・この作品は『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』のクロスオーバー作品です。
ただし、他の主要な作品とは違い、吉井明久がチートでもありませんし、基本的には原作
忠実の設定をしています。なので、これが気に入らない人にはあまりお勧めできません。
ですが、同時にただのクロスオーバー作品ではなく、しっかり自分で一つのストーリーを
作って書いています。なので、『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』どちらも知ら
ない人でも、片方を知っている人でも、両方知っている人でも、一度は読んでみてくださ
い。
・ついでに全部見ていただいて、よければコメントください。できればアドバイスや、原作
知識であれば嬉しいです。というか正直なんでもいいです。
「つ、疲れた…」
結局ぼく含めるクラスメイトたちは補充試験を実質的に一部サボってしまったおかげで、鉄人の地獄の補修を喰らうことになってしまい、結局試験が終わる頃には、もう5時過ぎになってしまった。
「さて、明久、藤原、島田、秀吉、土屋。少し話したいことがある。集まってくれないか?」
「どうしたの?」
「なんじゃ?」
「・・・・・早くしろ」
「また何かやるの?」
みんなで教壇近くに集まる。
教壇に立った雄二がいう。
「俺たちは、明日Bクラスと戦る。」
「え!?」
「Bクラスじゃと1?」
いきなりBクラス?流石に戦力差がありすぎる気がするけど…
「無理だと思うわよ?今は木下さんもいないんだし…」
「・・・・・戦力差。」
ん?でもよく考えてみたらDクラスの時、室外機が対Bクラスにどうとか言ってたような…
「雄二、もしかしてあの、室外機…」
「お?覚えてたのか?明久にしてはいい記憶力じゃないか。」
「一言余計だよ!」
雄二が茶化すのをやめて真面目な顔になる。
「正直に言おう。」
神妙な面持ちでいう。
「どんな作戦でもうちの戦力じゃAクラスには勝てない。」
急な敗北宣言。雄二らしくもない。
まあ、でも仕方ない。Aクラスとの40人ほどは、まだBクラスより少し点数が高いほどだ。でも、残り10人ほどはヤバい。特に学年1位の霧島翔子さん。彼女の点数は桁がちがう。奇襲したとしても、返り討ちに遭うだけだろう。
おそらく、妹紅でも勝てない。
代表である桐島さんを倒せない以上、勝ち目はない。
「つまり、Aクラスは諦めて、Bクラスを倒すということですか?」
「ウチはそれでもいいけど…」
まあ、Bクラスでも、十分設備は豪華だ。
「いや、俺らの目標はAクラスをやることだ。それは曲げない。」
「でも、さっきの言い方的におかしくない?雄二。」
「いや、勝つ方法はまだある。あくまで、クラス単位では勝てないと言っただけだ。」
「つまり?少数精鋭で戦うということですか?」
「惜しいが少し違う。」
「というと?」
「俺たちは、一騎打ちに持ち込む。」
!なるほど。
「でもどうやるのよ?」
「それにBクラスを使う。」
使う?Bクラスを?どうやって?
「試召戦争で下位クラスが負けた場合の設備はどうなる子知っているな?」
「え!?も、もちろん。」
知らない、とはいえない。
「私は知らないぞ?」
「そうか、藤原は確かに留学生だからな。説明しておくと、下位クラスが負けると、設備のランクが下げられる。逆に上位クラスが負けると、設備が入れ替えられる。」
「なるほどな…」
助かった…普通に知らなかった。
「つまり、交渉するってことか?そのルールを使って。」
交渉?
「へえ、鋭いな。」
「それほどでも。」
「…二人でわかり合わないでよ。僕たちはまだよく理解してないんだから。」
「?ウチは何となく理解したけど?」
「わしも理解しているのじゃ。」
「・・・・・同意。」
…
「あ、あはは…ジョークだって、ジョーク。」
「じゃあ、説明できるか?」
「できません。」
ううっ、僕の味方はいないの?
「明久、私が説明するぞ。簡単にいうと、おそらく、坂本はBクラスをやったあと、設備の交換の代わりに、Aクラスに攻め込ませるつもりだろ。で、Aクラスにそれを伝えて、一騎打ちにするんだろ。」
なるほど。わかりやすい。さすが妹紅さんだ。そして…
「さすが雄二、悪辣な手法はお手のものだね!」
「ムッツリーニ、ペンチ。」
「やめてよっ!僕を爪切りいらずの体にするつもりっ!?」
全く、なんて野蛮なやつなんだ!
「ふむ、しかしそれでも、問題はあるじゃろう。体力としては辛いじゃろうが、Aクラスとしては試召戦争の方がマシじゃろう?」
あ、確かに。
「それにの、」
「一騎打ちには勝てないんじゃ、ってか?」
それもよく考えたらそうだ。一騎打ちには間違いなく、霧島さんが出るだろう。それに勝てるのはおそらく、ムッツリーニの保健体育ぐらいなものだろう。
「そこは大丈夫だ。色々と考えがある。」
いつものにやけた笑みが浮かぶ。
「ふーんまぁ、考えがあるならいいけど。」
「ああ。それじゃ、解散!」
帰り道。
「おい、」
「なんだ坂本。」
と妹紅さん。
「どうしたの坂本くん。」
と慧音先生。
「・・・・同居ってマジだったんだな。」
「うん。」
とは僕の声。
「死ね。」
「ストレート!?」
なんてストレートな『死ね』だ!?まあでも気持ちはわからないでもない。僕だって他の男子が二人の綺麗な女性に囲まれてたら大いに水を刺しに行くだろう。
「ところで雄二、なんでAクラスを狙うの?」
そういえば聞いたことなかったなーと思い、そんなことを聞いてみた。
「ん?それは今話さなくてもいいか?」
「?何か事情があるの?」
「ああ、まあ色々とな。」
雄二らしくない達観した表情。よくわからなかったけど、突っ込むのはやめておいた。なんとなくその方がいい気がしたから。
「じゃあまた明日な。」
「うん。」
「捕まるのを待ってるぜ。」
「手は出さないよ!」
ハハハと笑いながら雄二。全く、僕のことをなんだと思ってるんだ。
「ところでなんだけどさ、」
「おん。」
「僕は昔妹紅さんとどういう関係だったの?」
「ん〜まあ幼馴染っていうか、親子っていうか…まあ、お互いに仲は良かったな。」
「へ〜」
「慧音さんは?」
「慧音は…私にとっては恩人だな。んでお前にとっては…教師、かな?」
「教師?、ていうと…どういうこと?」
「まあ、色々あったんだよ。」
遠い目をしていう妹紅さん。きっと大切な思い出だったのだろう。
その顔を見て、僕は一つの決意をした。
「妹紅さん」
「どうした明久。」
「絶対思い出すからね。」
「!・・・・ああ。」
絶対思い出してみせる!妹紅さんのためにも!
*
「ここ、どこ?」
少年の前に広がる霧。彼は湖に遊びにいっていた。しかし、突然出てきた霧に隠されて帰り道を見失った。
「妹紅ー!慧音ー!」
叫んでも声は届かない。途方に暮れた少年が起こした行動とは、
「とりあえず歩こう。何か見つかるかもしれないし。」
最もバカな選択だった。
そして歩き続けた少年は突然、
「とりゃー!」
「うわっ!」
後ろから誰かにぶつかられる。
「誰!?」
「アタイを知らないとはいい度胸ね!よく聞きなさい!」
・・・・・なんか長くなりそうだ。と思う少年。
「あ、じゃあそういうことで〜。」
「!待ちなさい!」
君子危うきものに近寄らず。
その精神で逃げようとする少年に氷の妖精は躊躇なく牙を向ける。
「アタイを無視したわね!無事で済むと思ったら大間違いよ!」
氷の妖精は突然強大な氷塊を生成する。
後ろから投げられる氷塊。少年が気づいた時にはすでに遅い。
「うわ〜!」
少年はゴミクズよろしく吹き飛ばされた。
コメントが欲しい…。まあ文章が稚拙なのは認めるけれど…もう少し見て欲しいな。