を伸ばす。
「もうこんな時間か……そろそろ皆帰ってくる頃か?」
ヤンはそう言うと丁度そのタイミングで、家の鍵が開く音がした。
「おっと」
ヤンはゆっくりと立ち上がると玄関へ向かった。
「おかえりはやて」
「今帰ったで〜おじさん」
はやての膝の上にケーキの箱が置かれていた。
「楽しかったかい?」
「うん、お土産買ってきたで〜ところで皆は?」
「いや……まだ帰ってきてないな」
ヤンはゆっくりと車椅子を押しリビングに移動する。
「うーん、最近皆帰りが遅いことがあるんよなぁ」
「そういえば先日は夜遅くに帰ってきたことがあったな」
「その日は夕飯冷めちゃったんよなぁ。遅くなる時は一言欲しいわぁ」
はやては少し頬を不絡ませながら冷蔵庫にケーキの箱をしまった。
「それに皆……最近妙に疲れているような感じがするし……この前なんてなぁ、ヴィータがなぁほっぺに怪我しとったんよ」
「そういえば、絆創膏を貼っていたな」
「聞いても転んだの一点張りや……危ないことしてなきゃエエんやけど……そういえば」
「ん? どうしたんだい?」
「怪我といえばやけど、なのはちゃんとフェイトちゃんの二人も怪我しとったみたいでな、腕に包帯巻いとったんよ」
「そうなのかい?」
「聞いても二人共大丈夫って言うてたし、何でも学校終わった後に二人でボランティア? みたいな活動で怪我した言うてたわ」
「怪我するボランティアとは……危険じゃないのかい?」
「二人は大丈夫言うてるが……心配やわ」
はやてはそう言いながら夕飯の準備を進めていった。
「……皆……まだこうへんね……」
「今日もか……」
夜も深まり、夕飯時になったが、ヴォルケンリッターの面々が食卓を囲むことはなかった。
「もう! 先に二人で食べるで!」
はやては不機嫌そうに夕食を食べ始めた。
結局二人で夕食を済ませ、はやては夕飯の残りをラップをすると冷蔵庫にしまう。
「ふぅ~……もう……せっかく皆にお土産買ってきたのにぃ……」
はやては冷蔵庫からケーキの箱を取り出す。
「おじさん、私達の分だけ二人で食べちゃおうか。ちょっと手伝って」
はやてはそう言うとティーセットと皿を用意する。それをヤンがテーブルへと運ぶ。
「まったく……ここ最近帰りが遅いし連絡はないし……帰ってきたらお説教や!」
はやては半ばやけ食い気味にケーキを平らげた。
その夜、既に23時を回った頃、リビングでソファに腰掛けているヤンの横で同じソファでに腰掛けているはやては眠気で目元をこすりつつヴォルケンリッター達の帰りを待っていた。
「はやて」
「んー? おじさん?」
「眠いのだろ。そろそろ寝たらどうだい?」
「うーん……でもまだ皆が帰ってきてへんし……ケーキだって食べて欲しいし……」
「ケーキに関しては私から皆に言っておくよ。だからお前さんはもう寝なさい」
「うーん……そういうことなら」
はやては自分の携帯電話を充電器に接続した後、ヤンの手を借り車椅子に乗り換えると、自室へと向かった。
「ふう……コレは何かあったな……」
一人残されたヤンは定位置のソファに再び腰掛けてブランデーを一口、口に含んだ。
深夜2時を回った頃。
ヴォルケンリッターの面々は家主を起こさぬように静かに家の鍵を開け扉を開けた。
「はぁ……今日は結構きつかったな……」
「先日の戦いの疲れがまだ残っているみたいだ」
シグナムとヴィータは小言で悪態を吐く。
「やあ、おかえり」
その時、リビングの扉が開き、ヤンが玄関に現れた。
「や……ヤン、起きていたのか」
「まぁね。とりあえずリビングに行こうか」
ヤンに勧められ皆リビングへと移動した。
「さぁ、座ってくれ」
ヤンに促されて、全員リビングにある食卓の椅子を引き座る。
「今日、はやてが友人がやっているケーキショップでケーキを買ってきたんだ。皆にも食べて欲しいと言っていてね」
ヤンは冷蔵庫からケーキの入った箱を取り出すと食卓においた。食卓上にははやてが寝る前に人数分のケーキ皿とティーカップが用意されていた。
「ヤン。済まないが私達は疲れていて……ケーキはまた明日にでも……」
「まぁ、そう言わずに。折角はやてが皆のために買ってきてくれたんだ。賞味期限が切れる前に食べたほうが良いさ」
「あ、あぁ……」
「紅茶は私が淹れても美味しくないからね。紙パックのやつで我慢してくれ」
ヤンは食卓の中心に紙パックの紅茶を置く。シグナムは仕方なくケーキを全員に取り分けた。
「……」
ケーキを分けられた面々は、無言で口に運ぶ。
数十秒ほど無言の時間が流れる。
「さて……っと」
無言を切り裂くようにヤンが口を開いた。
「そろそろ話してくれないか」
「話すとは……何のことだ?」
「隠すことはない。君達……最近帰りが遅いだろ。はやてが心配しているんだ……隠れて何かしら危ないことをしているだろ。はやてに言えなかったとしても私には話してくれないか?」
「いや……そんな事はないぞ。なあ」
ヴォルケンリッターの面々はシグナムの意見に同意するように頷いた。
「そうか……シグナム」
「なんだ?」
「先程から左手で主に紅茶を飲んでいるが怪我でもしているのかい?」
「っ! こ、コレは……近所の子供達に剣術を教えていた時に少し怪我を……」
「子供達に剣を教えるほどの腕がある君がそんな事で腕を痛めてしまったのかい?」
「それは……」
「ヴィータ」
「なっなんだよ」
「さっき歩いている時、足を引きずっているように見えたが?」
「それは……転んだんだよ!」
「はやてが言うには、先日も転んだようだが?」
「う……う……」
二人は答えられず、気まずい空気が流れる。
「せめて私だけには教えてくれないかい?」
「……あぁ……わかった」
「シグナム」
「隠しきれないだろう……それに……現状私達は厳しい立場にあるから……ヤンが助けになるかもしれないしな……」
シグナムはそう言いながらヤンに顔を向ける。
「以前お前は言ったな、主の病気が私達に関係あるのではないかと……」
「あぁ。まさか……」
「あぁ……闇の書……コレが主を蝕む諸悪の根源だ」
シグナムはそう言うと闇の書をテーブルに置いた。
「コレを完成させない限り主の身体は蝕まれ続ける」
「完成させる方法が蒐集……他人を傷付け、魔力を奪うような行為なのよ。でも私たちは殺しはやっていないわ」
「あぁ、魔法生物を狩ったり、魔道士は気絶させるまでにとどめている」
「では今まで君達は」
「あぁ……いろいろな時空に行っては蒐集してきた」
「そうだったのか」
「順調に行っていたと思ったのだが……問題が発生してしまったんだ」
「問題?」
「時空管理局という、私達同様に魔法を使う奴らに目をつけられてしまって……」
「このままじゃ蒐集ができなくなっちまう……」
「時空管理局……よくわからないがその組織が大人しくなるまで息を潜めてから蒐集とやらを再開したら良いんじゃないか?」
「そんな悠長な時間はないんだ……」
「時間がない……まさか!」
「主に残された時間は……もう……」
「そん……な……」
シグナムは下唇を噛み締め、シャマルは目元に涙を浮かべる。
「だから私達は、時空管理局の邪魔があろうとも蒐集を続けるしか道はないんだ」
「そこでヤン、お前の力を借りたい」
「力を借りたいと言われても……私は君達のように魔法は使えないし誰かと戦うような力は……」
「そこは最初から期待していない。借りたいのは知識だ」
「知識?」
「あぁ。少し待っていろ」
シグナムはそう言うと別室に移動し、何かを抱えて戻ってきた。
「これは……私の軍服か…それとコレはブラスターじゃないか」
「そうだ、服は血まみれだったのでな。洗濯してしまっておいたのだ。この銃は内ポケットに入っていたぞ。なかなか返すタイミングがなくてな」
「そうだったのか」
ヤンはシグナムから軍服とブラスターを受け取る。
「私は命を狙われているときでさえ銃を仕舞ったままにしていたのだな……」
ヤンは自嘲気味に笑みを浮かべた。
「お前らしいということだろう、洗濯の時に軍服の襟元にあった階級章を確認してな。一本線の上に五角形の刻印が一つ。お前が所属していた軍がどういう階級制度かは知らないが、年齢等から考えて少佐クラスで指揮権を持っていたのではないか?」
「確かに指揮権を持っては居たが」
ヤンは苦笑いを浮かべる。
「頼む。お前の力を貸してくれ」
ヤンは頭に手を回し小さく掻く。
「はやてや君達には恩義もあるしな。わかった。微力を尽くすとしますか」
ヤンはブランデーを少量グラスに注ぎ、一気に飲み込む。
「それじゃあ。まずは状況を確かめさせてくれ、はやてに残された時間はどれくらいなんだ?」
「はやてちゃんの体力にもよるけど多分……今年中が限界だと思うわ」
「なるほど……蒐集とやらの進捗はどうなっているんだい?」
「まだ魔法生物狩りを初めて間もないからそれほどは……だが邪魔さえ入らなければ十分間に合うはずだ」
「だが……時空管理局が邪魔をするはずだ」
「なるほど……なぜ時空管理局とやらに感付かれてしまったんだ」
「それは……」
ヴィータが少し気まずそうに視線をずらす。
「ヴィータが先走ってしまってな……時空管理局員に襲いかかってしまったんだ」
「だってよ! あいつらの魔力なら一気に蒐集が進むし……早く終わればそれだけはやてが苦しむ時間が短くなるし……あと一歩だったんだよ……」
「良いところまで追い詰めたのだがな…結局増援が来て蒐集できずに撤退するしか無かったわけだがな……」
ヴィータは俯く。
「過ぎたことを言っても仕方ない。ところで、どうして相手が時空管理局員だとわかったんだ?」
「あぁ、自ら名乗りだしたんだ。確か……時空管理局の嘱託魔道士で名前をフェイト・テスタロッサと名乗っていたな」
「フェイトだって?」
ヤンは呟く。
「確かそう名乗っていた。なにか心当たりがあるのか?」
「いや……その場に居た人間で他に名前がわかるような相手は?」
「もう一人私が戦った相手が居たぞ。確か名前が……高町……タカマチな……な……なで始まった気が……な、な、な……なんとか? って言っていたんだが」
「もしかして、なのはとか言う名前じゃなかったかい?」
「そうだ! それだ!」
ヴィータは勢い良く数度頷いた。
「ヤンさん。なにか心当たりがあるんですか?」
「あぁ、少し待っていてくれ」
ヤンは充電中のはやての携帯電話を手に取る。ロックはかかっておらずそのまま操作を続け1枚の画像を選択した。
「この中に君達が戦った相手はいるかな?」
ヤンがヴォルケンリッター達に見せたのは、先日はやてが図書館の多目的室で撮影した自撮り写真だった。
写真を目にしたシグナム、ヴィータ、ザフィーラは息を飲んだ。
「この二人だよな?」
「あぁ間違いない……この二人だ……だが」
「どうして主とこ二人が一緒にいるんだ?」
三人は顔を見合わせた。
「ここに写っている子達は……はやての友達なんだ」
「まさかはやてちゃんの友達が時空管理局の人間だったなんて……」
「だが手加減はできない……」
「そうだ。こいつらを……時空管理局を倒さないとはやては……」
「やるしかないんだ」
ヴォルケンリッター達は再び決意を露にした。
「あー少し良いかい?」
ヤンが小さく手を挙げる。
「水を差すようで悪いが、話を聞く限り私達は戦略的に極めて不利な立場にある、戦術レベルの勝利が戦略レベルの敗北をつぐなえないというのは軍事上の常識だ。つまり今の私達じゃ時空管理局には勝てないよ」
「なぜだ!」
「自慢じゃないが私達は時空管理局の奴等には負けるほど弱くはないぞ!」
「あぁ……わかっているよ、だがどんなに頑張ったって腕と足は二本ずつだ。人数差というのはひっくり返らないよ」
「それは……」
「現に前回の戦いでも援軍が来たから撤退したと言っていたよね。相手は時空管理局という組織的な存在だ。私達のような少数の戦力では勝ち目がないよ」
「だが……あの程度の増援なら返り討ちにすることだってできたが大事を取って撤退しただけで……」
「もし君達が、増援を倒せるだけ強かったとしてもきっと次は倍の量の増援が来るはずさ。その次は更に倍。そうすればいずれ数の暴力で押しつぶされてしまう」
「だが……どうすれば奴らに勝てる」
「時空管理局に勝つ方法は……正直ないだろうね。それこそこちらに味方が湧き出る魔法の壺でもあれば話は別だが」
ヤンは肩を竦める。
「残念ながらそんな魔法はないだろうがね。だからまずは作戦目標の認識を改める事が重要だ」
「作戦目標の認識を改める?」
皆一様に理由がわからず肩を竦める。
「そうさ、私達の最終目標は時空管理局を倒すことじゃないだろ。はやてを生かすこと。違うかい?」
「間違っていない。だがその為には障害となる時空管理局を黙らせる必要があるだろう?」
「いや、黙らせる必要はない。邪魔さえさせなければいい。むしろ協力させてしまったっていいのさ」
「だが……敵である私達に協力してくれるだろうか?」
「その敵というのは誰がいつ決め付けたんだい? この戦いは別にいがみ合っている国と国の争いではない。むしろ偶発的な小競り合い、相対的な敵でしか無いさ」
「だが……既に戦端は開かれてしまったんだぞ……しかもこちらから……」
「そこは……まあ、言い訳次第でどうにでもなるさ。それに相手は軍ではなく時空管理局と名乗っているんだろ」
「あぁそうだ」
「管理局という名前から察するにある種の治安維持組織の様な存在だろう、そんな存在が無意味に戦火を広げたいとは思わないと信じたいが……」
ヤンはもう一度頭を掻く。
「それで、どうやって奴らと協力関係を築くつもりだ?」
「そうだな、こちらは敵ではなくむしろ被害者であり協力者であり、救助対象だと思わせることが必要だ。敵を減らし敵にとっての敵を増やしてしまえば後は情報量が物を言うだろう……全員、時空管理局に顔は知られているかい?」
「私とヴィータ、ザフィーラは直接戦ったから顔は知られているだろう……シャマルは……どうだろうか?」
「私は今回後方で待機していたから、知られていないと思うわ」
「そうか……それなら」
ヤンは天を仰ぐと数回深呼吸をした。
「シャマル。今後の作戦の要は君になるだろう」
「え? 私?」
シャマルは面食らったように唖然としていた。
「ヤン。シャマルはどちらかと言うと後方支援員で……」
「そうですよ、私じゃ……」
「いや、今回の作戦ある種の情報戦だ、シャマルの顔を知られていないというのは十分なアドバンテージになる、後は……」
ヤンが全員を見回す。
「全員が高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応してくれれば問題ないさ」
「?」
皆理解できないといった表情で呆然としていた。
「さて、シャマル。君が使える魔法についていくつか聞きたい」
「え? あっはい」
「まず1つ、私を宙に浮かすことはできるかい?」
「ええ、ヤンさん一人くらいなら大丈夫だと思います」
「そうか、もう一つ質問だ、なるべくド派手な魔法は使えるかい?」
「ド派手な……魔法ですか? そうですね……光の玉を出すくらいなら……威力はさほどありませんが……」
「それで十分さ。後、君達のみと……傍受されずに意識疎通できる便利な魔法はないかな?」
「そうですね。私達のリンクを繋げば念話は可能かと」
「そいつは重畳。さて最後に一つ。私を連れてワープみたいなことは出来るかい?」
「ワープと言うよりは、転移ですかね。短距離なら可能です」
「それはどれくらい?」
「数回やればこの街から隣町に行けるくらいですね」
「そうか。そうなると……」
ヤンは顎の下に手を置き思案する。
「よし、それじゃあこれから大まかな作戦を説明するよ」
ヤンは作戦を説明する。
「いや、これで……どうにかなるのか?」
「まあ……奇策と言うか……」
「デタラメというか」
「まるでペテンだな」
ヤンの作戦を聞いた面々は散々な感想を持った。
「少なくとも相手を交渉のテーブルに着かせることは出来るはずさ。作戦の成功率を高めるためにも、決行日は次の新月の深夜だ」
「あぁ、だが深夜となると主に心配をかけてしまうな」
「あぁそこは問題ないよ。その日から検査入院を入れれば問題ないさ」
「ぬかりはないようだな」
ヤンの計算高さに一縷の望みを抱いた。
原作だとヤン提督が暗殺された時はブラスターを携帯していなかったようですが、ここはご都合主義の世界なので
階級章はノイエ版を参考にしようかとも思いましたが、その場合ヤン提督の階級がわかりやすくなってしまい、インパクト不足かなっと思ったので旧TVを参考にしました。