シエルせんせー!呪霊ってどう祓えばいいですか!? 作:悲しみのガチャ爆死
呪術師の基礎を半日学んだ後、僕はイッチさんとご飯を食べていた。
「あれ、ここって購買あるんですか?」
「いや、これはシエルお姉ちゃんの手作り」
「手作り!?」
「まあ別にシエルお姉ちゃんだしいつものかなって」
シエルさんは頭のおかしい人間なようです。いや、神父服を着ているイッチさんもおかしいですけど。
「イッチさんってどうなってるんですか?」
「いやいや、さっきも言ったけどさんづけはやめてくれ。こちとら変に気を使われるのが嫌なんだ。…ま、別にいいんだけどな?」
「いえ、努力します…」
「…なんかすまんねえ…」
「ああ、そうだ。なんであんなかで俺を選んだ?」
「いや、まともそうだし…一番話ができそうな同性なので…」
「で、俺を選んだと。…うん、多分間違えたねそれ」
カレーパンを食べながらツッコミを入れてくるイッチさん…イッチ。
「ああ、多分それ見る観点が違うからって意味ね?基本的に推測はあってるよ」
「えっと、どこを見れば…?」
「立場の観点」
「だって両方特級呪霊に呪われてるでしょ。任務失敗したら死ぬし…まあ、少なくともシエルお姉ちゃんは色々と呼んどくよ。最悪術で呼べばいいしね」
「あの、転生体って言われたんですけど…」
「それは気にしなくていいよ。俺若くて死んだから年齢的にはプラマイで変わらない。転生したから変に年上だって思われるけど、それとかで態度変えられるよりはぜんぜん同級生の扱いが嬉しいよ」
「そういうもので済ましていいの…?」
「いいんだよ。なにせ殺された前後の記憶が少なくてね…ま、そうならざるを得なかったんでしょうよ」
どこか寂しそうに語るイッチだけど、ありえないほど呪力がある。
「あ、ごめんね?変に垂れちゃうのも制御してたんだけど…やっぱり死とか負のエネルギーが大量の話をすると難しいんだよね。乙骨ならめちゃめちゃため込んでるから問題ないんだけど…そうじゃないならこうやって制御しなきゃね」
一瞬ですぐに引っ込むのも笑いながら。こんな人が先輩?
僕にはこんな風に里香ちゃんのことにけじめをつけられるとはとても思えなかった。
「俺のどうこうの話はさておいて、あさって行くのは渋谷駅だね。初任務から人が多すぎるところで1級以上の呪霊退治…かなり難しいよな」
「やっぱり、難しいんですか?」
「うん。少なくとも規格外である1年でも二人ではいかせないよ。渡された紙にも呪いたっぷりだし…あ、解呪したのがこれね」
渡された和紙には監督役がいない、などかなり酷いことが書かれていた。
「あれ?初任務なのに監督役とかいないんですか?」
「そうなんだよね…これ五条さん以外の差し金なんだよね。ほら、さっき言った穏当に二人とも殺したい人たち。一応これが三回目ぐらいの手口になるのかな…」
「そんな受けてるんですか?」
「ほら、もともとこんなキリスト教の権化みたいな格好だしね。新しい風と危険人物は排除するに限らない?」
「見た目からして危険ですしね」
「あはっ、まあ術式含めて危険ではあるからね。
もし最悪になったら乙骨だけは逃げてもらうからその時は自分優先でね。俺は死んだら消えるって縛りがあるけど、乙骨にはないから」
それとかなりきついことを言うようだけど、とイッチは続けた。
「俺と一緒に任務につく以上、俺の術式について一切言及しないでほしい。殺す可能性…というか制御ができないから」
「殺す!?」
「実例を見せた方が速いかな…はい、これ」
そう言ってイッチの影が長くなり、白い鎧の誰かが出てきた。
「どうした、マスター!?また暴れさせてくれんのか?」
「はい、ストップ…まあそういうことだよ…」
一瞬でまた影に戻される。
「えっと…英霊?」
「もうシエルお姉ちゃんから聞いてるなら説明しなくていいかな。あんまり私の言葉を聞かない人もいるからね、殺されないように気をつけるといいよ」
カレーパンの包みを丸めてゴミ箱に投げ捨てると、イッチはこっちに手を出してきた。
「よっし、1回呪霊で練習しようか。俺はとりあえず1級行くけど、何かやりたいのある?」
「あ、じゃあ同じく1級で…」
「よし、そんなら行くかー!」
イッチの手元から眩く光ると、目が、覚めたら…
青い空。春風の吹きすさび、小さな草が舞うのはどのような場所かは疑いようがない。
僕、乙骨優太は草原の中に立っていた。
小説パートって?
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いらん、掲示板で充分
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嫌いにならないからやって
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シエル…ヤンデレ…うっ、頭が…