シエルせんせー!呪霊ってどう祓えばいいですか!? 作:悲しみのガチャ爆死
「ん、来たのか。君がここに来ることはわかっていたよ。…無論僕が呼んだからね、好きなものを頼んでくれ」
とある平日の午後、とある男女の一組が喫茶店にて向かいあっていた。
一方はカプチーノを嗜んでいて、遅れてきたもう片方はパフェを頼んだ。
やがて少しの声を出して、男性は質問をする。なぜ、自分が呼び出されたのかと。
「僕がここに呼び出した理由?そんなの聡明な君ならもうわかってるんじゃないかな」
気まずそうな少年をフォローするかのように女性の方が質問に答える。
もっとも、大前提からして呼び出したのは彼女の方なのだが。
ゴトン。気まずそうな二人の間に大きなパフェが置かれる。
「ま、とりあえずはこのパフェを食べきってから話そうか。ちょうど君の学校ではテストの終わりだったし…そのテストの振り返りでもしながら食べようか」
「なぁに、これでも僕は頭がいいんだ。糖分をとりながら解くなんてことは造作もないさ」
少年と彼女はしばし、パフェを食べながら話をした。
やがて食べ終わった頃、彼女から本題の話が切り出される。
「僕はね、君に心を奪われたんだ」
カプチーノはもう空であった。
僕は天才と呼ばれる部類の人間だった。間違っていると感じたことはなかったし、実際にそれ相応の行動を持ってそれを示した。女子なのに女子に告白されることもあったし、1年上の先輩方からも告白された。その時は特に恋愛ごとに興味はなかったし、僕は全て断った。
ただ、そんな僕にも転機があってね。教授になってしまったんだ。これまで以上に努力しなくちゃいけなくて、毎日がてんてこ舞いさ。勉強に学会の仕事、それに友人付き合いに告白イベント。毎日毎日うるさくてもう煩わしくてたまらないのさ。
…ん?あぁ、君を呼び出した理由?これから話すよ。
だからなのか、夜の帰り道に通り魔に襲われたんだ。
ほら、見ての通り僕は若いから恨みをかなり買っているからね。そういう理由でかなり刺されて動けなくなったんだ。
(これは、もう無理かな…)
かなり暗い時間だったし、そもそも痛みが強すぎて声を出そうとも思えなかった。刺した人の顔も見えなかったからね。正面から刺されたのに情けない体たらくさ。
もちろん刺されたのも人目を避ける為に閑静な住宅街だったから人影も頼れる人もいない。そんな時に君が助けてくれた。
君は僕の体を見て驚いていたけど、すぐに止血してくれただろう?まさか救急箱まで持ってきて応急処置をしてくれるなんて思ってもなかったよ。
その後救急車を呼んでくれた…そう、その時に君のスマホの特徴を丸暗記したんだ。
幸い君のスマホはとてもわかりやすかったからね。それ、だいぶ新しい機種だし防水性がある。ということはそれなら血がたっぷりついていても使い続けると思っていてね…ま、詳しくは省くけどそういう風に君を特定したんだ。
それで、僕は君を呼び出したってこと。
本題はここからさ。
その、なんていうのかな…僕は、君がほしい…
「…というわけで、僕と付き合ってほしいんだ」
少年は彼女からの告白に恐怖を感じる。確かに自分は女を助けた。しかし、このような美しい女はなかった。
確か、とあの日の記憶を思い出す。やはり、目の前と記憶の女は一致しない。
そもそも、鈍器で殴られていて意識が無かったはずだ。
そう少年が伝えると、彼女は笑ってこちらを見つめた。
「そうかそうか、君はつまり違う人と言いたいんだね?僕が何を専攻しているかを言っていないのが悪かったね。僕はそういう、人が誤認することが得意なんだ。まさかあの時までそう思われるのは驚きだけどね」
しかし、少年にはどうもそうは思えない。
紫色の髪の彼女に言い寄ると、後ろから少し痛みが。
チクリ。痛みを感じた方を見ると、目の前の彼女と変わらない女が。
「あら、気づかれたじゃない、
「しょうがないじゃない、
目の前の彼女に対して、本能的な『愛』を感じる。
目の前の女を自分のものにしたい。狂おしい程の愛が自分の心の内から恐ろしく湧き上がってくる。
「あら、もう効いてきたのね。私のことはどう思う?」
あなたはもうこの答えしか考えられなかった。
「愛しています、女神様」
もっかい聞くよ…小説パートいる??
-
(いら)ないです
-
いる(いる)
-
どうでもいい、もっとシエルを出せ