選ばれし者   作:HMMLER

1 / 3

何をとち狂ったのか風の谷のナウシカとスターウォーズをクロスさせてしまいました。





第一話

 

 

遠い昔

はるか彼方の銀河系で…

 

 

      

 

 

 

       STAR WARS

 

 

 

        選ばれし者

 

 

 

 

 銀河を変えたヤヴィンの戦いから4年が経った。

    

 反乱同盟と帝国は尚も激しい戦いを繰り広げ、

 

 ヤヴィンの戦いから3年目に当たる年には

 

 惑星ホスで銀河帝国の軍によって反乱同盟の軍

 

 は大打撃を被った。しかし、その後も反乱軍は

 

 態勢を立て直して帝国に挑み続けている。

 

 そんな中で帝国軍の司令官であり、シスの暗黒卿

 

 ダース・ヴェイダーは反乱軍の一刻も早い鎮圧、

 

 そして息子であるルーク・スカイウォーカーの

 

 暗黒面への誘惑に躍起であった。

 

 そんな彼にある情報が舞い込んだ。

 

 ルーク・スカイウォーカーとその一味が

 

 辺境に現れたという真偽不明の情報である。

 

 フォースの直感に従い、ヴェイダーとその配下の

 

 「死の小艦隊」は、今、辺境に向かっている

 

 時はエンドアの戦いの直前、ヴェイダーはここで

 

 思いもよらないことに出くわすこととなる…

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銀河帝国辺境にて

 

 

 

銀河帝国と未知領域のちょうど境に数隻の巨大な船が航行していた。

 

 

それら艦船の中には無数の帝国軍の将校、ストームトルーパー達がひしめいていた。

 

 

そしてその中のある一隻の船…その中にある人物がいた。

 

シスの暗黒卿として知られるその人物はダース・ヴェイダーと呼ばれていた。

 

 

 

 

 

ヴェイダーは怒りに満ちていた。

 

 

ルーク・スカイウォーカーが現れたという情報に対して、帝国軍幹部から止められても尚、フォースの直感が

 

「ここがお前にとって重要な場所になるだろう。」

 

というのに従って辺境の惑星までわざわざやってきたのである。

 

しかし、実際にその惑星にいたのは年老いた者がほとんどで、ルーク・スカイウォーカーの姿は影も形もなかった。

 

 

フォースの直感に従って来たにも関わらず何の成果も得られなかったことは彼を大いに苛立たせ、怒りに満たした。

 

 

彼は情報提供者の抹殺を心に誓って、ここを後にしようとしたのであった。

 

 

「ヴェイダー卿。全艦、ハイパースペースジャンプの準備ができました。」

 

そう言ったのは、このヴェイダーが乗っていた船、「エグゼクター」のファーマス・ピエット艦長であった。

 

 

「ウム、よろしい。全艦ハイパースペースジャンプに突入せよ。」

 

ヴェイダーはそう指示をした。

 

 

だが、そう言った一方で彼は「何か」を感じていた。

 

彼のフォース感知能力が「何か」の発生を予感していた。

 

だが、彼の中の苛立ちがその予感の重大性に気づかせなかった。

 

彼は一刻も早くここから離れてどこかに怒りをぶつけたい一心であった。

 

 

そんな中でハイパースペースジャンプが開始されようとした。

 

 

いざヴェイダーの乗る船がハイパースペースに突入せんとした時、それは起きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………つまり、我々の船は今、何処かしらの未知領域にあるというのだな?」

 

 

「はい…ヴェイダー卿。ことによっては他の銀河やもしれません。」

 

 

 

あの「事故」から数時間がたった。

 

全艦船がハイパースペースに突入しようとした時、突如彼らの船はハイパースペースに突入するときの光とは別の光に包まれた。

 

そして気づけば彼らはいま、帝国本土と通信が取れない地点にいる羽目となったのであった。

 

 

「率直に問う…艦長…。我々は帰還できるのかね?」

 

「………ヴェイダー卿…それはかなり困難を有し…いえ…はっきりいいましょう。ほぼ不可能に近いです。」

 

艦長の声は絶望に満ちていた。

 

「我々は自分のいる地点さえ把握できない全く手がかりの無いところに来てしまったのです。せめてあの光の正体がわかればいいのですが…、正体がわからない以上どうしようも…。」

 

 

「…そうか…。」

 

 

ヴェイダーもそう答えるしかなかった。

 

彼は苛立った。

 

真偽不明の情報を掴まされた上にこのような目に遭ったことは彼に怒りをこみ上がらせた。

 

だが、ダークサイドの人間としては本来ここで怒りを爆発させるところを、彼は怒りを我慢しつつこう続けた。

 

「とにかく…我々は今出来ることをやらねばならん。このままここで浮遊し続けてもいずれ野垂れ死ぬだけだ…。となると…」

 

 

ヴェイダーは一旦そこで言葉を区切るとチラッと艦橋の窓を見た。

 

 

「あの惑星に根拠地を築き上げるべきだろう…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここは、ヴェイダー達が「発見」した「未知惑星」のある地方。

ここには「森」が広がっていた。

 

最もその「森」は我々が身近に知るものとは全く違っていた。

 

未知惑星における大陸の大半を占めるその「森」は「腐海」と呼ばれていた。

 

そんな腐海の上で、ある人工物が飛んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「メーヴェ」と呼ばれるそのグライダーには一人の少女が乗っていた。

 

ナウシカと呼ばれるその少女は今日も腐海を探訪していた。

 

だが、彼女にとって楽しいはずの腐海の探訪中、彼女はずっと不安な表情をその顔につけたマスクの中でしていた。

 

 

出陣

 

 

彼女の頭の中はその言葉で占められていた。

 

 

(とうとうこの時が来てしまったのね…。)

 

 

トルメキアの属国たる「風の谷」の王女たる彼女は生まれてこの方自分の故郷より出たことがなかった。

 

だが、トルメキアが土鬼への侵攻を決めたことによって、彼女は遂に、年老いた彼女の父に変わって出陣するため、故郷を出る時が来たのである。

 

 

しかし、彼女にとっては故郷から出ることは好奇心以上に彼女に不安を与えることとなった。加えてそれが戦いによるものであるならばなおさらである。

 

彼女のこのぼんやりとしつつも確実に心を占めるこの不安は彼女がいつも楽しみにしている腐海遊びでも忘れることができずにいたのであった。

 

 

(せめてユパ様と会えば不安が晴れるかもしれないけど…)

 

 

彼女はそう思いつつメーヴェを操っていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

しばらくメーヴェを操っていると、彼女は何かがいつもと違うことに気がついた。

 

 

表面上は腐海はいつも見ているのと同じように見えた。

 

 

しかし…彼女の直感的にこの腐海やその周辺に存在しないもの…すなわち腐海の蟲や、その周辺に棲んでいる人間とはまた違う気配を感じたのだ。

 

 

 

(何だろう…何かこの腐海にいる…。)

 

 

彼女がそう思った刹那、突如腐海の底から黒い物体が飛び出してきた。

 

 

 

 

その物体は生き物ではなかった。むしろ機械であるようだった。

 

 

物体は飛び出した後、あたりを見まわした。

 

 

(あれは…?!一体…?)

 

彼女はパニックになりかけた。しかし、すぐに冷静さを取り戻した。

 

 

彼女はメーヴェに乗りながら、その物体を注意深く観察した。

 

 

(なるほど生物では無さそうね…じゃあ一体…?かつて古代には機械が勝手に動くことができたというけれど…。もしかしてその生き残り…?いや、そんなはずが…。もう何千年も前のものなのに…。しかも腐海だから尚更…。)

 

 

物体が刹那、ナウシカの方に向いた。

 

 

しばらく数秒の間、物体とナウシカの間で硬直した状態が続いた。

 

その直後、その物体ははるか上空彼方に飛んで行った。

 

 

 

物体が飛んで行った後、ナウシカが感じた違和感は無くなり、腐海はいつもと変わらない様子を見せていたのであった。

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。