シエルせんせー!呪霊ってどう祓えばいいですか!?   作:悲しみのガチャ爆死

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スレパート14(裏)

「イエーイ来たぜ渋谷!わわっ、ちょっ、助けて乙骨!」

 

転びそうになった彼の手を強く握りしめる。

 

「ありがと、乙骨」

 

「どういたしまして…いや、もうそんなテンション高くていいの…?」

 

翌日。僕たちはオフの服で渋谷に来た。といっても、イッチさんはなぜか女の子用の子供服を着せられている。

 

「しかもその服ってシエルさんのおさがりなんじゃ…?」

 

「別にいいじゃん。俺中学生やぞ、乙骨先輩」

 

「えぇ…?なんでそんなにおちついてるの…?」

 

「そういうものって言ったじゃんけ!最初はどこ行くー?」

 

キラキラした目のイッチは、すぐにどこかに行ってしまいそうだ。ここはできるだけ近い場所の方がいいのかな。

 

「そうだね…一回駅の中を見て回ってもいいんじゃないのかな?」

 

「確かにー!よしよし、まずはこっちであんパン買おー!えっちゃんさん、1個ちょうだい!」

 

「どうぞ、マスターさん。乙骨さんも要りますか?」

 

「それじゃあ一つお願いします…」

 

ダース・ベイダーみたいな服装の人からあんパンを手渡しで受け取ると、イッチは小さくかじり始める。

 

「やっぱりあんパンって美味しいね。カレーパンに慣れたせいで刺激が足りないけど」

 

「そんな毎日食べるもんなの?」

 

「え、毎食カレーパンじゃないの?」

 

どうやらイッチの家族のシエルさんはとんでもなくカレー狂らしい。そもそもカレーパンを毎日作るなんてどれだけ労力がかかるのかを理解しているのだろうか。

 

「普通はもっと色んなものを食べると思いますよ…?」

 

「そうなのー?まぁいいや、よし突撃ー!」

 

どんどん奥地へと入っていくイッチについていく為に、僕は必死についていった。

 

 

 

 

 

 

結局、僕たちは殆ど渋谷の駅の中で時間を潰した。

 

「いやー、楽しいねこういうところって!渋谷に来たのにもう1日が終わりそうだよ!」

 

「そうだね…もう、帰ったほうがいいんじゃないかな…」

 

僕はもうへとへとだ…こんな少し年齢が違うだけでも変わるものなのだろうか。

 

「そうするかー!ほら、ちょうど席が空いているしさー!」

 

ぐいぐい引っ張られ、僕たちは三人掛けの席にぴったり座る。だんだん眠くなってきた。

 

「寝てもいいよ?俺も疲れてるし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…起きて、乙骨。えっちゃんさんも」

 

「おはよう、イッチさん…あれ、もう終点ですか?」

 

「むぐ…あんパンが欲しいです。マスターさん、お早く」

 

「はい、あんパン」

 

えっちゃんさんがあんパンをむぐむぐしているのを見て、イッチさんは言いました。

 

「やべえ、閉じ込められてる。一回周囲を見るか」

 

「…どういうことですか?」

 

「外と広告を見てみろ」

 

確かに外を見ると真っ暗に染まっているし、やたらと広告は真っ赤に染まっている。

 

「ペロリ…これは不味い血ですね。それと古いです」

 

「えっちゃんさんはヴラド様じゃないんだからやめなさい。…まあ、言ってる通りかなり乾いている血なんだけど」

 

問題は、とイッチは続ける。

 

「ここが呪霊の発生場所で、しかも()()()()()()()()()()()ことだよ…」

 

「…ここってやっぱり呪霊なんですか?」

 

「そうでしょうね。私、あんパンを食べながら寝てたのに無いですもん」

 

「それはえっちゃんさんが食べてたからでしょ…ともかく、ここに心当たりとかない?ちょっと知らないから、さ」

 

「そうですね…ナーサリーちゃんなら知ってるんじゃないですか?」

 

「あ、確かに」

 

本を影から取り出して調べているイッチさん。

 

「僕にも、なにかできないですか…?」

 

「ないよ。寧ろ死ぬ可能性があるから俺の指示にずっと従ってほしい」

 

とはいえ、手持ち無沙汰なのもなんかおちつかない。立ってみると、少し背中に血がついていた。

 

「あー…最近あったって言う変死はこれで確定だね」

 

そういうとイッチは本を閉じました。

 

「猿夢…で、ほぼ確定だね。三回目に見たら死ぬって言われるけど、それより先に死ぬ可能性だってある。具体的には処刑人と呼ばれる存在に夢だと意識しないまま殺される、ってのが。

それに今の乙骨の血のつき方は内から外に抉るように刺さないとありえないんよ。背中に血をつかせるならそうしないといけないから。ま、なにかアナウンスがあればいいけど…」

 

『串刺し、解体、叛逆〜次は〜、折本です〜』

 

折本。

里香ちゃんの苗字が聞こえてくるのはおかしい。

 

 

「あぁ…確定じゃん。このアナウンスの方法、猿夢だね。乙骨ーこういう時の対処法はねー」

 

いつの間にか影が扉の前に立っている。

 

「ぶっ壊すんだよ♪」

 

その影は、扉を斬り壊した。イッチさんはその影にちかよって、頭を撫で始めました。

 

「よしよし、ありがとアナ」

 

「別に…言われたことをやっただけですから…」

 

すると、イッチさんはその場所に向かって歩き出しました。

 

「あっ、えっちゃんさんも乙骨も来てよ。変に離れられると守りにくい」

 

「わかりました」

 

「あっ、はい!」

 

壊れた扉の先からは風を感じず、ここが電車ではなく結界であることを再認識させられます。

 

ひょいっと彼が飛び込むのにつられて、黒い闇の中にとぷんと入った。

小説パートって?

  • いらん、掲示板で充分
  • 嫌いにならないからやって
  • シエル…ヤンデレ…うっ、頭が…
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