気がついたら街にいた。はて?貴方は……いや、俺は部屋で寝ていたはずだ。そう、日課になっている収穫ループマクロを起動して横になったはずだ。起きたらそこには高熱になりファンがアホほどたかれているPCがあったはず……ではなぜ俺はこんな街に……それも明らかに日本っぽく無い、ヨーロッパっぽい雰囲気の街にいるのだろうか……?
うーん、ダメだ思い出そうとしてもなぜか《the over wish》と激戦を繰り広げた事とかを思い出してしまう……いやなんだそれは俺は願いの神と激戦なんてしていないぞ……先手を取った方が勝つゲームだったはず。後手に回ったら何も出来ずに死にます。それにこの記憶は鮮明すぎる。願いの神だけじゃ無い。サンドバック相手に30年くらい殴り続けた記憶もあるし餓死状態のままハーブティをがぶ飲みした記憶もある、リトルシスターの肉を9万個くらい食べた記憶もある俺の記憶大半餓鬼浴なんだが?なんだこのクソみたいな記憶……これあれじゃな?俺が操作してたelonaのキャラの記憶じゃな……?
これはいわゆる異世界……いやゲーム転生ってやつなのか?俺Elonaの自分のキャラに生まれ変わったってコト!?ひええええ……クソみたいな世界観のクソみたいな主人公になっちゃった……Elona世界……イルヴァって言えば良いのかノースティリスって言えば良いのかわからんがこの世界は這い上がることができる。死んでも這い上がる意思さえあれば復活するのだ。人も建物も。果たしてそんな世界で俺が生き残れるのだろうか……
この俺、2手12指ゴッドカオスシェイプたる俺が……ステータスは勿論カンストして加速使えば速度も20Mになっているが……ならく行ったらそんな俺でもポンポン死ぬからなー行かなきゃ良いだけだが。
「ん?体あるな……」
ゴッドカオスシェイプは最強?と言われているが体の部位は無い。体の部位と言うか首と頭がない。脚もない。つまりelona世界の俺は指と手と胴体だけある不思議生物だったはずだが、どうやら普通の人間のような見た目になっているな。今俺が来ている服は法王衣と呼ばれる豪華なローブだ。色はクリーム色の落ち着いた色になっている。これでド派手だったら俺は丹精込めて作ったこのローブを永久に封印していたことだろう……指を見ると10本の指全てに指輪が入っており更に人差し指は指輪が2つも付いているというクソ程だせえ格好をしていた。くしょがよぉ……あまりのダサさに俺は内心悪態を吐いた。
腰には俺愛用のエーテル製の忍刀とエーテルライトセイバーが差さっている。俺の武器と指輪はすべてエーテル素材で作った。理由は見た目がかっこよく素材価値が高いからだ。後自前で速度+エンチャントが付いてるのもまあまあ嬉しい。
そう言えば回想で見えた俺も体は普通にあった獣の特徴も見られない。どこかで見た事あると思ったら適当に入れたキャラチップの姿だ。正直足が蹄になってたり羽が生えているのが視覚的に見えないのでもしかしてエーテル病消えた?と思ってしまうのだが俺は異常なのだろうか?
とりあえずこのステータスの自分なら基本死ぬことはないだろうとほっとため息を着く。
「うわわわ!どいてどいてぇ!」
さてどうしたものかなと往来のど真ん中で惚けていると背中に衝撃が走った。すわ町の中にいる暗殺者か、もしくは狂った大富豪かと振り返るとそこには黒髪ツインテールで巨乳のロリがいた。その胸の紐には一体なんの効果があるんだろうと思うが……この子、神か。
えっ怖なんで俺この子が神ってわかったのぉこわぁ……というか黒髪ツインテールの髪なんていたっけ?いやでも何処かでこの子見たことが……
「いてて……ご、ごめんごめん。バイトの時間に間に合わなさそうで急いでて」
「神様がバイト?」
「うっこれには止むに止まれぬ事情が……っと!本当にやばい!ごめん!また謝罪するよ!」
そう言い彼女は去ってしまった。いや本当に神様だったんかい。新しいヴァリアントだろうか……?もしくは誰ぞかのカスタムゴッドか。いや、それにしては見たことあるんだよなぁ……
「まあ気にしてもしゃあないか……帰還」
とりあえず家に帰ろうと帰還の魔法を発動するが……発動しない?俺の帰還が?帰還とはElonaの魔法の一つで自身のダンジョンや家など特定の場所に帰れる魔法なのだが……俺の装備は軽装備だし発動率は100%のはず……というかトロフィー効果もあるし、何より俺は〈イシス〉だ。ちょっとこれはドヤ顔できます。ショーテレポートやテレポ-トは発動できたため帰還だけ発動できないらしい。
「ええ……だるいな……帰還屋に頼むか」
その後道ゆく人に帰還屋の場所を聞いたが見事に全員知らないと空振り。腹も減ってきたなーと思っていると揚げ物の匂いがしてきた。この世界に揚げ物あったか?と思いながらみるとそこには見慣れない文字が。いや、解読できるな……じゃがまるくん?ジャガ丸君か……なんだその名前……
「おーぅい兄ちゃん!気になってんだろ?寄ってこい寄ってこい!」
うーむと思っていると店員に声を掛けられてしまった。苦手なタイプだなぁと思いながらも空腹なので買ってみようかなと足を運んだ。
そして今私は事情聴取を受けております。
「ふーむ。確かに同じような硬貨が何枚も……言い訳にしては精巧にできているしジャガ丸君を買うだけに使うとも思えんな……」
この町の通貨が金貨ではなくヴァリスだったのだ。なんやねんヴァリスって衛兵らしき人達がやってきたので殺そうかとも思ったが流石に転生して1日で殺すのはちょっとな……と思いついて行って無罪を証明したのだ。
「ガネーシャ様も何も言ってこないし解放してあげても良いんじゃ無いか?というかこの兄ちゃんの恰好多分いいとこの方だぜ?これ以上拘束して何かあったら……」
「まあ本当にやばかったらあの人出張ってくるだろうしな。ごめんな兄ちゃん、これでお前の疑いは晴れた」
「うっす……あーんじゃあもう帰っても?」
「おう、後で謝罪もしたいからファミリア教えてくれねえか?」
「ファミリア……?」
ギョッとした顔をされたが説明をされるとなるほど、自分が信仰している神様のことか。
「ああ、そういう事ですか」
「おお、ビックリしたぜまさかファミリアも知らねえのかと思ったぜ」
「別の言い方だったので。私はクミロミ信仰です」
「クミロミ様ね。了解だそれじゃあ気をつけて帰れよ!」
「お世話になりました」
やっと解放されたと肩を回しながら外に出るともう夜だった。しかし暗く無い。街頭の明かりもあるが空の星の強い瞬き。正直ここに転生して良かったと思うくらいに綺麗な空だった。はえーと上を向いていると後ろから声をかけられた。
「そうだ、最近ここに来たんだろ?なら言葉を言わなきゃな!ようこそ!オラリオへ!!」
さて、感動的な場面も終わったがどうしよっかなぁ……俺今金なし宿無しだ。食料はいっぱいある。とりあえず世界最高のストマフィリアティーを飲んで空腹を回復する。やべえ食いすぎた死ぬ……けど美味いな流石俺の料理だ……アイアムパルミア1番……料理スキル99999ネ……
「あっ君は!!」
ここどこだよ、俺は果たして自宅に帰れるのだろうかと黄昏ていると今朝にあったあのツインテ爆乳ロリ神様と目があった。
「あの時の!いやあ本当にすまない!ちゃんと前は向いていたはずなんだけど急に君が現れたように見えて……ん?」
「どうされました?」
「い、いや……君その指に嵌めてるものは……?」
「ん?普通の指輪……あっ」
急に顔が青くなっている神様を見て首を傾げるがそういえば今の装備あかんやんと気がつく。
この装備、願いの神用にカスタマイズされている装備だ。神と戦う時につける装備なんで勿論神特攻が付いている。しかもだいぶ深いエンチャを。はえー見て効果に気付けるんやなぁと思いながら指輪を外してバックパックに入れる。
「ああすみません。ちょっと野暮用でつけていて……外しますね」
「お、おぅ……ちょっと本気のボクでも対峙したく無いレベルの圧だったぜ……しかしそんな装備を持っていて見たところそのローブも魔術的な効果があるね?ふぅむ、どうやら君は凄い強い冒険者なんだね。……うーん、でもこんなに強そうな子供なんて聞いたことも無いなぁ……っとと!そうだ!ボクの名前を言ってないね。ボクはヘスティア!ヘスティアファミリアの神ヘスティアさ!」
「それじゃあこちらからも……二つ名は永劫の炎、クミロミ信仰、《ビヨンド・ウィッシュ》、名前を……まあこれは良いか。よろしくお願いします」
「いやいやよく無いよ!?名前は重要だろお!!ってクミロミ?」
聞いたことがないなとうんうん唸る彼女。ヘスティア様。イルヴァ7大神を知らない?金貨もなかったしイルヴァでは無いのかもしれないな……
「うーん知らないなぁ……しかし嘘をついているわけでも無いし、ボクが知らないだけかなぁ……」
「そうですか、クミロミを知らない……イルヴァ7大神なんだけどなぁ……そうだ。俺の信仰を見れば神様なら神気的なやつでわかってくれるかもしれない、祈るか」
このキャラの記憶もあってか行くならイルヴァに行きたい。ここで神に会えたことも何かの運だろうと言うことでヘスティア様に今から祈るねと断りを入れて俺は手を組んだ。
俺の現在の装備は戦闘用装備であり作業用の装備ではないため信仰スキルも9万程しかない。現在シートのステータス画面を開く方法が分からないがとりあえず信仰P100万はポイントあるだろう。
というわけで、私祈ります。
「うわぁ!?なんか光った!」
まあ祈ったら光もしますよ。いつも通り光の柱が俺に降りかかる。するとクミロミ様が何故か降臨した。そういえば神降臨させたいだけなら願いの杖ふっときゃ良かったのか、信仰P無駄にしたな……
「凄いね…永劫の炎…」
そう言うのは小麦色の髪に新緑の瞳を持つ美少女……と見まがうほどの美貌を持った童顔の男神だ。特徴的な小柄で落ち着く白い1対の翼に白色のワンピースの上に若草色のベストを羽織り二股に分かれた若草色のジェスターハットを被った小柄な可愛い……可愛らしい男神だ。
『収穫のクミロミ』イルヴァと呼ばれるほぼ地球と同じ規模の世界において今から約数万年前、始まりの時代と呼ばれる頃にイルヴァの世界に現れた神々のうちの1人、のちに7大神と呼ばれ収穫を司る言葉を濁さずに言うとヤンデレの神様だ。うちの神様がヤンデレでヤバいってやつだ。因みに俺は信仰リレーを勿論しているので彼の怒りを買いまくっている。
「クミロミ様来てくださり有り難うございます」
「おおう……この感じ、本当に神っぽい……というよりも唯の神なんかじゃない、この神威は最高位の神じゃぁ……」
ヘスティア神はまさか神が降臨するとは思わなかったようでちょっと引いてる。
「僕のしもべ…」
「はい」
「時間がないから…簡潔に…ここはイルヴァじゃない…別の世界だから願いの神の力も届きにくい…僕もこれ以上留まるのは無理…帰る方法は…自分で探して…」
「えっそこ俺任せですか?」
「あと…ここの人死んでも這い上がれないから…殺さないでね?敵は殺していいけど…」
危なかった……警備員殺さなくて良かった~死んで生き返れないならそういってくれよ。危うく殺しちゃうところだった。どうやら俺の思考が大分キャラクターに寄っているようで殺そっかなと思ったら普通に人殺せるっぽいんだよね、俺の記憶あって良かったなぁ……俺のキャラ大罪人だったぜ。カルマは-29です。
「君に何を言っても無駄だと思うけど…とりあえず改宗はうん…しても…いい…」
「ふぁ!?クミロミ様が改宗していいとかどうしたんですか!」
「いや…君もう100は僕の事裏切ってるし…」
まあそうね。でもしゃあなくない?イツパトラーになりたいときもあるんだよ。主に願いの神倒すときとか。今は収穫マクロとかペット育成のためにクミロミ信仰だったけど俺クミロミとイツパロトル反復横跳びしてるし。あと豊穣祭とエヘ特訓の往復とか。
というか願いの神殺すのに24連射があるのが大分楽というか……あとMMMする時にマニ様信仰したりもしたけど一番使い勝手良いのはクミロミ様なんだよね。俺ジュア様以外大体の神何往復かしてるもん。ジュア様は?まあその……ペットとしては凄い使えるので……ルルウィ?うん!
「ん…そこの神ヘスティア」
「おお、ボクに話が回ってきたね?なんだい神クミロミ」
「僕のしもべ…少し気にかけてあげてほしい…」
そういうとクミロミ様は光の柱とともに消えていった。時間にして1分あったかないかくらいの時間だったが、それでも少しこの体がほっとしたのを感じる。
「う~~ん……なんだか凄いことになりそうな予感がするぞお?」
ヘスティア様はうんうん唸っているようだ。すると俺は周りに人が集まっているのを感じる。普通ではない緊張感だ。まるで井戸の水を飲むか魔物呼びエンチャが付いた装備を着た冒険者がいるせいで高レベルのモンスターが現れた街中のような雰囲気。
「このあたりか!」
「光の柱が見えたらしいが!」
さて、余談であるがこのオラリオで光の柱が現れることはないわけではない。ただそれがどういったときに現れるか?それは神が死亡するか禁じられた
「まっままま不味いぜえっと、何て呼べばいいんだ!?とりあえず永劫君!ボクらこのままじゃ神殺しの現行犯だ!」
俺は神々の黄昏を持っているので勿論イルヴァ7大神を殺しているしなんなら願いの神も2000体くらい殺しているので謂れもありまくりなのだが……神々の剥製を飾った博物館、繁盛してます。
「そんなに不味いんですか?神なんてちょくちょく死にますよね?」
「君は何を言ってるんだい!?このままじゃ僕たちお尋ね者で牢獄行き……いやボクは天界に送還!?ごめんよベル君~!」
それはつまりカルマが下がるということか?俺は激怒した。俺は確かに人体錬成もしたしパルミアに核を50回くらい落としたしグウェンちゃんを100回は殺した。聖武器育成のためにメテオも降らせた。最終的に『エボン』君をサンドバッグに吊るしてなんか魔法使うのが一番効率良かったので彼等はあまり俺の役に立ってくれなかったが……しかし俺は善人だったのだ。意味のない殺しはそんなにしなかった。
もちろんノイエルの未亡人にエーテル抗体を渡しているし免罪符だって人生で2000回は買った。贖罪の願いだって何度もした。今現在のカルマ値だって-29だった。そんな俺が追われるだと?
「神ヘスティア、手を借ります」
「え?」
ヘスティア神の他を握ると俺はテレポートした。
「うわぁ!?え?え?ここどこ?」
「テレポートしました。面倒だったので因みにどこかは私にもわかりません。ランダムです」
運よく道路にテレポートすることができた。ここまでのことで分かったことがある。この世界は現実寄りだ。例えばイルヴァの世界ならたとえ他人の家屋だろうが王城だろうが勝手に入っても大丈夫だろうがこの世界では普通に不法侵入になるだろう。俺も馬鹿ではない。例えばこの街の壁を掘ってはいけないこともわかるし恐らく掘ったところで宝石が埋まっていることもないだろう。
「神ヘスティア、少しお話をしたいのですが」
「ああ、少し待ってくれ、ちょっと飲み込むから……うん。よし……うん……」
どうやら大分つっかえているようだ。餅並みに飲み込むのに時間がかかっている。コクリコクリと頷いていること数分。顔を上げたヘスティア神はこちらにニカッと笑顔を向けた。
「もうこうなったら自棄だ!とりあえずボクたちの家に行こう!そこで色々話そうぜ!」
そういうことになった。
そして歩くこと数分。ヘスティア神とは他愛ない話をしていると彼女が立ち止まった。
「ここがボクらの拠点だよ」
そこにあったのは蜘蛛の巣の張った教会、ボロボロの数十年単位で手入れのされていないであろう朽ち果てたという表現が正にな教会があった。ふむ。世界観もしかしてイルヴァと大差ない?神がこんな場所で暮らすってことはイルヴァよりも過酷なのでは?
「その、味がありますね」
「なんだいなんだいそのあんまり上手くない絵画を見たコメンテーターみたいな言葉は!まあ事実だけどね!」
笑いながら先導するヘスティア神についていくとただいまーと地下室らしき場所に行く彼女。僕らと言っていたことからどうやら他にも住人がいるようだ。
「神様!おかえりなさい!今日は随分と遅かったですね?」
チラリと出迎えてくれた少年が見えた。年の頃は10代半ばだろうか?白兎を思わせる白髪と赤い眼が特徴の童顔、華奢な立ち姿は女性だと聞いても納得できる程だ。彼を見た第一印象は『可愛い』である。声も男性にしては高めだしもしかして少女なのかもしれない。言葉と扱いには気をつけよう。クミロミと言いこの少年と言い男の娘によく縁があるなあ。
さて、そんな少年だが俺の感覚では一般的なノースティリスの民より弱い印象だ。全ステ8くらいのイメージだな。出来立てのプレイヤーキャラくらいだ。
「まあいろいろあって……っと、そんなことよりベル君!なんと我がファミリアに新たな眷属ができます!!」
「えええええ!!本当ですか神様!」
「ベル君には世話を掛けたね……でももう大丈夫!彼が来た!」
オールマイトの真似をすればいいのだろうか?しかし俺にそんな筋肉はないので普通に出る。
「こんばんは、俺は眷属になるらしい人です。よろしくね」
「はい、よろしくお願いします!」
「ところで、眷属になるってどういうことかな?」
それから俺はこのオラリオでファミリアという存在を知った。
そしてダンジョンというものを知った。言ってしまえばどこまで続くかわかっていない、下の階層に行けば行くほどモンスターが強くなる不思議な生きている洞窟らしい。固定ネフィア……レシマスのようなものだろうか?どうやら目の前の少年、ベル・クラネルはそのダンジョンで日々モンスターと戦って生活しているらしい。そしてモンスターが落とす魔石とやらを換金してヴァリス、つまり金を集めているらしい。僕なんかじゃ全然稼げないんですけどねと笑うクラネル君だが俺はほろりと涙が落ちる思いだ。
「ええ、なんで泣いているんですか!?」
「いやすまない……俺も最初の頃は本当に苦労して……比較的楽な護衛依頼を何度も受けてお金をためて核買って重みで潰れて死んで……大変だった、うん。あの頃は本当に大変だった……」
「ええっと……そ、そういえばお名前はなんて言うんですか?」
彼は居た堪れなくなったのか話を変えてきた。しかし名前か……
「ああ!それはボクも気になるぜ!というか
「名前、いえ改めて語るのはこっぱずかしいんですよね」
「いや自分の名前ですよね!?」
だって自分でつけたキャラの名前人前で言うの勇気居るやん?普通に恥ずかしいよ俺は。
「……じゃあロミアスで」
「絶対に偽名だろ君!いやしょうがないか……じゃあロミアス君ね!もう変更したいって言っても聞かないからね!」
というか俺はファミリアに入る。つまりヘスティア神を信仰することになるのだろうか?死体とかいるのだろうか。
「う、改宗は流石に君も嫌かな?一応ボクとしては神クミロミに任されたから君が何かを見つけるまではボクのファミリアに入ってもらおうかと考えていたんだけど……やっぱりボクみたいな無名のへっぽこ神なんかよりへファイストスみたいな有名な神に紹介してあげた方が……」
「ああいえ、改宗は全然別にいいですよ。何かあればまた改宗すればいいだけですし」
「君はサラッとそういうこと言うなぁ……」
見るとクラネル君がギョッとこちらを見ている。ふむ、話を聞く限りファミリアとは会社のようなものだろう。主神が社長で家族が社員、つまり俺は今社長に対して嫌になったら転職するわ的な事を言ったのだろう。やべえやつやん?
「いえ、そのちょっと価値観が違ったようで……」
「そうだね……君の境遇について少し話をしたいんだけど、ベル君も一緒で良いかな?」
「僕もですか?ロミアスさんの境遇?」
「大丈夫ですよ。そうですね、まずは俺がおそらくこことは違う世界のイルヴァという世界からやってきたところから話しましょうか」
俺はソファに座って話し始めた。
elonaNC豆知識
【ならく】
元々の最高難易度のダンジョン【すくつ】を1000層まで潜った事の出来るものがさらに進める真の最高難易度のダンジョンであり、もし廃人称号を撮った勢いのまま向かえばあなたは何もできずに死ぬことになるだろう。少なくとも彼らと戦えるようになるためには速度を最低でも5,60万まで上げなくてはならない。
また、ならく内ではそれはダメージを稀に無効にするのエンチャントは機能しないので注意が必要だ。もっともしたところであなたは動けずに永遠と麻痺してしまうだろうが。
もしもあなたがならくの階段を5層まで踏むことが出来たら、おめでとう我々の仲間だ。