アビドス土着企業『アーキバス・コーポレーション』 作:V,うんこ
アビドス自治区-アビドス高等学校
OBJECTIVE
拠点防衛
REWARD
0
DETAIL
敵AC一機及び便利屋68構成員の撃破
途中合流する僚機あり
爆音が砂漠に響く。
現在便利屋68及び独立傭兵レイヴンの襲撃を受けているアビドス対策委員会は何とか持ちこたえていたが、戦況は便利屋側に若干の優位がある、といった具合だ。
「っく!話と違うじゃない!何が寄せ集めよ!」
「いや〜…流石にアレは誰も予測できないでしょ…」
だが、優勢なはずの彼女らは困惑していた。
「でも社長、アレを抜いたとしてもアビドス高校の戦力は油断できないよ」
「つまり…最初から割に合わない依頼だったって訳ですか?」
『落ち着いてハルカちゃん、短気を起こすのは後でも……ッレイヴン!避けて!』
ガァン!ピピピピ…
便利屋と共に襲撃を仕掛けた独立傭兵『レイヴン』の愛機『ナイトフォール』から
そう、この襲撃の要であるはずだったナイトフォールが、たった一人のアビドス生によって半ば無力化されていたが故の困惑だ。
その生徒こそ…
「どうした?動けよレイヴン、まだまだ俺は満足していない…!」
「────!!」
V.Iフロイトこと空崎カナである。
その実力は、彼女が世に生を受けてから着々と積み上げたモノ。
何よりも、闘争の為ならば極限まで動きが洗練される彼女にとって、ACを生身で相手取るなど造作もない。
「ちょっとカナ先輩!!!後できちんと直しなさいよ!?!?」
「いくら遮蔽が無いとはいえ校舎を盾にするとは…」
「………相変わらずすごい」
尚、アビドス校舎はナイトフォール迎撃の為の尊い犠牲になった模様、これもコラテラル・ダメージである。
校舎という狭いフィールドに逃げられては、AC程の巨躯を持つ兵器ではどうにもならない。
闇雲に撃ち続けていれば瓦礫の隙間からグレネードが飛んで来るし、かといって無視して他4名の方に向かおうとすれば頭おかしい威力の対物ライフルがACのコアを抉る。
これによりナイトフォールは十八番のパイルバンカーのチャージ機構がイカれ、ただのトゲ付き鈍器になり下がってしまったり、
「修繕費なら私が出しますよ〜☆」
こうなるとカナ以外の4名の排除を優先するべきなのだが、その4名も普通に強い。
故に両者は拮抗したままに数時間を過ごしていた。
「確かに割に合わない依頼だけど…勝機が無い訳じゃないよ社長!」
「っええ!行くわよ皆!」
「おー!」
拮抗しているとはいえ、優勢なのが便利屋側であることに間違いは無い、このまま行けばアビドス対策委員会はゴリ押しで突破されるだろう。
だが、企業のバックアップを受けている彼女らがただで終わるはずもなかった。
『ッ待って皆、レーダーに感あり!』
「!?」
『この反応は……!?』
『…派手にやってるねぇ~』
地平線の向こうから飛んできたのは…一機のAC。
紫がかった色合いのそのACは、
『おじさんのかわいい後輩ちゃん達に手を出したこと…後悔させてあげる』
おちゃらけた声音を一転、怖気すら感じるほど冷えた声で啖呵を切ると同時に、AC『ハルポクラテス』は両手の武器を肩ラックに掛けられた
「ホシノ先輩!」
「いい動きだ…」
「ちょっと!見惚れてないでカナ先輩も援護する!」
待ち望んだ増援の到着に、アビドス勢は一気に沸き立つ。
便利屋とレイヴンも受けて立つといったように陣形を整えなおした…
『……かの『暁のホルス』の神髄…見せてもらうとしましょう』
『…家を荒らす
ホシノが啖呵を切ると同時に、ハルポクラテスに変化が訪れた。
それは普通のキヴォトス人にとって観測することが非常に難しい現象……神秘の奔流だ。
仮にこの場に転生者であるマヨイがいたのなら目を剥いて驚いていたことだろう。
目に見えない神秘の奔流から解放されたハルポクラテスの頭上には……
ヘイローが浮かんでいた
ARCHIVE
第二隊長の独白
技研といいコーラルといい、このキヴォトスはとんでもない与太時空のようですね…
ド級の素人、ド素人の朧げな助言ひとつで見覚えのあるパーツがどんどんと開発されていく…
…これはつまり、いつかどこかの世界線のルビコンにおいてコーラルリリースが成されたが故にアレらのパーツの情報が全宇宙に伝播した結果とでも言うのでしょうか?
まぁいい…少なくとも原作より遥かに危険となってしまったこの世界において、ACを持たないというのは自殺行為も同然…ひとまずは彼女らの為の機体を用意しなければなりません。
…仕方ない気もしますが、アーキバス系列企業『ベイラム・インダストリー』とは…
いつ聞いても慣れませんね。
(ACの図面が6つ添付されている)
(内4機の図面には要相談という但し書きがある…)
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