・この作品は『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』のクロスオーバー作品です。
ただし、他の主要な作品とは違い、吉井明久がチートでもありませんし、基本的には原作
忠実の設定をしています。なので、これが気に入らない人にはあまりお勧めできません。
ですが、同時にただのクロスオーバー作品ではなく、しっかり自分で一つのストーリーを
作って書いています。なので、『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』どちらも知ら
ない人でも、片方を知っている人でも、両方知っている人でも、一度は読んでみてくださ
い。
・ついでに全部見ていただいて、よければコメントください。できればアドバイスや、原作
知識であれば嬉しいです。というか正直なんでもいいです。
・さらについでに書き忘れで東方キャラの設定は基本は原作忠実に行こうとしているので
キャラについて詳しく知りたい人は調べてください。
バカテスト 生物
[第六問]
問 以下の問いに答えなさい。
『花の中でも特に花言葉「愛」を示す花の名前を答えなさい。』
藤原妹紅、木下優子の解答
『薔薇』
先生の返信
惜しいですね。薔薇だったら正解なのですが。黄色のバラは特別に嫉妬を表す花です。
吉井明久の解答
『チューリップ』
先生の返信
珍しく正解ですね。どこでそのような知識を得たのですか?
土屋康太の回答
『チューベローズ』
先生の回答
狙ってやっているのであれば後で生徒指導室にきてください。
(ゲスト)風見幽香の回答
『赤いチューリップ、カーネーション赤い薔薇、ミモザ
、ベゴニア、黄色のガーベラ、紫のグラジオス・・・・・・ールド、ナデシコ』
先生の回答
もう満点でいいです。
「よし、お前ら。これから俺らはBクラス戦を始める。」
僕たちは教壇に立つ雄二を見上げるように座る。その目には闘志がこもっている。
「準備はいいか?」
『おおーーー!!』
さすがだ。午前中ずっとテストを受けていても下がらないモチベーション。これがこのクラス唯一の武器だろう。
「今回は、戦線を拡大させないようにすることが要だ。だから、前線部隊は渡り廊下線では負けてはならない!」
『おおーーー!!』
「前線部隊は藤原が指揮を取る!野郎ども!きっちり死んでこい!」
『おおーーーーー!!!!』
『妹紅さーん!!』
「私は前線に出るな、だってさあ。まあいいけど。」
「まあ、戦死されると困るからねぇ。」
正直、妹紅さんはこのクラスの最大戦力だ。Dクラスにたった一人で勝ったということで有名になってしまっている。Dクラスならばともかく、Bクラスの生徒に囲まれたらいくら妹紅さんでも戦死してしまう。それを避けるために、雄二は妹紅さんを前線部隊部隊長に配備したのだろう。
キーンコーンカーンコーン
昼休み終了ベルが鳴る。開戦の合図だ。
「よし!行ってこい!目指すはシステムデスクだ!」
『サー!イエッサー!』
今回の作戦のもと、僕たちは全力で廊下を走る。
今回の僕たちの主力教科は数学だ。これは、Bクラスには文系が多いという情報と、長谷川先生はなぜか、召喚可能範囲が多いというのが主な理由だ。あとは、英語のライティングの山田先生と物理の木村先生もいる。慧音先生は他のクラスで授業があって、来られないそうだ。
「いたぞ!Bクラスだ!」
「高橋先生を連れているぞ!」
正面を見るとゆったりと歩み寄ってくるBクラスの生徒たちが確認できた。人数は大体10人ほど。様子見といったところだろうか。
「生かして返すんじゃねーぞ!」
そんな危ない言葉を皮切りに戦争が始まった。
『Bクラス 野中長尾 VS Fクラス 近藤吉宗
総合 1943点 764点 』
なっ、なんて強さだ!桁がちがう!
『Bクラス 金田一裕子 VS Fクラス 武藤啓太
数学 159点 69点 』
『Bクラス 里井真由子 VS Fクラス 君島博
物理 152点 77点 』
圧倒的な戦力差で第一陣(10人ほど)が次々とやられていく。まずい。やられる前にフォロー入れないと!
出ようかどうか迷っていると、横から声がかかる。
「なあ、明久。私、出るか?」
ふむ、確かにここは妹紅さんが出るべきだろう、が。
「うーん。いや、僕が出るよ。」
ここで万が一にも妹紅さんが戦死すると、勝ち目がほぼなくなる。
「サモンっ!!」
『 数学 吉井明久
68点 』
「あ!あいつ!」
「あの時の…!」
「絶対ぶちのめしてやる!」
さっき少し眠らせておいたBクラス生徒たちが殺気立つ。
「出たわ!吉井明久よ!」
「あの時はカッコよかったけど…」
「敵として全力で戦わせてもらうわ!」
そしてなぜか女子からも殺気に近い何かを向けられる。なんか背筋がゾワゾワするのは気のせいだろうか。
「長谷川先生!Bクラス岩下律子です!Fクラス吉井明久君に数学勝負を申し込みます!」
最初に突っ込んできたのはBクラス女子の岩下さん。
「あ、私も手伝うわ!」
そこにもう一人女子が入ってくる。うーん僕って女子にそんな恨みを持たれることしたっけなぁ。
『サモンっ!』
『Bクラス 岩下律子&菊入真由美
189点 151点 』
くっ、さすがはBクラス。点差は圧倒的だ。
レイピアを持った召喚獣と弓を持った召喚獣と向き直る。
「ハァァァー!」
レイピアを構えて一体の召喚獣が突っ込んでくる。
隙だらけでも、さすがはほぼ200点の召喚獣。勢いが凄まじい。
でも、
「それじゃあ僕には当たらないね。」
レイピアを避ける。そしてすれ違いぎわに木刀を五発ほど切り込む。これが僕の点数で触れる最大数だ。
「ヤァっ!」
「見えてるよ。」
矢を飛んで避ける。
「そしてそれも、わかってる!」
着地点を狙っているレイピア目掛けて木刀を投げ込む。
「キャッ!」
レイピアに弾かれて帰ってくる木刀を掴んで弓持ちの召喚獣に突撃する。
「くっ、この!」
敵が弓を放つ。でも、もう遅い。
「ここだ!」
矢をよけ、そのまま頭に木刀を叩き込む。
「う、うそっ!」
その召喚獣は、戦死していた。
そう。これは『急所』をたたいた結果だ。普通なら倒しきれない点数でも、倒せるようになる方法を僕なりに見つけようとしていた。その関係で気づいたことがあり、それは召喚獣の脳のあたり、つまり頭に直撃させると、通常の何倍ものダメージが出ることに。そして、今僕は相手の脳天を直撃させることに成功した。もちろん、彼女は僕みたいな『観察処分者』でこそないから、痛みはないだろうが、僕はおそらく痛みだけで死んでしまうだろう。
「戦死者は補修ー!」
「真由美ー!くっ、許さないわよ!」
レイピアを持って突撃してくる召喚獣。さっきの反省か、少しは隙の少なくなった構えをしているものの、
「甘い。」
レイピアをいなし、懐に入る。
「ここだっ!」
木剣を腹に突き刺す。
相手の点数がみるみる減っていき、0になる。
「戦死者は補修ー!」
連れて行かれる岩下さん。
「くっ、悔しいけれど、少しだけカッコよかったわ。またね。次は負けないから!」
僕はもう勘弁だけどね。
「なっ!やられただと!?」
「相手の点数は、たったの68点だぞ!?」
「くっ!至急本陣から救援を頼め!こいつは例の留学生と同じく本気でかからなきゃいけなそうだ!」
あーらら。随分と警戒されちゃった。
「吉井隊長に続けー!」
「Fクラス並みの点数でも勝てるってことはあの人が証明してくれた!」
「気合いだせー!」
逆にこちらは燃え上がっていらっしゃるFクラス諸君。
「中堅部隊がきた!入れ替わりつつ、戦死はするな!吉井と留学生、あいつらは4人以上で挑め!絶対に1対1になるな!」
そんな相手の指示が聞こえてくる。とりあえず狙いは成功。相手を徐々に下がらせて、Bクラスに閉じ込める作戦は順調に成功しそうだ。
「明久、ワシらはいったん本陣に戻るぞ。」
「ん?なんで?」
秀吉が後方からやってきていう。
「本陣の方で何かあったの?」
「それが…Bクラスの代表が…」
「代表が?」
「あの根本じゃそうだ。」
「根本?ていうと、あの根本恭二?」
「うむ。」
根本恭二という男は、とにかく評判が悪い。カンニングの常連だとか、喧嘩に刃物を持ってくるだとか、とにかく目的のためなら手段を選ばないらしい。
まあ、何かしてくるとは思えないけど…行くに越したことはないか。
「一応戻っておいた方がよさそうだね。妹紅さん、あとは頼める?」
「わかった。」
妹紅さんに前線維持を頼んで、秀吉と一緒に本陣へ戻った。
もう直ぐ期末テストだ〜!!死んでくれー!ていうか室内楽でアンテやるのが楽しみすぎてテストとか正味どうでもいい。