シエルせんせー!呪霊ってどう祓えばいいですか!?   作:悲しみのガチャ爆死

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ここだけ毛色かなり違うよー注意して読めー














そこに置き忘れてきた永遠

遠い日の、夢を見る。

 

自分を(はじめ)だと、原点であると認めてくれた存在。

それと自分の、昔の懐かしい日々。

 

初めは二人で世界の菓子作りを手伝った。あの頃はたた、自分の作ろうとするものを作っても許された。今思い出してみると、あの頃が無名だった時の思い出になるのだろう。

双子でもなんでもない二人が過ごした平和な時間だった。

 

あの後、嘘みたいに俺達のことを囲もうとする奴らが増えた。気にせずにゲームをやったりくだらないバカを言い合い、どこか楽しく過ごせていたと思う。今ならやれないような危険なことも、あいつがいたから俺はできた。今思えばその頃が一番楽しくやれていたのだろう。

 

次に思い出すのはあいつとたまたま会ったあの日。あれはそう─よく晴れた夏の日。アスファルトが蝉時雨を反射して、やけに耳障りな雑音が聞こえていた。会った後は殆ど喋れなかったが、それでも互いのことをしっかりと理解していた。

空白が続いた時間なんてものがわけもなく懐かしく思えるのは振り返ってもその時間だけだった。

 

季節は流れ、美しい紫陽花が咲いた梅雨の日。俺は自分のやりたいと思っていた和菓子店をやり、あいつは世界中を飛び回って思うがままの料理を奮っていた。あいつとコラボしたりする時は、決まって日本でやっていた。料理に合わせた和菓子やはたまたケーキなんかも創作し作るなんてのは気分が高揚し続けていた。…今思えば、その時に気づいておくべきなんだった。甘い炭酸を飲みながら、どこか無理をしていたあの表情に。

 

いつしか、互いに会える時間も少なくなって喋る機会もなくなったある日。一通の手紙で俺は病院に駆けつけた。

曰く、大切な手術が今日ある。

手術して死ぬにしても生きたとしてもお前には会いたい。

やけに震えていた字。慌てて住所を調べてあいつに会いに行った。どうであろうと死ななきゃ構わない。その一心で来た俺はもう助からないことを悟った。

両足と片手がなくなったこいつには思いっきり料理することもやれなくなる。どうであろうと、もう日常を送れないのは確実だった。

 

「死ぬくらいなら、イッチに託す…ほら、てめえなら上手くやってくれるだろ…?」

 

来た瞬間に投げられたのはあいつが持っていたスマホだった。パスワードは『1111』。殆どのフォルダが俺と映っていた写真や画像ばかりだった。

 

それから…確か、…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気づいた時にはもう朝で、体には柔らかな重みが纏わりついていた。

 

「どうしたんですか、マスター?」

 

「なんでもないよ、シエルお姉ちゃん。おはよ」

 

私は意識を切り替えてお姉ちゃんにすりよる。もう11月になるからなのか、朝がとても寒くなった。だからなのか人肌で暖まるって理由で布団に潜り込むことが皆多くなった。

一番多いのはシエルお姉ちゃん、次に多いのはメドゥーサ姉。

 

「ほら、もうそろそろ学校行くから速く動いてよ」

 

「わかりました、それじゃあ行きましょう!」

 

そのまま寝巻きの私をひょいっと担いでくる。

 

「こんな格好で連れ回そうとしないで…?恥ずかしいしパジャマで登校はしちゃ駄目でしょ」

 

「む〜…それならお揃いコーデをしてくれるならいいでしょう!」

 

結局ウキウキした表情のシエルお姉ちゃんの第二霊基を着せられ、お姫様抱っこで運ばれた。

体に合うように変えるのも大変なんだよね、この体男だからそこの差分も考えなきゃいけないし…まあ、シエルお姉ちゃんが喜んでるならいいんだけどさ。

 

 

 

 

 

「あ、おはよーマスターさん。シエルと一緒にいたってことは浮気…?うそだろーそんなことされたら徐福ちゃんは悲しいよー」

 

「おはよー」

 

徐福ちゃんから向けられる殺意を無視してべとっと抱きつく。今日はだらけても問題ないからね、しょうがないね。

 

「重いよー私のことをなんだと思ってるんだよーちょっと重すぎて体が動かないんだけど…?ほら、よしよししてやるから頭出してー」

 

ポフポフと撫でられる青髪の頭。キスされる訳でもないし徐福ちゃん暖かいしこのまま寝ようかな…

 

「おかか?」

 

「あ、棘くんおはよー。やっぱり眠いよね…」

 

「高菜」

 

なんかものすごく引かれてるけどそんなの関係ない。

 

「なんか最近、シエルお姉ちゃん達にくっついていないと不安になったり情緒不安定になったりと変なんだよね。なんか知らない…?」

 

「ツナ」

 

「わ、私も知らないですね」

 

「長く生きてるけど聞いたことはないなー、どんなことなのか詳しく調べたいねー」

 

「知らないのかー…オッケ、ありがと」

 

なんかこっちを露骨に見ないシエルお姉ちゃんがいるけどまあいいか。

 

「キスとかしたって訳でもないしー、本当になんなんだろ?」

 

「別にいいでしょうよ、あんたらが離れてるとこ見たことないし」

 

「あ、おはよー」

 

誰だっけ…?まあ、クラスメイトにとりあえず挨拶はしておく。

 

「ねえねえ、速く先生来ないかな?」

 

「しゃけ」

 

「もうそろそろ来るから待ってろよーキスぐらいならしてあげるよー?」

 

なんか見たことない鳥が来てるように見えるけど気のせいかなぁ…?

何事もないといいんだけど。

もっかい聞くよ…小説パートいる??

  • (いら)ないです
  • いる(いる)
  • どうでもいい、もっとシエルを出せ
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