魔法使いの女子高生   作:ぬぬぬぬも

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異世界でやる、ツーリング

 私たちは昨日、約束したと通りお寺に集まった。それぞれ荷物を入れたバックを持ち、5円玉を使い異世界に行った。

 

 「ナオちゃん、今日はまず冒険者ギルドに行って登録しに行くから。私とセナはもう登録してあるからナオちゃんだけ登録だけだね。」

 「冒険者ギルドってなに?私、異世界とかのアニメとかでなんとなく聞いたことあるけど、どういうやつなの。」

 「うーん、セナ、説明オナシャス」

 「んだね、まず冒険者は何でも屋見たいな感じで特に強いモンスターを倒す仕事が花形だべ。そんで、ギルドっていうのは組合ってこと。農業組合に農家が収穫したやつをみんなそこに出荷してお金をもらうべ、それと同じで冒険者がギルドから仕事を受けてお金をもらう。」

 「うん、なんとなくわかったような気がした。」

 

 ギルドの説明をした後、昨日言っていた小屋の方に向かった。トタンで作られた小屋は所々さびていて扉はスムーズに開かず少し癖がある。

 さび臭い小屋の中には砂ぼこりがかぶっていた。

 

 「これって電気で動くヤツ?」

 「そう、屋根にソーラーパネルあってそれで充電するの。充電器に刺さってるやつ。満充電にしておけば、すぐに走れるんだ。」

 「すげぇ」

 

 バイクに私とセナが持ってきたのバッテリーを差し込み、走る準備と点検を軽くしたあと、ヘルメットと装備を付けて小屋の外まで引っ張っていった。私とセナはバイクの乗り方と注意することをナオちゃんに教えた。そして、ある程度練習をして出発できるようになった。

 

 「それじゃあそろそろ出発するから。ナオちゃん、私にしっかりつかまってね」

 

 私はみんなに無線で声をかけて先頭で発進した。異世界には舗装された道路はない。だから、でこぼこ道はゆっくり走り、人の踏み分け道を通り、馬車のわだちは通らないようにしなければならない。ナオちゃんをしっかり見ていられるように、私が前、セナが後ろを走る。

 

 「ユキちゃんとナオちゃん、大丈夫だが? 特にナオちゃんはなれないバイクに乗って。」

 「案外大丈夫。ナオこそ、おいてかれんなよ。」

 

 私は慣れないナオちゃんのためにゆっくりと走っていく。

 

「それにしても急に山道になるね。出発のところは草原だったのに。」

 「そうなの、あそこは特別で、私たち以外は入れないみたいで、魔物は入れないし、この世界の人も入れないみたいなの。いるとしても虫くらい。」

 

 理由はわからないけど、あそこにいれば絶対に安全なのだ。説明書があったり誰かが守ったりしているとかではないが、私が中学生の頃の経験としてわかっている。

 走り始めて少したった時にナオちゃんがつぶやいた。

 

 「さっきから思ってたんだけど、このバイクってどこで手に入れたの? 中学生2人が買えるようには思えないけど」

 「実はね、私の叔父さんがこしゃってもらったの」

 

 このバイクは市販では売ってなく、セナの叔父さんに作ってもらったのだ。叔父さんは普通の農業をしているのだが、DIYが趣味らしく頼めばいろいろ作ってくれるのだ。顔が広いらしくて、車両関係で働いている人からいらない部品をもらったりしてこのバイクを作ったらしい。

 趣味でここまで作れるとは私には絶対に無理だと思う。ちなみに、学生の私たちにお金は払えないので、仕事の手伝いで支払っている。バイクの時は相当こき使われたような気がした。

 

 

 

 ――そんなこんなで話しながら進んでいるとだんだんと木々が開けてきて、人がいる雰囲気のする道に出てきた。周りには畑があり、バイクでもスムーズに進めるようになってきた。

 もう少し進むと目的地に着くのでナオちゃんに報告する。

 

 「ナオちゃん、もう少しでギルドにつくからね。ここから走りやすくなるし、人も見えてくるからね。」

 「うん」

 

 少し疲れたような返事がナオちゃんから帰ってきた。そうしているうちにだんだんと町のような風景になってきた。そこで私たちはバイクを止めて、持ってきた軽食を取りながら休憩を始めた。

 




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