・この作品は『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』のクロスオーバー作品です。
ただし、他の主要な作品とは違い、吉井明久がチートでもありませんし、基本的には原作
忠実の設定をしています。なので、これが気に入らない人にはあまりお勧めできません。
ですが、同時にただのクロスオーバー作品ではなく、しっかり自分で一つのストーリーを
作って書いています。なので、『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』どちらも知ら
ない人でも、片方を知っている人でも、両方知っている人でも、一度は読んでみてくださ
い。
・ついでに全部見ていただいて、よければコメントください。できればアドバイスや、原作
知識であれば嬉しいです。というか正直なんでもいいです。
・さらについでに書き忘れで東方キャラの設定は基本は原作忠実に行こうとしているので
キャラについて詳しく知りたい人は調べてください。
「うわ、酷。」
「卑怯じゃのう。」
教室に引き返した僕たちが見た光景は、穴だらけになった卓袱台と、へし折られたシャープペンシルのばら撒かれた姿だった。
「これじゃ、補給試験を受けられない。」
「うむ、地味じゃが…点数に影響出る嫌がらせじゃな。」
「まあ、作戦に支障はない。気にすんな。」
「え?いいの?」
なーんかひっかるんだよねー。
「ふむ、話は変わるのじゃが、雄二はなぜこの教室がこのような様になっているのを黙っておったのじゃ?普通は追い出すなりなんなりするところじゃと思うが…」
「ああ、それなんだが、協定を結びたいという申し出があってな。調印のために教室を空にしてたんだ。」
「協定じゃと?」
「というと?」
「ああ、四時までに決着がつかなかったら戦況はそのまま、続きは明日の9時に持ち越し、その間は試召戦争に関する一切の行為を禁止する、てな。」
「え?それを承諾したの?」
「ああ。」
「じゃが、体力勝負的に持ち込んだ方がワシらの方が有利じゃろう?」
「ああ、藤原以外はな。」
あ、そっか。
「あいつらを教室に押し込んだら今回の戦闘は終了だろう。つまり作戦は明日以降ってことになる。」
「そうだね、この調子じゃ本丸は落とせないかも。」
「ああ。つまり今回は藤原個人の戦闘力が鍵となる。」
つまり局地的な戦闘になるってことだろうか。それともDクラス戦みたいに妹紅さんが一人で無双してくるとか。
「だから受けたということじゃな。藤原が全力の状態で挑めるように。」
「ああ。正直この提案は俺たちにとって都合がいい。」
うーんでもそれにしてはその申し出をしてまでやることがこんなちっちゃいことだとは到底思えない。あの根本恭二はそんなに甘いやつじゃない。
昔から僕はあいつの面倒臭さを実感している。
「明久、とりあえずワシらは前線に戻るのじゃ。何かされていたらかなわん。ワシは先に言っておくからの。」
秀吉はそういうなり教室を駆け足で出て行った。
「あ、そだね。雄二、あとはよろしく。」
そう言って立ち上がると、不意に何かを見つめている島田さんがいた。
「島田さん、どうかしたの?」
話しかけると、島田さんは振り返る。その目は心なしか赤くなってる気がした。
「あ!いや、大丈夫よ!う、ウチはなな、何もないから!だから私、先行ってるから!じゃあね!」
「へ?あ、はい。」
たーっと走り去っていく島田さん。うーんなんというかすごい勢いだったなぁ。
「ん?なにこれ。」
島田さんが去った後の席をよく見ると、破れた紙のようなものが散らばっていた。
「うーん。まあ、いっか。わかんないし。」
とりあえず保留ということにして前線に戻った。
少年移動中…
前線近くまで戻る。そこには数がかなり少なくなったBクラスの生徒と、ジリジリと後退するFクラスの姿が見えた。
ん?なんで下がっているんだろう。遠目で見えるBクラスの生徒は2人ほど。囲んで倒せばいいのに。
「おお、明久、戻ったか!」
「うん。行ってくるね、秀吉。」
「気をつけるのじゃぞ!」
秀吉と言葉を交わして、最前線へと走る。すると、見慣れた後ろ姿が見えてきた。
「妹紅さん!」
「明久!戻ってきたか!」
妹紅さんの召喚獣は…まだ戦死はしてない。ただ、少し傷がついている。ただ、まだ余裕はありそうだ。
「戦況はどんな感じ?」
「ああ、それなんだがな、」
妹紅さんが少しためらうようにいう。
「あの、島田って子が、人質に取られちまった。」
「え!?」
人質、とはこの場合の意味では手足を取って(※あくまで召喚獣の話です)戦闘不可な状態にした状態で放置することだ。トドメを刺されず、拘束されると、召喚フィールドから出られないままとなってしまう。
というかさすがだな、根本くん。器物損害、人質、と卑怯な手のオンパレードだ。
ってそんなことより!
「それって結構まずいんじゃない?」
「ああ、まあな。こっちも下手に手出しができない。できるなら戦力を減らすわけにもいかないからな。おかげで前線の展開はこんな有様だ。」
ふーむ。ん?でもよく考えると島田さんはさっき出て行ったばっかりだよね?それなのに人質に取られるなんて…
「ねえ妹紅さん、島田さんはどんなふうに人質に取られたの?」
妹紅さんに聞くと、彼女はうーんと思い出すように上を見上げた後、いう。
「なんか脇目も振らずに飛び出していってBクラスの教室に突撃して行ったな。正直なにがあったのか私にはわからん。」
うーん、やはり何かあったのだろうか。
「一回本人に聞く必要がありそうだね…」
前線の前に進む。すると、そこには囚われた島田さんとそれを守るように立ち塞ぐ二人のBクラス生徒がいた。
「島田さん!」
「…」
返事がない。まるでただの屍のようだ…
よし、なら…
「総員突撃ー!」
「ってちょっと待てー!」
Bクラスの生徒からのツッコミが入るも、それを無視して突撃する。
「みんな、よく聞け!あの島田さんは偽物だ!本物の島田さんならあのような状況だったら暴れてでも逃げようとするだろう!」
「確かに!」
「さすがは吉井隊長だ!」
僕の言葉に便乗して、Fクラス生徒たちが突貫する。
「おいおい!なんだあいつら!?」
「いくらなんでも心がなさすぎだろう!」
「人質をとるようなやつだけには言われる筋合いはないね!」
二人の召喚獣に一瞬で詰め寄る。島田さんの召喚獣にトドメを刺そうとする一人の召喚獣。
「でも遅いっ!」
その斧を上に弾き、島田さんの召喚獣を助け出す。
「人質がっ!」
「くそっ!」
僕を追おうとしてももう遅い。ふたつの召喚獣に群がるFクラスの召喚獣たち。元々消耗していたBクラスの召喚獣はみるみる点数をらしていき、0となった。
「戦死者は補修ー!」
「いやだぁぁぁー!
「助けてぇぇー!」
鉄人に連れて行かれる二人のBクラス生徒。いい気味だ。
「ったく、相変わらず強引だな。」
「あ、妹紅さん。」
妹紅さんがため息をつきながら近づいてくる。
「まぁ、いいじゃん。助かったんだし。」
「あーまあ、それもそうだな。」
納得してくれる妹紅さん。正直、今回は僕もだいぶ酷かったなーと反省はしてるんだよ?でも、あのままだとジリ貧だったし、仕方なかったんだ。
ん?あれ?よく考えてみると島田さんからなにも言われてないな。
島田さんの方を向き直る。しかし、そこには島田さんの影も形もなく、召喚獣も消えていた。残されていたのは、濡れた毛のようなものだけだった。
結局その後、戦争はお互いに様子見のまま終わり、次の日の朝から始まるという協定通りの結果となった。
ムッツリーニからの情報でCクラスに行った雄二たちはその後何か一悶着あったらしいが、僕は、クラスにカバンを残したまま帰ってしまった島田さんが心配で、そのことは正直どうでも良かった。
何かとても嫌なことが起きていそうでどうにも居心地が悪かった僕は妹紅さんと一緒に先に帰った。どうも嫌な予感が残ったままだった。
様子がおかしい美波…一体何が!?
と言うわけで分冊版です。Bクラス戦っていつも面白いよね。二巻はようやく第二回戦が終わったところです。伏線やらオリジナルストーリーやら何もかも追加しまくったせいで本当に進みが悪い…というわけでここで二巻のラスボスは一体誰でしょう?え?ラスボス?なんのことやねん!
明久:そういえば作者はあとがきの書き方を変えたんだね。
雄二:ああそうだな。お前の後書きといえば自分の書きたいことだけ書いて作品ネタなんてほとんど入れない適当な後書きのはずなのに。
作者:そだねー。でもこうしなきゃ面白くない気がしたんだよね。ぶっちゃけ他の人の後書をパク
雄二:そこはリスペクト、だろ?
作者:あ、そうだね。『respect』だよね。やっぱり。
雄二:ちっ、何ネイティブかぶれの発音で喋ってんだ。気持ち悪りぃ。
作者:『r』は英語をやる人なら誰でも発音できなきゃダメだよ?コツは舌の真ん中あたりを口の一番上につけてurrrラッみたいに発音すること!
雄二:これだから英検一級は…
明久:ねえ二人とも、さっきから話してるリスペクト、ってどういう意味?
雄二 作者:お前はまず小学生からやり直せ