・この作品は『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』のクロスオーバー作品です。
ただし、他の主要な作品とは違い、吉井明久がチートでもありませんし、基本的には原作
忠実の設定をしています。なので、これが気に入らない人にはあまりお勧めできません。
ですが、同時にただのクロスオーバー作品ではなく、しっかり自分で一つのストーリーを
作って書いています。なので、『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』どちらも知ら
ない人でも、片方を知っている人でも、両方知っている人でも、一度は読んでみてくださ
い。
・ついでに全部見ていただいて、よければコメントください。できればアドバイスや、原作
知識であれば嬉しいです。というか正直なんでもいいです。
・さらについでに書き忘れで東方キャラの設定は基本は原作忠実に行こうとしているので
キャラについて詳しく知りたい人は調べてください。
そして時間は移り、9時を少し過ぎた頃。
「ドアと壁をうまく使うのじゃ!戦線を拡大させるでないぞ!」
戦線は正に苛烈を極めていた。
雄二の「敵を教室に押し込め」という指示のもと、戦争を進めていたのだが、問題が一つ。
「島田さん!下がって!」
「わかってるわよ!」
その問題というのがそう。今突っ込んでいっている島田さんだ。
うーんさっきからずっと突っ込んじゃっているんだよなー。
しかも教科はよりにもよって島田さんは壊滅的な古典。正直、前に行くだけでも戦死しかねない。
昨日から何か様子がおかしかったらしいけど…なにがあったんだろう。
「左側入口押し込まれている!」
「古典、戦力が足りない!援軍!」
あ、まずい。このままじゃ古典側が壊滅しちゃう。
「明久、私、行こうか?」
「あー、うん。お願い。」
正直、僕が出るのもいいんだけど、できればAクラス戦まで隠しておきたいんだよね、隠し球は。
「右側、教科が変更された!現国だ!」
「数学の教師は!?」
「Bクラスに拉致されたみたいだ!」
まずい。Bクラスは文系多めだ。だからこそ右側は数学フィールドにしていたが、そっちも国語にされると、押し切られる。
「仕方ない。」
左側に行く。そして妹紅さんに一言。
「右、行って。左は任せて。」
「、ああ。」
短い言葉で意図を共有する。さすがは妹紅さん。成績に恥じない頭のかいてんの速さで助かるよ。
妹紅さんが去ったのを確認する。
さて、僕は…
「竹中先生、ヅラ、ズレてますよ。」
「え!?あ、先生は少々席をはずします!」
頭を抑えて周囲を見回す竹中先生。
いざという時の脅迫ネタ〜古典教師編〜をここで使うことになるなんて…正直予想外だ。
「さて…これでしばらく時間ができる。」
古典側の人に指示を出す。そこで僕は一つのことに気付く。
「あれ?島田さんは?」
島田さんらしき姿が見えないのに気付く。
…何か胸騒ぎがする。
「秀吉、ちょっと僕補給に行ってくる、だから指示お願い。」
「?わかったのじゃ。」
さて。でもいったいどこにいるのやら。
「ーら、ーで。」
「ん?」
微かに階段側から声が聞こえてくる。
「行ってみよう。」
階段側に歩く。すると、僕が普段からよく見ているポニーテールの後ろ姿が見えてきた。
「あっ!島田さ…」
島田さん、だけじゃない。ほかにも一人、確かにいる。
その相手は…うーんここじゃよく見えない。
もう少し近づく。すると、相手の姿が少しずつ見えてくる。
「!あれは…」
知らない相手ではない。いや、むしろよく知った存在だった。
「おかっぱ頭、長身、捻くれた笑み。間違いない。あれは、」
根本恭二。
でも、なぜ?なんで彼が今ここに?
彼の性格上、こんな危険なことは普通しない。
少し様子を見るか。
「なんでとったりしたの?」
島田さんが何か言っている。とった?なにを?
「お前が言いたいのはこれのことか?」
根元くんが何かを取り出す。
あれは…熊のぬいぐるみ?でも、何かがおかしい。目が、
「なんでそれをっ…返しなさいよ!」
「いいぜ、別に。」
「え?」
「ただし、お前が裏切ってくれたら、だがな。」
話を聞いている感じ、私物を人質に取られているのか。相変わらず非道なやつだ。
「な!そんなことできるわけじゃない!」
「ほう?でも、そんなことでいいのか?それじゃぁ妹へのプレゼントがこんなふうに…なってしまうかも、な。」
はい?
「な、なにを…ていうかなんであんたそのことを知って…」
「さあな。でも、これ以上傷つけられたら、このぬいぐるみ、使い物にならなくなるぜ?」
「つっ、卑怯なやつ!」
「なんとでも。」
へえなるほどなるほど。
島田さんの妹さんのプレゼントを奪って、脅迫、その上、器物損害。ね。
ブチ殺す。
*
「雄二。」
「なんだ、明久。サボりか?…ってそんな様子でもないな。なにがあった。」
雄二が何か書いている。おそらく今の戦力などの記録だろう。でも正直どうでもいい。
「話がある。」
「…聞こうか。」
いつもとは違って真面目な雄二の顔。僕もできるだけ早めに終わらせたいから正直ありがたい。
「僕は…根本くんの制服が欲しいんだ。」
「…お前になにがあった。」
まずい。このままじゃただの変態だ。
「えっと、だからつまり…僕一人でやらせて欲しいということなんだ。」
「要するに、そういうことだな。わかった。勝利の暁にそれぐらいはくれてやる。」
いや、なにそのリアクション。なんか完全に誤解してるよね、ねえ。
まあいいや。あとは…
「で?ほかには?」
呆れた目で僕を見る雄二。まあほかにもあるんだけど。
「島田さんをこの戦いから外してほしい。」
「島田を?少しキツくなるが…まあ、別にいい。だが、なぜだ?」
「それは、今は言えない。」
「…何かあったんだな?」
「…」
「いいぞ。」
「!ありがとう。」
「ったく、お前は相変わらず世話焼きなやつだな。」
「どこが。」
憎まれ口を叩き合う。
「じゃあ、僕はもう行くよ。」
「ああ、ところで、藤原に例の件について行っておけ。Dクラスのな。」
「あ、後それについてなんだけど…」
「なんだ?」
「僕にやらせてくれない?」
*
ウチは最近思い出すことがある。昔、あの時、死にかけた私を、捻くれていた私を、助けてくれた人のことを。その人は今でもウチの近くにいて、いつものように馬鹿騒ぎをしている。ウチはいつもその人に嫉妬で暴力を振るってしまい、毎晩のことのように後悔している。
だから、そのことを許してくれるのであれば、お願い。
「助けて…アキ…!」
おじゃっす。一日遅れました成開学園です。今回のストーリーは実は私がどうしても載せたかったストーリーなんですよね。なぜかというと、僕一番好きなヒロイン島田なんですよ。なのでようやく言ったってところですね。え?姫路さんは?いや、そんなの
作者:知るか!
明久:だめだよ作者!原作だと姫路さんは一番出番があったんだよ!?きっと今頃戸惑っていると思うよ!
雄二:でもFクラスにくるよりはマシじゃねえのか?
明久:うっ、いやまあそれはそうだけど…
雄二:あれ?そういやこの作品だと原作とは違って姫路のことは…
明久:え?何言ってるの?僕は原作の明久だよ?
作者、雄二:・・・・・
明久:二人とも黙っちゃってどうしたの?
作者:キング・クリムゾン!
明久:え?何これ?ってあーー!!