・この作品は『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』のクロスオーバー作品です。
ただし、他の主要な作品とは違い、吉井明久がチートでもありませんし、基本的には原作
忠実の設定をしています。なので、これが気に入らない人にはあまりお勧めできません。
ですが、同時にただのクロスオーバー作品ではなく、しっかり自分で一つのストーリーを
作って書いています。なので、『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』どちらも知ら
ない人でも、片方を知っている人でも、両方知っている人でも、一度は読んでみてくださ
い。
・ついでに全部見ていただいて、よければコメントください。できればアドバイスや、原作
知識であれば嬉しいです。というか正直なんでもいいです。
・さらについでに書き忘れで東方キャラの設定は基本は原作忠実に行こうとしているので
キャラについて詳しく知りたい人は調べてください。
「今回のやつはちょいと面倒だったな、流石に歴史が長すぎた。ま、さっさと帰ろ。妹紅のことも心配だしね。」
*
「…ん?あれ?妹紅?」
あれから月が沈んだすぐ後、居間から小さい声がする。
私はその声に駆けつけるように襖を勢いよく開ける。
「明久!」
思わず明久に抱きつく。小さい体を抱えるように抱く。
「ったく、こんな小さい体で無理しやがって!」
あ、涙が…まあもういっか。
「ちょ、妹紅、痛い痛い!」
「うるさい!勝手なことした罰だ!」
生きていた嬉しさに思わず抱く力も強くなっていく。
「あの、ちょっ、本当に痛い!本当に痛いんですけど!?」
「え?」
「背中が!ありえない方向に…!」
頭が冷えて視界が明快になる。そして腕の中を見ると…
「・・・・・・・」
背中をくの字にされるぐらい強く抱きしめられている明久が…
「あ、だ、大丈夫か明久!?」
「うん…離して、欲しいです…」
「あ、うん。すまん。」
とりあえず明久を放す。私が殺しちゃ洒落にもならん。
放すとなんかよくわからないけど安心感が失われた様に感じた気がした。
明久はふう、と息を吹くとゆっくりと口を開いた。
「えっと、それでその、妹紅?」
「あき──いや、聞こう。なんだ?」
正直言いたいことはだいたいわかるが、念のため聞いておこう。
「その、ごめんなさい!」
ある意味予想通り明久はその小さい頭を下げて謝る。
「勝手に動いて妹紅のことを危険にして、言う事聞かずに勝手に逃げて…あとは迷惑をかけて、ごめんなさい!」
「・・・・明久。」
「うっ、」
私が怒ってると思っているのか泣きそうな顔をする明久。でも、私が言いたいことは少し違う。
「確かに私は怒っている。」
「うっ」
「だが、理由は別に私が危険な目に遭ってからでも、お前が家出したからでもない。」
「──え?」
「私は別に自分が危険な目に遭うことなんて日常茶飯事だ。それにお前は子供だ。家出の一回や二回ぐらいするもんさ。」
ま、て言うか私が昔やったことに比べたら、な。子供の可愛い犯行で済めるだけましだ。
「じゃ、じゃあ何に怒ってるの?」
なんとなく腕を組んで上から見下ろす。
・・・・なんか私親みたいだな。
「明久、確か自分は死ねない、とか言っていただろ?」
「え?あ、うん。」
「それで確かお前は死ぬために色々したんだっけな。」
「・・・うん。」
「明久、お前その時なれたんじゃないか?死ぬ様な事態に。と言うか死ぬことに。」
これは私にも起きたことだ。最初は死なないこと事態、あまりよくわからなかったが、すぐに意味が理解できた。慣れてくると、もう大抵のものが怖くなくなっちまったんだよな。
「もっと言えばお前は自分の体の感覚が麻痺しちゃってるんだ。どうせ死なないってな。」
「!それは…でも…!」
認めたく無いよな。いつの間にか自分が嫌ってたはずのその不死性に自分が頼りきっちまってたことに。
「お前は自分の身を大事にしなかった。」
私だって、昔そうだった。自分が噛みちぎられようと、焼かれようと、砕けようと。何が起きてもそれ以上の自分に対する怒りが自分の理性を焼き切っていた。
「うん…」
項垂れる明久。思い当たることがあるんだろうな。私も言われたよ。あいつにな。
「だからな、一つ約束して欲しいんだ。」
私は一息吐いて続ける。
「もうこれから、心配をかけないでくれ。このままお前が自分の身を無駄にするところを、私は…見ないふりはできないんだ。」
これは私の本心だ。もう明久が傷ついて死にそうになるのを黙って見ることはできない。
しかし答えない明久。おそらくいま明久の心の中では揺れている、贖罪の気持ちと、死に対する渇望とが。
ここで私はある決意をした。
「明久、少し昔話をしよっか。」
「?」
私の過去、あいつにだって話してなかったのになぁ。
不思議と明久に対しては話すことに対する躊躇も、全て消えちまうんだよな。
──────
「私もさ、昔はただの子供だったんだよ。
もう何百年も前のことになるかな。私はある男の子供だったんだ。私はその男、というか父親のことだな、は尊敬してたんだ。まあ、と言うか親として好きだったんだよ。
で、まあ私がそうだなまだ十になる前ぐらいか?お父さんがある女になんか求婚したって言うんだよ。
え?不倫?あー、違う違う。その時はみんな何人も妻を持ってたんだよ。まあそれでその女っていうのがさ、五人?だったかな、の男から求婚されてたんだよ。それでさ、その女は条件を出したわけなんだが、それが、5つの神宝?の回収だったんだ。私の父親が…なんだったけな?まあななか要求されたんだよ。それでまあ、私の父親はただの人間だったから無理だったんだよ。それで恥をかかされて、それで昔はその女を恨んでたんだよな。
まあそれから色々あったんだが、その女が帰ることになったんだが、その時に残した薬があってな。それがその、不老不死の薬だったんだ。で、その不老不死が色々あって山に埋めることになったんだが…え?色々って?すまん。正直私にはよくわからなかったんだよ。まあ、それでさ、その、埋めるために作られた人たちのところに私が…付いていってな、それで…まあ飲んじまったんだよ。薬を。
それからは…地獄だったな。お前も、そうだっただろ?私が不死だと知るとみんな怖がる。みんな私を迫害する。一時期はどうしても死のうと思ったな。
そこから、また長い時間が経ってまあ私はもう理性を捨てちまってな。ただひたすらに何もかも間についた奴らを殺しまくってたんだ。お前はまだ見たことないかもしれないが、ここには妖怪もいてな。それをただ殺してたんだよ。まあそれもさ、無意味なのがわかるんだよ。それで、無気力になったんだ。まあそれがまた何百年と続いてえ?いま何歳だって?あ〜強いて言うなら何百歳ってところか?まあそんなことはよくてな。それでいつだったかな。私の感覚でもだいぶ前のことだが、山の中を散歩していたらさ、いたんだよ。その女がさ。それからはもう、そいつにひたすらやり場のない怒りをぶつけてたな。今からすればそれはだいぶ理不尽だったなとは思うけど、まあ当時の私には言ってもどうしようもなかっただろ。
ま、それで色々あって今、明久。お前に出会ったってわけだ。
──────
「〜〜〜〜」
「ごめんな。話長くなっちまった。」
「あ、大丈夫、です…」
「はは、まあそれでさ、私は、まあお前と同じ様に不死身、なんだが今私は昔ほど死にたいなんて思うことは無くなったんだ。なんでかわかるか?」
「え…」
「それはな、生きがいができたんだよ。」
「生きがい?」
「ああそうだ。」
「生きた貝がそんなに美味しかったの?」
「そうじゃない!」
何言ってんだ明久…
「生きがいだ。つまり生きる目的だよ。」
「生きる、目的?」
「ああそうだ。まあ私の場合はその、例の女との戦いなんだよ。戦いにまあ、生き甲斐を見つけたんだよ。」
まあ最近は言うほど戦ってないんだけどな…
「それでさ、私は一つ言いたいんだよ。」
「え?」
これで心を変えてくれるかどうか…
「死ぬより、生き甲斐を見つけてみないか?」
これは私の勝手な気持ちだ。でもそれでももう家族だとも思ってる明久に死んでほしくない私のただの我儘(エゴ)だ。
でも…
「・・・・・」
ダメか。
思わず諦めかけた時ゆっくりと明久の口が動く。
「妹紅、僕も話すよ。僕の、僕の過去に何があったのか。」
え?いま?話してくれるのか?あれだけ自分のことについては渋っていたお前が?しかし今えはその驚きよりも一体何があってあそこまでなったのか。そこが気になり、思わず口をつぐんでしまう。
そうしてゆっくりと口をひらく明久。その話に私は、本当に同情すらできなかった。
一週間後
「明久!準備できたか!」
「ま、まだ!」
「早くしろ!」
明久の最初の登校日が迫ってきていた。
来週からテストなのでしばらく投稿が止まります。ご了承ください。過去編はついに寺子屋編に突入!みんな大好きのあの人も出てくるよ!
妹紅:おい作者、なんで私の過去があんな安っぽく書かれてるんだ?
作者:いや、君が話したんでしょ…まあ、あれだよ。1000年以上前のことなんてもう詳しい感情だって覚えてないでしょ?
妹紅:それでも大して辛い過去も送ってないお前がよく言うな。
作者:僕普通の家で普通に暮らしてるただの人間なんすよ…
妹紅:まあそれもだいぶ大変そうだがな。お前の住んでる国って確かあれだろ?中国?だったっけかな。の国から犯罪者がたくさん入ってきて大変なことになってるんだろ?
作者:そうだねぇ。この前も、なんか中国人が女の子を盗撮する最悪な動画が回ってきたんだよね…最悪だよ。あんな人間、人間じゃないよほんと…
妹紅:人間じゃない?私みたいなか?
作者:あ、あなたみたいに人間の枠を超えたってことじゃなくて人間の心も何もないってことなんだよ…
妹紅:まあそう言うわけでみんな中国人に限らず外国人や不審者には気をつけろよ!女の子がいる親はちゃんと送り迎えしてあげろよ!
作者:それ僕のセリフ!?