・この作品は『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』のクロスオーバー作品です。
ただし、他の主要な作品とは違い、吉井明久がチートでもありませんし、基本的には原作
忠実の設定をしています。なので、これが気に入らない人にはあまりお勧めできません。
ですが、同時にただのクロスオーバー作品ではなく、しっかり自分で一つのストーリーを
作って書いています。なので、『バカとテストと召喚獣』と『東方Project』どちらも知ら
ない人でも、片方を知っている人でも、両方知っている人でも、一度は読んでみてくださ
い。
・ついでに全部見ていただいて、よければコメントください。できればアドバイスや、原作
知識であれば嬉しいです。というか正直なんでもいいです。
バカテスト 英語
問 以下の英文を和訳しなさい
[We were going to the moon by using our rockets.]
木下優子の解答
[私たちは所有しているロケットで月に行った。]
教師のコメント
『所有している』という表現は意訳としてとてもいい表現だと思います。
土屋康太の答え
[私たちは ]
教師のコメント
訳せたのはweまでですか。
吉井明久の答え
[ウェ うぇれ ごいng ここ日本語になりません。問題が間違っていると思います。]
教師のコメント
これはローマ字ではありませんし、間違っているのはあなたの頭の構造です。
藤原妹紅の答え
[私たちはレミリアたちのロケットで月に行った。]
教師のコメント
転校生の藤原妹紅さんは英語が苦手なんですね。それからAクラスにいるレミリアさんの名前を知っていたとしてそうやって答えに書かないように。
レミリアス・カーレットの答え
[去年私の館の者が作ったロケットでみんなで月に行った。]
教師のコメント
妹紅さんには10点加点しておきましょう。
ー
Aクラスへの宣戦布告。それはこのFクラスには正直現実味に欠けた提案と言わざるを得なかった。
『勝てるわけがない』
『これ以上設備を落とされるなんて嫌だ。』
『妹紅さんと慧音先生さえいればあとは何もいらない。』
そんな悲鳴がクラス中から上がる。
それはもう明確なぐらいのFクラスとAクラスとの戦力差が原因の一端だった。
「なあ明久、そのお前らが言ってる「戦争」ってなんのことだ?」
隣の妹紅さんが急に聞いてきた。
「ん?あ、それはね…」
文月学園のテストは4年前から形式が変わって上限なしの速解き方式になっている。
一時間の間に解けるだけの問題を解いてその点数を競い合うのだ。
と言ってもただ純粋に競い合うのではない。
科学とオカルトと偶然によって生まれた『試験召喚システム』というものがあり、テストの点数を戦闘力に反映した『召喚獣』というものを召喚し、それで競い合う。それが試験召喚戦争だ。
「というわけなんだ。」
「へぇ。」
理解したのか少し考え始める妹紅さん。そしてサラッと言い放つ。
「じゃこのクラスは絶対にAクラスには勝てねえな。」
「うん…まあそうなんだけどさ。」
ちょっとぐらいオブラートに包んでもいいんじゃないですこと?
AクラスとFクラスの得点差はそれこそ天と地の差だ。Aクラス一人でFクラスの人員を4〜5人は倒せるのかというぐらいには差が開いている。
そんな絶望的なのだと、
だというのに、
「そんなことはない。必ず勝てる、いや、俺が勝たせてみせる。」
この男雄二はこうも無責任なことを言い放つ。
『何を馬鹿な』
『できるわけはないだろう。』
『一体どこにそんな根拠が。』
否定的な意見が教室中を飛び交う。
みんなの思っている通り、普通に戦ったとて勝ち目はないだろう。雄二もそんなことはわかっているはず。
「根拠ならあるさ。このクラスには勝てる要素が揃っている。」
ダニィ!?とクラス中の皆がざわめく。
根拠、と言っても、ここ…最下位クラス、Fクラスだよ?
「それを今から説明してやる。」
雄二はいつもの不敵な笑みを浮かべる。
「おい康太いつまでも留学生のスカート覗こうと畳に顔つけてないで前に来い。」
「・・・・・・・!!(ブンブン)」
「あ?」
必死で顔や手を振り、否定しようとする康太。
妹紅さんが一瞬だけすごい殺気を出す。それを察したのかゆっくりと壇上に向かう康太。
というかすごいな。まるで気配がわからなかった。その才能を他に活かせばいいのに。
「土屋康太。こいつがあの有名な寡黙なる性識者(ムッツリーニ)だ。」
「・・・・・・・!!(ブンブン)」
土屋康太という名前はそこまで有名ではない。でもムッツリーニという名前はとても有名だ。その名前は男子に畏怖と畏敬を、女子には軽蔑の目を向けられる。
『ムッツリーニだと・・?』
『馬鹿な・・・奴がそうだとでもいうのか?』
『だが見ろ、あそこまで明らかなのぞきの証拠をいまだに隠そうとしているぞ』
『ムッツリの名に恥じない行為だ』
「なあ、明久、あいつ殺してもいい?」
「ダメだよ!?」
というかその殺気を抑えてください。
どうやら妹紅さんは割と喧嘩っ早いタイプのようだ。
「今こそいないが、木下優子もいる。あいつはうちの対Aクラスの主戦力だ。」
『そうだ、俺たちには優子さんがいるんだ。』
『彼女ならAクラスにも引けを取らない。』
『木下姉妹さえいれば後は何もいらない。
今度は木下さんたちにラブコールを送っているな。
「その妹の木下秀吉だっている。」
「妹じゃない!」
木下秀吉、勉強の方面でこそ、あまり名前を聞かないが、他のことに関してはとても有名だ。演劇部のホープであることとか、その男性人気とか。
「それから俺も頑張る。」
『確かになんだかやってくれそうだ。』
『坂本って神童と呼ばれてたんじゃなかったけ。』
『それじゃあきっと体調不良だったんだろうな。』
『つまり実力Aクラスがふたりいるってことか!?』
行けそうだ、やれそうだ、士気が上がっていった。
「それに吉井明久もいる。」
・・・・・・シン
士気が一気に下がる
ちぃっ、僕はオチ扱いか!
雄二もなぜここで僕の名前をあげた!
「ちょっと雄二!どうしてここで僕の名前を呼ぶのさ!その必要はないよね!」
『誰だよ吉井明久って』
『聞いたことねえな』
「ほら!せっかく上がりかけた士気が下がりかけたじゃないか!ってなんで僕を睨むの!」
まぁ、僕の正体はそんないいものじゃない。だから知らないなら知らないでいい。それで上がったムードが下がるのはごめんだ。
「そうか。知らないならおしえてやろう。こいつの肩書きは『観察処分者』だ。」
あ。言っちゃった。
『それって確か、バカの代名詞じゃなかったっけ。』
クラスの誰かがそんな致命的なことを言う。
「ち、違うよっ!!ちょっとしたお茶目な16歳につけられる名前で!」
「そうだ。バカの代名詞だ。」
「肯定する「トンッ」・・・・へ?」
雄二の横を何かが通り過ぎて黒板あたりに刺さる。あれ、チョーク?
幸い他の人には見えなかったらしい。
一体誰が…
「か、観察処分者と言うのは正確にはちょ、ちょいと問題のあった生徒にか、課せられる処分みたいなもんでな、まぁ、具体的に言えば教師の雑用係だな。力仕事の、そうだな。たとえばサッカーのゴールや教科書を運んだりすることだ。」
そう。そしてそのために観察処分者の召喚獣には特別な仕様を持っている。他の召喚獣とは違い、物体に触り、動かすことができる。と言っても特別便利なわけでもない。何せ召喚獣は教師の承認下でないと使用できないからだ。つまり教師が使いたい時だけ、僕を呼び、僕が作業する。そこに僕のメリットなんてない。教師が見ているのに召喚獣で何かできるわけがないからね。
しかもなぜかわからないけど、物体に干渉できる代わりにその感覚、特に痛覚が強く共有してしまう、『フィードバック』が発生してしまう。そのため重いものを持ったらその痛みや疲労は僕に返ってきてしまう。これじゃあもう罰みたいなものだ。
だから『観察処分者』。ペナルティみたいなものだ。学習意欲に欠ける生徒に与えられる。それがバカの代名詞たる所以だ。
『おいおい、観察処分者ってことは、試召戦争でやられると本人も苦しいってことだろ?』
『だよな。それは一人召喚しづらい奴がいるってことじゃないのか?』
うん。まあその通りなんだよね。
「気にすんな。どうせいなくなってもいいような雑魚「キンッ」いや、その代わり操作に慣れているから、戦う以外でできることがある。そ、そうだな?」
「あ、うん。そうだね。」
どうやら誰かが雄二を殺そうとしているらしい。
なので、僕もふざけず答える。
というかここで擁護しないとマジで雄二が死ぬ。
「ま、まあ!ともかく、まずはDクラスを征服しようと思う。」
雄二の渾身の話題逸らし。
「この境遇には大いに不満があるだろう!」
『当然だ!!!』
「ならば全員ペンを取れ!出陣の準備だ!」
『おおーーーー!!!』
「俺たちにふさわしいのはちゃぶ台などではない!Aクラスのシステムデスクだ!」
『うおおおーーーーー!!!!』
クラスの雰囲気が一気に盛り上がる。さすが雄二。こう言うことに関しては相変わらずプロ級だ。
「あの人、随分と人を動かすのが上手いのね。」
横で妹紅さんつぶやく。
「うん。あいつは昔から何かと人の上に立つことが多いんだ。」
「ええ。彼からは紫とどこか似たような匂いを感じます。」
ゆかり?
「ダメだよ妹紅さん、いくら雄二が蛆虫レベルだからってふりかけに例えるのは…」
「….明久、あなたは後で紫から手酷いお仕置きを喰らう事になるわよ。」
え?この世界にはそんなふりかけがあるの?
「ま、まあそんなことより!妹紅さんは勉強に自信ってあるの?」
留学生ってことはやっぱり英語が得意なのかな?
「得意だな。そもそも、慧音と一緒に住んでいるようなものだもの。いやでも頭良くなるわな。」
へぇ。先生と一緒に暮らしてるんだ。
「じゃあ、なんでFクラスにきたの?」
「あ、いやそれは、」
妹紅さんが顔を赤くして少し目を伏せる。
ん?なんかあったのかな?恥ずかしがっている?
「おい、あんまイチャイチャしてんじゃねえぞこのブサイク。」
不意に上から男の声が降ってくる。
「なんだよ、雄二。」
「いや、ちょっとお前にはDクラスへの宣戦布告の使者になってもらおうと思う。」
ん〜なんかこの雄二の顔、何か企んでいる気がしてならないな。
「何企んでいるの?今度は。」
「企む?そんなことを言うな。俺はお前にしかできない重要な大役を任せようと言うんだ。これはクラスにおける栄誉だぞ。」
この口遣いからして明らかに何か企んでいるな。ま、あえて突っ込んでみるか。
「はぁ、まぁいいけどさ。」
僕はそうしてFクラスの扉をあけ、Dクラスへと向かった。
「どうもー!Fクラスでーす!我々はDクラスに宣戦布告しまーす!」
「帰れボケーーー!!」
*
さて、今頃明久はDクラスから攻撃を受けていることだろう。
そんなことより、今やるべきことは…
「おい、藤原。ちょっといいか?」
「なんの用だ?暴言吐きゴリラ。」
「俺の名前は坂本雄二だ。それより、一つ、いや二つほど聞きたい。
本当はあいつとはどういう関係なんだ?あの先生も関係がありそうなものだが…」
「私は、明久の幼馴染だ。それ以上でも以下でもないさ。」
即答だった。その瞬間、クラス中が湧く。おそらくこいつらはこの留学生がフリーなのかどうか死ぬほど気にしていたのだろう。
「まあ、わかった。じゃあ次に、お前の成績はFクラス並みなのか?そうなのかどうかでだいぶこの後の戦争においての勝率も変わってくる。詳しく教えてくれないか?」
前の留学生は黙り込む。こいつもこいつでだいぶ素性が謎だ。よく考えてみるとこいつは一体どこからの留学生なのか。髪の色など見た目だけなら大和撫子とでも言うべき生粋の日本人だ。
….にしても明久のやつ遅いな。Dクラスの奴ら、まさか拷問なんかしてないだろうな。なんだかんだで利用価値のあるやつだから死なれるのは困るのだが。
「分かった。少しだけならな。」
前の留学生がようやく返事をいう。そんなに考えなければならないほどの成績だったのか?
「私は..」
その瞬間、ドアが勢いよく開く。そして、
「雄二ーーーーー!!!」
バカ(明久)が入ってきた。
*
「ぐえっ」
「がはっ」
「げぶっ」
前からくるDクラスの男子たちを処理していく。怪我しないように加減するのがとても難しい。
そして誰も襲ってこないのを確認すると、クラスの隅っこに固まっていた女子たちと時刻について話し合ってから、走って自分のクラスに戻った。
ー
「今のってF クラスの吉井明久でしったけ?」
「確か、『観察処分者』の…」
「観察処分者?ってことはバカじゃない。」
「でも戦ってる姿がかっこよかったわよ。」
「顔もそんなに悪くはないし」
「物腰も良かったわ。」
「Fクラスならそうそう目をつけないだろうし、狙ってみようかしら。」
「先駆け禁止よ!」
そんな会話が流れていたのは知る由もなかった。
ー
「雄二ーーーーーー!!!!」
ドアを勢いよく開ける。建て付けが悪いとか知らん!今はこの悪友に一つ言ってやらんと。
「よくもあんなところに送り込んだな!おかげでこちとら危うく怪我するところだったぞ!」
「お?無事だったか。よかったよかった。(ちっ、つまんねえな。)」
小声で言った言葉が聞こえないとでも思ったか?
やっぱりこいつは僕の友人などではなく、ただの『敵』だ。
「(やっぱここでやっとくか。)」
「あ、それはやめてくれ。俺かて命が惜しい。」
一瞬で後退りする雄二。ちっ。命拾いしたな。
「ん?妹紅さんと雄二は何を話してるの?」
なんか雄二が妹紅の前に来てた。まあ妹紅さんのことが気になってもしょうがない。美少女だからね。
「あ、いや。ちょっと話してただけだ。」
「ふーん」
まあ、雄二なんか妹紅さんから相手にもされないだろう。相手にするまでもない。
「そんなことよりミーティングをやるぞ。こい。明久、島田、秀吉、康太。」
さっさと廊下に行く雄二。あれ?よく考えてみたら詫びの言葉は無し?
「ほら、さっさと行くわよ。明久。」
そう言って僕の腕を掴んでくるのは島田美波。僕によく暴力を振るおうとしてくるよくわからない女の子だ。
「わかってるよ。だから離して。」
手を振り払う。すると、島田さんはなぜか怒って、
「何よ!吉井のくせに!」
と言ってどこかへ行ってしまう。うーん、本当になんなんだろう。
「お主も大変じゃな。」
そう言ってくれるのは僕の嫁(僕呼び)の秀吉。
「・・・・・行くぞ。」
そう言ってスッと扉に向かうのは僕の友人のムッツリーニ。彼の動きは忍者も真っ青の素早いものだ。正直僕も今少し怖かった。
二人に続いて僕も行こうとした時、後ろから背中を叩かれる。
「どうかした?妹紅さん。」
手の主、藤原妹紅さんは少し不機嫌そうな顔で言う。
「私もついていっていいか?」
なんて真面目なんだ!試験召喚戦争のことなんて露ほども考えておらずゲームをしているクラスメイトとは大違いだ!
「僕はいいけど…雄二が許すかなぁ。」
「そこをなんとか、できないか?」
まあ、なんとかなるかな。
「まぁ、いいんじゃない?」
その瞬間妹紅さんの顔がパァっと明るくなる。うおっ、な、なんだこれは!?ゲームでしか見たことのないような顔だ!まさか現実でお目にかかれるとは…
「ところで、明久、ミーティング、とやらはどこでやるんだ?」
「ん?それはね、屋上だよ。」
「へぇ。そうなんだ。」
屋上に着く。すると、
「遅いぞ、明久。…って、藤原も来たのか。」
雄二は少し不満げな顔で僕をみる。
「う、うん。ま、まぁ、でもいいんじゃない?」
「あ〜まぁ、今更いいか。この話をDクラスに流さないならいいだろう。」
ふぅ。正直許してくれるか五分五分だったからよかったよかっった。
「大丈夫だ。私はただ、明久のことが少し心配だっただけだからな。」
そして僕の横に立つ。
こうやって並んでみるとわかるけど結構背が高いな。これなら確かに留学生って感じがするなぁ。
島田さんからすごく睨まれている気がするが、気のせい、だよね。気のせいだと信じよう。そうしよう。やっぱり彼女、僕のこと狙ってるんじゃないかな。物理的に。
「さて、明久、宣戦布告はしてきたよな。」
「はいそれはもう、大々的に。一応今日の午後だと。」
「OK」
「つまり先に昼食を食べてからじゃな。」
「そうね。」
「明久、今日の昼ぐらいまともなもん食えよ。」
「そう思うならパンぐらい奢ってくれない?」
「やなこった」
気持ちだけでも僕はありがたいと言うのに。
「ちょっと待て。明久って、昼ごはん食べてないのか!?」
妹紅さんが聞いてくる。
「いや、まあ食べてないと言うわけじゃないよ?」
「・・・・あれを食べているとは呼べないんじゃないか?」
雄二の横槍が入る。
「いや、一応必要な栄養源は摂取しているよ。」
「人間は水と塩だけでは生きていけん!」
雄二から手痛いツッコミが入る。ふっ、しかし甘いぞ雄二!
「きちんと砂糖だって食べているさ!」
「「それは食べるとは言わねーー!!」」
雄二と妹紅さんが同時に叫ぶ。どわっ、うるさっ!というまもなく、妹紅さんがおもむろに、
「明久、」
と低い声で言う。
「は、はひ。」
「お前の、」
「お、お前の?」
「お前の生活はこれから私が管理するっ!!!」
唐突に大声で爆弾発言をした。
しかし、本人はその自覚がないのか、僕に向かって語気荒く説教をしてくる有様。しばらくその場は収拾がつかず、ミーティングは昼休みに延期となった。
誰かこれ上手くバカテスの文章っぽくしてくれへん?ストーリーに関しては完璧に完璧に俺の中で完成してるんやが、どうも文章が追いつかへんのよな。別に転載でもなんでも勝手にござれですから。みんなバカテスのこと好きになろ?で、みんなが二次小説を書けばもしかしたら3年生編も出るかもしれないじゃん?もうそれでいいじゃん。もうみんなでバカテスの好きなとこ広めてってまた2010年代のブーム作ろうぜ。(高校生が何言ってるんだろ…)