「美和子、知ってるの、その子。」と、健太郎が尋ねた。
「中島斗志子。親は自衛隊員。」
======== この物語はあくまでもフィクションです =========
==============================
==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==
7月13日。日曜日。午後5時。モールの外れ。
「呼んだ?」ある少女が、不良グループの抗争の場に現れた。
「呼んでねえよ。すっこん出ろ、このアマ。」
「アマ?どのアマ?素潜り得意じゃないし、仏門にも入ってないわ。」
2つのグループは、少女をいたぶるべく突進した。
だが、たった2本の『菜箸』で彼らを撃退した。
菜箸と言っても、木製ではなく、ステンレス製だった。
ミラクル9の通報で、警察官が大勢来て、連行していった。
「斗志子。あんただったの?」
「美和子、知ってるの、その子。」と、健太郎が尋ねた。
「中島斗志子。親は自衛隊員。」
「母親はEITOの副隊長補佐もやったことがある。父親は、MAITO隊長だった。」
愛宕警部がやってきて、皆に紹介した。
「増田隊員は、先輩の自慢の部下の一人だった。転校してきたって聞いてないんだが。」
「物好きでね。不良グループを見ると、壊したくなる。じゃあな。惚れるなよ、男子。高くつくぜ。」
暫く様子を見ていた女性が斗志子を平手打ちして、連れ帰った。
「なに、あれ?」と、満百合がクビを傾げた。
「警部。あれが、増田隊員?」と、おさむが尋ねた。
「ああ。何か訳ありかな?もう遅い、皆ありがとな。解散して帰宅してくれ。」
午後6時半。伝子のマンション。
おさむの報告を受けて、学は「名は体を表す、か。」と呟いた。
「あの時の子供かあ。月日の経つのは早いわね。」と、綾子が言った。
「気性は、名前のせいじゃないじゃないだろう。明日、確認してみるよ、学。」と、伝子は言った。
学と綾子は顔を見合わせた。
―完―
============== 主な登場人物 ================
物部満百合(まゆり)・・・物部一朗太と栞(しおり)の娘。
久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。
大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。
福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。
依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。婚約した継男には、厳しい。
服部千香乃(ちかの)・・・服部源一郎とコウの娘。
南原未玖(みく)・・・南原龍之介と文子(ふみこ)の娘。
山城みどり・・・山城順と蘭の娘。良のカノジョになった。
愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。
南出良(みなみでりょう)・・・転校生。千香乃と同じクラス。みどりのカレシになった。
片山継男・・・一輪車大会で、悦子と争った。今はカレシ。悦子と婚約したばかりだが、頭が上がらない。母親が病院の事務員をしている。
原田美和子・・・原田正三の娘。
筒井徹・・・筒井隆昭と新里あやめの息子。小学6年生。
大文字学・・・おさむの父。小説家。
井関敬吾・・・井関五郎とあかりの息子。
----- ゲスト –----
中島斗志子・・・EITO副隊長補佐・中島はるかの娘。
大文字伝子・・・おさむの母。EITO隊長。翻訳家。
大文字学・・・おさむの父。小説家。
大文字綾子・・・おさむの祖母。