進め!健太郎   作:クライングフリーマン

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12.職務質問?

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

============== 主な登場人物 ================

物部満百合(まゆり)・・・物部一朗太と栞(しおり)の娘。

久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。

大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。

福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。

依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。

服部千香乃(ちかの)・・・服部源一郎とコウの娘。

南原未玖(みく)・・・南原龍之介と文子(ふみこ)の娘。

山城みどり・・・山城順と蘭の娘。

愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。

 

筒井さつき・・・筒井と新里の娘。

藤井進・・・伝子の仕切り隣の藤井の孫。大学卒業後、サラリーマンをしていたが、警察官になった。巡査部長。

筒井隆昭・・・おさむの母、大文字伝子の同級生で、警視庁テロ対策室からの出向で、EITOで一緒に働いている。

筒井(新里)あやめ・・・警視庁テロ対策室勤務。

 

==============================

==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==

==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==

 

 

みどりは、男に言った。

「おじさんは、誘拐とか強姦とか殺人とか、どういう罪になるか知ってるの?」

男は一瞬、怯んだが、返答した。

「知ってるよ。でも、お嬢ちゃんに道を尋ねたことで、どういう罪になるのかな?」

「ふうん。建造物侵入って罪は?」「家の中には入っていないだろ?

「家の中には?じゃ、庭には入ったんだよね。塀と家の間も『庭』だよ。」

「入ったって証拠は?お嬢ちゃんが見ただけじゃ証拠にならないよね。警察行こうか。」

「いいよ。困るのは、おじさんだよね。おじさん、普段どんな仕事してるの?サラリーマンじゃないよね。」

「もう、いいから、こっち来い!」

みどりは、ランドセルの横の紐を引っ張った。

大人の男の声で叫び声が出た。

「火事だあ!火事だあ!!」

その家の近所の人達が出てきた。

男が狼狽していると、近所の人達に向かって、みどりが言った。

「この人、痴漢よ。レイプされそうになったの。嫌って言ったら、無理矢理・・・。」と言い、泣き出した。

そこへ、警察官がやって来た。

「どうしました?火事の様子はなさそうだが・・・。」

男が逃げ出そうとしたら、警察官は言った。

「誘拐未遂の現行犯で逮捕する。」警察官は、非常に手錠をかけた。

みどりは、ICレコーダーを、もう1人の警察官に渡した。

警察官達は、後から来た警察官に敬礼して去って行った。

「私は、この地区の担当の藤井進と言います。お騒がせしました。」藤井は、近所の人の視線を浴びながら、敬礼して、みどりと去った。

少し、離れた場所にある、公園。

ミラクル9が待っていた。

「みどり、勇気あるなあ。」と、悦司が言った。

「お芝居、上手かったよ、ウチのお父さんとお母さんにも後で聞かせよう。」と、めぐみが言った。

みどりはICレコーダーで録音する一方、Linenで皆とLive中継し、めぐみは、それを録音していた。

「みど。ありがと。私、私・・・。」と、側に寄って来た、さつきが泣き出した。

さつきは、筒井と新里の娘だった。さつきは、ストーカーらしき男に家を突き止められた、と転校する前に友達になった、みどりに相談した。

男に覗かれていた家は、以前尾行された時にさつきは『まいた』のだが、咄嗟に入った家だった。

さつきも、『住居侵入』していたので、警察官である両親に言いづらかった。

そこで、みどり経由で、ミラクル9が乗り出すことになった。

藤井のスマホが鳴動した。警察無線ではないから、私用だ。

電話の相手は、言った。

「おさむ君に替わってくれ。」藤井がスマホをおさむに差し出した。

「シナリオ書いたのは、おさむか。高遠の息子だけあって、小回りが利くな。あの男は前科3犯。再発しやすいからな、こういうのは。よく『逮捕』した。さつきに言ってくれ。親が警察官だから、といちいち気にして行動しなくていい。本当は早く話してくれれば良かったんだが。実は、君たちの噂を聞いたのか、地元でも『ガールズ8』っていう『少年探偵団』がある。さつきも誘われているらしいが、言い出せないでいるらしい。大いに歓迎するさ。友達は、色んな影響を与えてくれる。大文字を見れば分かるだろ?ずっと仲間を大切にしているのがお前の母親だ。そして、お前の父親だ。さつきに、『夕飯はオムレツ』って言っておいてくれ。」

おさむは、途中から、スピーカーをオンにしていた。

みどりは、さつきの肩を抱いた。

「ミラクル9でなくて残念だけど、ガールズ8で頑張って。」「うん。」

「じゃ、みんな、ご苦労様。僕は任務に戻るよ。」

そう言って、藤井は去って行った。

10人は、オムレツの話をしながら、夕焼けの下を歩いて帰った。

―完―

 

 

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