コハルちゃんに沢山オトモダチがいるお話   作:コハルママの人

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私は最後まで祈りましょう、かつての学友たちのために


【動く創立者の像】

このアリウス総合学園の創立者といえば、歌住サクラコです

彼女の功績は称えられ、学校に石像が建てられています

皆さんが知る二宮金次郎像のように全身での石像です。

その石像は今日も学園を見守っています

そんな石像ですが、ある噂があります

夜になると石像が動き出すというのです

実際石像を動いているところを見た人はいません

けれでも、あるべき場所に石像がないのを見てる人はいるそうです

石像がなくなった夜、校舎を散策すると見慣れない人に声をかけられるそうです

「早く寮に戻らないと明日がつらいですよ?」

声をかけた人物をみた人物は叫んでしまうそうです

恐ろしい姿なのでしょうか

ある意味恐ろしい姿でしょう

なぜならその人物は

 

【ハイレグを着ているのですから】

 

【やめてください、言わないでくださいマリー】

 

 

 

【動く創立者の像】あるいは今日も今日とてサクラコ様は苦悶の表情を浮かべるようです

 

 

 

【というか今日はどうしたのですかマリー、コハルさんはどうされました?】

 

【今日は既に眠っていますので私は散歩をしようと思いまして】

 

【それは貴女の怪異としての噂的にいいのですか…?】

 

【マリーさんの元になったメリーさん的にはよくある話だと聞きます、特に外の世界では】

 

【一応私たちって恐れられる存在ですよね?】

 

【私は相手の制服に「わっぴー」と刺繍してサクラコ様はハイレグ姿で恐れられていますね】

 

【けが人がでないいいことなのに釈然としないのはなぜでしょうか…?】

 

【わっぴーは無事に広まっていますのでご安心ください】

 

【呪いの言葉として広まってませんかね!?】

 

【そんなまさか、せいぜい私の刺繍された人は「わっぴー」ってみるとどうしようもなくイラっとするだけですよ】

 

【これ挨拶の言葉ですよ!?】

 

【初見じゃわかりませんよね、マリーもわかってませんでしたし】

 

【ちゃんと説明すべきだったでしょうか…】

 

【そういえばサクラコ様、お聞きしたいことがあったんですが】

 

【なんでしょうか?】

 

【なんでハイレグなんですか?】

 

【それは…】

 

【石像では普通の服ですよね?今の姿が若返って生徒と同じ姿ですけど石像の時の年齢だと色んな意味で犯罪ですよ?】

 

【わかってますそれは!】

 

【じゃあなんでハイレグなんて噂話があったんですか?】

 

【その、私が生きてた頃の話なんですが】

 

【はい】

 

【周りからお堅い人という認識をされてて苦悩してたんです】

 

【まぁ、サクラコ様はそうみえますもんね】

 

【それで、ハナコさん(当時存命)に相談したらいい方法があると言ってくださって、お任せしたんです】

 

【あ(察し)】

 

【次の日には私のユスティナ生徒会の伝統衣装をきた姿の写真が広まっていて…、気が付けば若いころはやんちゃな恰好をしてたという話になって】

 

【あー…つまり】

 

【私が生徒の年齢まで戻ると自動的にこの格好になるんです…!!】

 

【ご愁傷様です】

 

【確かに多少気安くなりましたが当時は羞恥心で倒れそうでしたよ…!!】

 

【頼る相手を間違えましたね、ヒフミさんに頼ればよかったのでは?】

 

【その場合モモフレンズの着ぐるみ姿になってませんか?】

 

【ありえますね…】

 

【流石にそれはそれで別の意味で羞恥心があります、というか動きづらいですよね、絶対】

 

【まぁそうですね、ハイレグ姿は逆に動きやすそうですが】

 

【今の状態を考えるとハイレグか着ぐるみならハイレグの方でまだ良かったんです】

 

【いやな二択ですね】

 

【あともう一ついいですか?】

 

【なんでしょうか】

 

【なんでサクラコ様は怪談になったんですか?】

 

【・・・】

 

【私と違って貴女は本人でしょう?後悔はあったかもしれませんが本人が宿るような未練があったとは思えません】

 

【そうですね…マリー、簡単な話です】

 

【はい】

 

【私の学園にトリニティの皆さんが怪異としているのです、なら創立者として学友として、そしてシスターフッドとして最後まで見送ってあげるべきでしょう?】

 

【相手が怪異でも?】

 

【学友でもあります】

 

【最後の一人がいなくなるまでいるんですか?】

 

【はい、もし一人取り残されてしまったらかわいそうですから】

 

【…下江コハルさんが怪異になって、いなくなる可能性は下がりましたよね。ずっとこの学園にいるかもしれないですよ】

 

【マリー、永遠はないんです。いつか終わりが来ます】

 

【・・・】

 

【それまで私は夜に侵入してくる学生を止めたりして、日々をすごしますよ】

 

【学生が被害を及ばないように阻止するのはしないんですね】

 

【普段動ければするんですけどね…!!あとあの方々は怪異としてルールを守っています、だから基本は何もできないんです】

 

【そうですか…】

 

【はぁ、さてそろそろヒナタさんにところにいきましょうかね】

 

【そうですか…なら私もお供しますね】

 

【戻らなくても大丈夫なんですか?】

 

【はい、私もヒナタさんに会いたくなりましたので】

 

【わかりました、ではいきましょうか】

 

【はい】

 

 

【動く創立者の像】

それは学園の創立者にして、学生を見守るもの

もしも恐ろしいことが起きて、どうしようもなくなったら、石像にむかって祈ってみるといい

祈りが届けば、あの方はきっと助けてくれるでしょう

 




【動く創立者の像】あるいは今日も今日とてサクラコ様は苦悶の表情を浮かべるようです 完

サクラコ様
夜にしか動けない人、夜に必ず動けるわけではないが動けるときは自主的に見回りをしてたりする
祈りが届けば、怪異から助けてくれる存在
ほのぼのルートでは基本出番がないが、ホラールートならば助けになってくれるでしょう
まぁ、流石に非がない相手限定になりますが

人形のマリーさん
伊落マリーの髪の毛から作られた人形、他の生徒の怪異と違って人形が意思をもった感じに近い、
伊落マリーの記憶はあるが厳密には本人ではない
下江コハルの墓が荒らされた際に売り飛ばされて、様々な経緯をえてコハルの手元にやってきた
捨てられない限りは無害、捨てられたりしたら復讐にわっぴーと刺繍する
可愛いお人形の悪戯ですよ(人形のマリーさん談)
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