・この作品は『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』のクロスオーバー作品です。
ただし、他の主要な作品とは違い、吉井明久がチートでもありませんし、基本的には原作
忠実の設定をしています。なので、これが気に入らない人にはあまりお勧めできません。
ですが、同時にただのクロスオーバー作品ではなく、しっかり自分で一つのストーリーを
作って書いています。なので、『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』どちらも知ら
ない人でも、片方を知っている人でも、両方知っている人でも、一度は読んでみてくださ
い。
・ついでに全部見ていただいて、よければコメントください。できればアドバイスや、原作
知識であれば嬉しいです。というか正直なんでもいいです。
そして朝、
『アハハハハー』
『マッテヨーアキヒサクーン』
『ゼッタイニガサナイカラネー』
『ヤッチャウヨー、イマヤッチャウヨー』
「待ちなさい吉井ー!」
…どうしてこうなった…
話は10分ほど前に遡る。
「え?明久、朝ごはんも食べないのか?」
「いや?食べているよ?」
「それは食べてるとは言わない…」
僕は糖分(砂糖)と塩分(塩)を食べながら話をする。
うーんこのジャリジャリとした感触が何とも…
「それより、妹紅さんはたべないの?」
「私は別に大丈夫なんだ。」
「大丈夫って、それはダメだよ妹紅さん!っちゃんとご飯は食べないと!」
「・・・・ああそうか、お前は忘れてるんだったな。なんか色々と新鮮な気分だな。」
「?」
「ところで明久、何でそんなに金ないんだ?」
「え?あーそれはなんだけどね…」
まずい。何といえばいいんだろう。説明するには少々事情が情けなさすぎる。それに無駄な心配はかけたくない。
「もしかして部屋の中にいっぱいあったあの棚の何かか?」
「えっ!?」
なんでバレた!?というかなんで僕の部屋に入ってるの!?
「慧音に聞いたら、ゲームソフト?とか言ってたな。」
「あ、そっちね…」
危ない危ない。棚の裏にあるあの聖典のことかと思った。
「あ、そうそう。あれを少し買いすぎてねー!それでお金が足りなくなってたんだー!アハハ…」
ふう。これで誤魔化し切れたかな?
「なるほど…金遣いが荒いのか…じゃあ…」
「あ、やばい。もうこんな時間じゃん。」
そろそろ行かないと遅刻しちゃう。
「妹紅さん、学校行かないと。」
「私が管理…か。嫁みたいだな。」
「こめ?」
「あ、いや!何でもない!そんなことより、そうだな!学校行くか!」
「う、うん。」
少女、少年移動中…
「みんなおは…え?なに?どこに…キャー!」
「明久!?」
なん、なんだ一体!?
「…ん?って縄!?誰が!?って…え?」
何この状況…
周りには黒ずくめの服を着た集団が僕を囲むように、見下ろしている。その様子はさながら異端審問のようだ。
『諸君、ここはどこだ?』
『 『 『最後の審判を下す法廷だ』 』 』
『異端者には?』
『 『死の鉄槌を!』 』
『男とは?』
『 『愛を捨てて哀に生きる者!!』 』
『宜しい。それではこれよりー2ーF異端審問会を開催する!』
…もう一回寝たい…
というか、教室も暗い…いや、これは暗幕か。
どうやら、これは新学期1日目にてサバトの会場と化してしまったFクラス教室のようだ。
『ー罪状を読み上げたまえ』
『はっ須川隊長。』
なるほど。須川くんか。おそらくあの船越先生の件での報復かな?
後でぶっ殺そう。
『えー被告、吉井明久(以降この者を甲とする)は我が文月学年の2年Fクラスの生徒であり、この者は我らが教理に反した疑いがある。罪の罪状は少女の洗脳及び誘拐である。本日朝、甲が同Fクラスの女子生徒である藤原妹紅(以降この者を乙とする。)を誘拐して、学校に来ていたところを我々同士が発見し、確保。その後、甲と乙の関係について充分に調査した後、甲に対して然るべき対応を…』
『御託はいい。結論だけを述べたまえ。』
『女子と一緒に登校していて羨ましかったであります!!!』
『うむ。素直で宜しい。』
うん。清々しいくらい正直で、
今すぐにでも殺したい。
「さて、被告、遺言はあるか?」
「何で遺言!?僕に弁明の余地は残されてないの!?」
というか、その声は雄二!完全に楽しんでやがるな!
「というか、別に僕と妹紅さんはそういう関係じゃないっていうか…」
『ではどのような関係だ?』
「それはもちろん…」
ん?
よく考えてみると僕と妹紅さんってどういう関係だ?
僕は記憶がないけど、昔僕と妹紅さんは一緒にいたって言っていたし、そういう点では幼馴染かも知れない。
でも、それより一緒にいると安心できて、実際一緒に住んでいるしなんというか…
「家族…?」
『結論、死刑。』
『『意義なし』』
「え?何で!?」
周りから黒づくめの集団が迫ってくる。ちょいちょい、君たち。その鎌や鉈一体どこから出したんや。
というか、君たち僕のこと殺す気満々だよね。それ、どう見てもレプリカには見えないんですが…
「ま、しょうがないか。」
縄を抜け出して教室から抜け出す。
そして全力で…
「走れぇぇぇぇー!」
そうして今に至る。
『被告が逃げたぞ!』
『追えー!』
「吉井ー!許さないわよ!」
うん?
「ちょ!何で島田さんまで!?」
「絶対許さないわよ!」
何でだー!
*
「相変わらず、吉井はギリギリね…」
早く来なさいよ。
「まあ、あやつは朝は弱いらしいからのう…」
何で知ってるのよ。
「でも、藤原も来ないのは意外だな。真面目なタイプだと思ってたんだが…」
あの女ね…
「ていうか、結局あの女一体誰なのよ!授業中ずっと吉井にベタベタして!」
正直羨まし…ふしだらよ!
「ああ、確かにな。聞いた話じゃ幼馴染って話だが…」
幼馴染?それなら…
「幼馴染?にしては仲がちと良すぎる気がするのう。」
うん、やっぱりそうよね。
「・・・・・あの新任教師も明久のことをずっと見ていた。」
…はい?
「うおっ!ムッツリーニ!」
へぇ。私を差し置いて二股ねぇ。
吉井のくせに…
「あいつ…殺す。」
「まあまあ、島田。落ち着くのじゃ。」
ガラッ
「お?来たみてえだな。」
「全く…相変わらず遅いわね…」
「じゃのう…」
さて、とりあえず一発…
「みんなおは…え?」
その時瞬間的に2ーFクラスの生徒の脳に電撃が走る。
『なぜ奴がクラスのアイドル妹紅さんと一緒に…?』
『まさかもう付き合っているのか!?』
『許せん!』
へー。
「え!?なに!?」
『もしかしてあいつら二人はすでに…?』
やっぱり…?
「どこに…!?」
『とりあえずしばれ!そして昏倒させろ!』
そういう関係なのね?
「キャー!」
『異端審問じゃー!』
「殺す!」
「・・・・・・地獄じゃ。」
時間は少し経ちまして…
「で、お前は誰だ。というかなんで私はこんなところに呼ばれてるんだ?」
「いえ?ただちょーっと聞きたいことがありまして、ね。」
「すまん、藤原。」
ここは2年と1年の教室の間にある階段…ってそんなことはいいのよ!とにかく私が聞きたかったのは…
「何で吉井と一緒にいたの?」
この女、藤原妹紅は、私の宿敵、吉井明久と一緒に通学してきた。
つまり私の敵。
「まあ、一緒に住んでるからな。」
…はい?
「え?」
「私も慧音も知り合いが明久ぐらいしかいないからな。」
「へ、へぇ?」
つまり同棲ってこと?吉井と?しかも慧音先生も一緒に?へー?ていうかどさくさに紛れて『明久』って…
「風呂とかも入り方教えてもらわなければならなかったもんしな。」
ブチッ
「ちょっと教室行ってくるわ。秀吉、あとはよろしく。」
「こ、心得た。」
タタタタタ。
「…私、なんかやっちまったか?」
「次は言い方を直すといいと思うのじゃ藤原よ。」
学校、楽しい。でも帰宅が遅くなるのが困りごと。今この作品の表紙絵描こうと思ってるんだよねー。期待しないでね?