進め!健太郎   作:クライングフリーマン

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「斗志子。あんただったの?」
「美和子、知ってるの、その子。」と、健太郎が尋ねた。
「中島斗志子。親は自衛隊員。」



99.夕日に立つ斗志子

 

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

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==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==

 

7月13日。日曜日。午後5時。モールの外れ。

「呼んだ?」ある少女が、不良グループの抗争の場に現れた。

「呼んでねえよ。すっこん出ろ、このアマ。」

「アマ?どのアマ?素潜り得意じゃないし、仏門にも入ってないわ。」

2つのグループは、少女をいたぶるべく突進した。

だが、たった2本の『菜箸』で彼らを撃退した。

菜箸と言っても、木製ではなく、ステンレス製だった。

ミラクル9の通報で、警察官が大勢来て、連行していった。

 

「斗志子。あんただったの?」

「美和子、知ってるの、その子。」と、健太郎が尋ねた。

「中島斗志子。親は自衛隊員。」

「母親はEITOの副隊長補佐もやったことがある。父親は、MAITO隊長だった。」

愛宕警部がやってきて、皆に紹介した。

「増田隊員は、先輩の自慢の部下の一人だった。転校してきたって聞いてないんだが。」

「物好きでね。不良グループを見ると、壊したくなる。じゃあな。惚れるなよ、男子。高くつくぜ。」

 

暫く様子を見ていた女性が斗志子を平手打ちして、連れ帰った。

「なに、あれ?」と、満百合がクビを傾げた。

「警部。あれが、増田隊員?」と、おさむが尋ねた。

「ああ。何か訳ありかな?もう遅い、皆ありがとな。解散して帰宅してくれ。」

 

午後6時半。伝子のマンション。

おさむの報告を受けて、学は「名は体を表す、か。」と呟いた。

「あの時の子供かあ。月日の経つのは早いわね。」と、綾子が言った。

「気性は、名前のせいじゃないじゃないだろう。明日、確認してみるよ、学。」と、伝子は言った。

学と綾子は顔を見合わせた。

 

―完―

 

============== 主な登場人物 ================

物部満百合(まゆり)・・・物部一朗太と栞(しおり)の娘。

久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。

大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。

福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。

依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。婚約した継男には、厳しい。

服部千香乃(ちかの)・・・服部源一郎とコウの娘。

南原未玖(みく)・・・南原龍之介と文子(ふみこ)の娘。

山城みどり・・・山城順と蘭の娘。良のカノジョになった。

愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。

 

南出良(みなみでりょう)・・・転校生。千香乃と同じクラス。みどりのカレシになった。

片山継男・・・一輪車大会で、悦子と争った。今はカレシ。悦子と婚約したばかりだが、頭が上がらない。母親が病院の事務員をしている。

 

 

原田美和子・・・原田正三の娘。

筒井徹・・・筒井隆昭と新里あやめの息子。小学6年生。

大文字学・・・おさむの父。小説家。

井関敬吾・・・井関五郎とあかりの息子。

 

----- ゲスト –----

中島斗志子・・・EITO副隊長補佐・中島はるかの娘。

大文字伝子・・・おさむの母。EITO隊長。翻訳家。

大文字学・・・おさむの父。小説家。

大文字綾子・・・おさむの祖母。

 

 

 

 

 

 

 

 

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