廃人がダンまち世界に行くのは間違っている   作:沸騰

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今までこいつマトモじゃね?と思ったかもしれませんがだんだん頭おかしい事になっていきます。


そろそろノースティリスの冒険者らしいところが見られる

 あの後、俺はとりあえず少しでもクラネル君の潜在回復のために俺の部屋にあった幸せのベッドを出した。

 

「ちょーっと待った!ロミアス君!君昨日こんないいベッドで寝ていたのかい!?ボクだってここのボロいベッドで寝てるのに!?」

「うわぁ、凄い大きいベッドですね」

 

 とは二人のベッドを見たときの反応だ。正直このベッドダブルベッドの大きさなのでこの小さい教会では手に余ると思っていたのだが二人とも、というかヘスティア神がもの凄い反応して強請ってきたので作った。

 

「じゃあ作りましょうか?俺大工もスキル99999あるので余裕で作れますよ。作りました」

「……今ボクには急にベッドが出たように見えたんだが」

「俺物作る時はどうしても加速しちゃうんですよね。ちゃんと作りましたよ」

 

 まあこのあたりの話は良いだろう。結局何故か俺も巻き込んで3人で一緒に寝た(俺とヘスティア神はお互い端に居たため本当に何もなかったと誓うクラネル君はヘスティア神に抱き着かれていたけど些細な事だろう)という事実に回帰する。クラネル君は午後に起きたので今日のダンジョンは休みということになった。とりあえずハーブティー飲ませておいた。

 問題は翌日だ。まずヘスティア神からステイタス更新の禁止を言い渡された。

 

「全く君たちは危険すぎるよ!ボクもちょっとどうかなーって思うけどこれは決めたことだ!今日から数日ステイタス更新禁止!」

 

 とのことだ。実は俺これについては結構賛成だ。というか俺が昨日の帰りに罰の内容を考えていたヘスティア神に言った。恐らくだがクラネル君昨日のダンジョンで滅茶苦茶ステイタスが上がっていると思う。せっかく体の使い方を学んできたのに出力が大きくなってしまい又力任せの戦い方になっても困る。これにはクラネル君も涙目で頷いた。ヘスティア神はその顔を見て落ち込んでいたので後でどちらにもフォローを入れておこう。

 

 そして朝食、というよりも少し早い昼食か。今日の料理当番を買って出た俺は考えていた。クラネル君に何を出すかだ。elonaには食事効果というものがあり食事を取ることで能力を上げることが出来る。なので食事というものは超大事なのだ。それも餓鬼がいないこの世界では猶更。1日に多くて5回くらいしかとることが出来ない食事をどうするかでクラネル君の能力は大きく変わるだろう。

 

 そして目の前にはR-18Gの物体、『リトルシスター』の死体がある。リトルシスターは人間の少女のような見た目をした魔物だ。人肉ではない。人肉ではない!カオスシェイプという魔物である。俺と同族だね。尚『謎の科学者』がこの光景を見たら怒り狂い俺に突撃するだろう。

 

『あなたには心がないの?』

 

 でも死んでも復活するやんお前ら……

 これはelona世界でもなかなかお目にかかれないレアアイテムで食べると死ぬほど上げづらい生命力とマナを上げることが出来る貴重なものだ。今の俺もそんな数は持っていない。少なくともオラリオで入手するのは不可能だろう。

 『リトルシスター』の死体はそれはこう……形容するのは少し憚れるので擬音で言うならばぐちゃっとしたひき肉になってない状態の新鮮なお肉だ。

 

 俺の中の普通の人間だったころの善の感性が囁いてくる。『クラネル君の成長を考えるのならば生命とマナが同時に上昇する『リトルシスター』のステーキを出すべきだ』と。流石に死体生で出すのはクラネル君も食べるのを躊躇するだろうと。

 

 俺のelona世界の人格が、悪ではないのでいわば悪魔の方が囁いてくる。『勿体ないからドラゴン肉の肉まんじゅうで良くないか?どうせオパ祝福の肉まんじゅうなら生命力2000くらいまでなら1つで上がるだろうしマナは上がらないがイツパロトルの饅頭も食わせればいい。何より節約になる。『リトルシスター』の死体もう3万しかないんだから大量に有り余ってる肉まんじゅうで上げ切れるまで上げるべきだろう』と。

 

 成程どちらも一理ある。俺は記憶を探るとこのR-18Gを生で食っていたのだが普通の感性がある今だとちょっと引く。全然食べれるが、味もまあまあくらいで美味しくはなかった。なのでステーキで出すことは異論はない。が、在庫が少ないのも事実だ。俺としてはクラネル君に少しでも早く強くなってもらうためにリトルシスターの肉を食べてほしいのだがやはりここは上がりにくくなるまでは肉まんじゅうで妥協するか……俺は心を鬼にして肉まんじゅうで妥協することに決めた。まさか全ステカンストに持ってて尚リトルシスターの死体がいるとは思わなかったのだ。済まないクラネル君、不甲斐ない俺を許してくれ……

 

 余談であるがもしベル・クラネルが『リトルシスター』の死体、ステーキを食べろと言われたら泣いて無理ですと泣き叫んで逃げるだろう。ここまでの事で稼いだ好感度や憧れも一瞬で消えるのでやめておいて英断だったと言わざるを得ない。ロミアスは人間の形してるね?で?食べたらいい効果付くよ?としか思っていないので彼は立派なノースティリスの民であることは疑いようもないだろう。その価値観がベル・クラネルにうつらないことを切に願う。

 

「ということで肉まんじゅうです。味は保証します」

「おお~!お肉じゃないか!ボクちゃんとしたお肉を食べるなんて久々だよ~まあ昨日打ち上げで食べたんだけどね。中々美味しそうじゃないか」

「まあパルミア一番なので」

 

 いやパルミア一番は料理スキル150で得られる称号なので俺と比べるまでも無いのだが……俺の料理スキル99999は本当にただ願いの杖余ってたから取っただけなので普通にNC環境でプレイするだけなら800くらいあれば十分だ。

 

「こ、コレは!竈門の神であるボクも食べたことのない美味!!!ロミアス君、シェフにならないかい?」

「俺がシェフになったら色んな飲食店が潰れてしまうので辞めておきます」

 

 一応神であるヘスティア神は美食の経験があったのか美味しい美味しいと涙を流しながら食べている。まあ竈門の神だしヘスティアと言えばゼウスの姉だったか?ならば天界ではそれはもう上の立場だったのだろう。そんな彼女が今まで眷属一人でやっていたと思うと涙が出るが。

 さて問題のクラネル君は——

 

「えっもうない」

「ご、ごめんなさい!いつの間にか食べちゃいました」

 

 俺30秒も目を離していないんだけど皿に二つ盛ってあった肉饅頭はクラネル君の腹に消えていた。皿は綺麗に真っ白だった。

 

「いや全然大丈夫。気に入ってくれて嬉しいよありがとう食後にハーブティーをあげよう」

「あのハーブティーですか!欲しいです!」

「ん〜?なんだいなんだいハーブティー?ボクも欲しい〜な〜!」

 

 こうして二人の与り知らぬところで肉体の強化が始まった……ただ二人としては美味しい料理を食べているだけであり腐っているわけでもないので副作用も無い。毎日のひもじい食生活が急に天界で出されるほどの至高の品々を提供される喜びを噛み締めている。恐らくその饅頭一つにドラゴンの肉が使われていると聞いたら目ん玉が飛び出ると思うがそれはまた別の話。

 

「さてベル君!ロミアス君!僕は今日の夜——いや、何日か部屋を留守にするよっ!構わないかな?」

「えっ?あっはい分かりました。バイトですか?」

「いや、行く気はなかったんだけどね。友神の開くパーティーに顔を出そうかと思ってね。久しぶりに会いたくなったんだ」

「ああ、分かりました。だったら遠慮なく行ってきてください」

 

 どこかで聞いた話だ。……ああ、昨日の酒場で【ロキ・ファミリア】が言っていたな。確か『神の宴』だったか。ヘスティア神は忙しそうにとてとてとローブを着て荷物を整理して慌ただしく外へ出て行こうとする。

 

「ベル君、ロミアス君、ここ数日は元からする気は無かったけどステイタスの更新は出来ないから気をつけるんだよ!引き際を考えて無理はしない事!」

 

 ……あの様子では恐らく宴があるのは今日だろう。荷物の中にドレスらしきものも見れた。もしかしたら仕立てて貰うのだろうか?ならば俺が仕立てた方が良いだろう。俺は裁縫スキルも99999でカンストしている。……俺なんでも出来すぎないか?ドラえもんかよっつー。いやelonaはその自由度が売りのゲームで全ステ鍛えてたんだからそりゃ大体のことは出来るだろうが……

 

 と、一瞬考えているとヘスティア神から『ロミアス君返事は!』と言われたので大丈夫ですと返した。俺の返事に半目になりながらも外へ出ていった。

 うーむ。クラネル君と一緒にいる時に言い出すと家計のことなどで色々負い目を負わせてしまうと思ったのだろうか?それならば俺もヘスティア様が出てから追いかけるか。

 

「クラネル君、俺はちょっと神ヘスティアを追いかけるよ。君は——そうだ。良い機会だしちょっと一人でダンジョンに行ってきてくれ。ここから数日は俺なしでどれくらい行けるかを試してみよう。この袋にハーブティーと肉饅頭が入ってるからお腹が空いたら食べる事」

 

 俺は★軽量化の鞄をクラネル君に渡す。一応メモも入れておこう。コレは中々便利で中に入れたものは別インベントリ内に保管されて且つ重みを一切感じなくなる。序盤から終盤までお世話になりっぱなしになったアイテムだ。

 elona最終的にアイテムをどれだけ持ち歩けるかが重要になるから拡張できるのはほんと偉い。

 

「え?分かりました。お弁当ありがとうございます。ロミアスさんどうしたんですか?」

「俺はオラリオに来て実はまだ3日しか経ってないんだ。ちょっと色々見ておきたいから2、3日くらいオフにするよ。俺が居ないけどクラネル君は大丈夫?」

「大丈夫ですよ。僕ロミアスさんと一緒にダンジョンに行く前はずっとソロだったんですよ」

 

 そりゃそうだ。それに俺と一緒にダンジョン行ったの1日だけだし。そう言うことになった。

 

 

 それから外に出てヘスティア神を探しに出かける。どうやらだいぶ急いでいたようで教会から出ると影も形もなかった。クラネル君と話していたのは5分くらいなんだがもう居ないのか……

 この前も言った気がするが俺に特定の誰かを探すような能力はない。メテオ降らせて復活唱えれば良いんだけどそれはただの大量殺人鬼だ。善良な俺はそんな手段を取らない。

 

 とりあえずドレスを直すとするならそれなりに高級で、ただ背伸びしたらなんとかなる料金の場所になるだろう。彼女に特殊な伝手がない限りはメインストリートの商店街の方へ向かっている筈だ。道ゆく人に尋ねながらヘスティア神らしき人を探すと——居た。

 

「頼むよ!この服を仕立ててくれ!確かにここで買ったんだ!」

「し、しかし女神様、当店ではそう言った奉仕は扱っておらず……」

「ケチくさいこと言わないでおくれよ!」

 

 俺は目を覆いたくなった。アレが今朝と同じ女神なのだろうか……おお神よ寝ているのですか——目の前にいたしなんなら俺神5桁回殺してるわ。

 若干の羞恥心に苛まれながら俺はヘスティア神のもとへ向かった。

 

「うちの主神が申し訳ありません店主。ドレスは仕立て上げることが出来るので大丈夫です」

「うげっロミアス君!?み、見てた?」

「『頼むよ、この服を仕立てておくれ!』から見てました」

「全部じゃないかい!?」

 

 醜態を見られてバツの悪そうな顔をするヘスティア神。折角ちょっと親っぽいこと出来たのに〜といじけている。可愛い仕草ではあるが悪質クレーマーだ。

 

「俺は裁縫も出来るので仕立てますよ。うちのファミリアの主神を適当な格好で宴に出したくありませんから」

「くぅ〜すまないロミアス君……」

「あー!あの人!」

 

 俺がヘスティア神のドレスを受け取ろうとした時、後ろから大声がした。まさか俺の事だとは思わなかったが4つの視線が明らかにこちらに向いているのがわかる。……いや探してる時にチラッと見えたんだ。【ロキ・ファミリア】の面々がいるなーとは思っていた。がいたのが当事者であるヴァレンシュタインさんと金髪のエレアとアマゾネス2人と言うあんま話しかけたくない面子だったのでスルーしていたのだ。

 

「ロミアス君、知り合いかい?」

「……あの金髪の人がアイズ・ヴァレンシュタインさんですよ。神ヘスティア」

「なっなんだってえ!?」

 

 まさか自分の恋敵がこんな場所にいると思わなかったのかヘスティア神が過剰に驚いている。

 更にその【ロキ・ファミリア】の面々がこちらにやってくる。俺はため息をついた。店の目の前で不穏な気配を感じ取った店主は顔を青くしてプルプル震えていた。僅差で俺の方がマシ……か。

 

「ほら、酒場にいたあの子と一緒にいた!確か同じファミリアだった」

「ああ、あの食い逃げの?」

「多分それは今日謝っていると思います。こんにちは。【ロキ・ファミリア】の皆さん」

 

 俺は店の前で話すことにした。胃を痛めるのは俺だけじゃ割に合わねえよなぁ……君は道連れだよ店主君……

 

「ねえ、そう言えばうちに来るって話はどうなったの?」

 

 短髪のアマゾネスが俺にそう言った。ああ、多分謝罪したいから来てくれってやつか。はー……俺こっからどう言う展開になるか読めたわ。エスパーになっちゃったかな。もう俺だけテレポートしちゃだめかな。

 

「うちに来るって——!!?ロミアス君まさかうちのファミリアを抜けるつもりなのかい!?しかもよりによってロキのところに!!!??」

 

 空、綺麗だな。店主さんの顔も空に負けない色になってきている。いや、深みで言えば寧ろ有利だな。赤血球のポテンシャルを思い知りました。

 

 それからどうか店の前で騒がないでくれと決死の思いでこちらに腰を100度くらい曲げて願い出た店主の思いを聞き入れて移動することに。

 落ち着いた雰囲気のカフェに入ることになった。と言っても俺たちは食べたばっかりで喉も潤っている。6人で座ることになったが何故か【ロキ・ファミリア】の4人と【ヘスティア・ファミリア】の2人で座り明らかに向こうのヴァレンシュタインさんと金髪のエレアが苦しそうにしている。アマゾネス組は抱きつくような形でギリギリ椅子に収まっている。

 で俺は端の壁になっているところに座らされて通路への道はヘスティア神によって塞がれている。

 

「それで、聞こうじゃないかロミアス君。君の弁明を」

「あー……まず改宗ではないです。俺の居場所は【ヘスティア・ファミリア】ですので」

「なーんだ。それならそうと言っておくれよ。まあ僕はロミアス君を信じていたけどね!」

 

 絶対嘘だぞ。神威ちょっと漏れ出てましたよ。

 

「じゃあどう言う意味だったんだい?アマゾネス君」

「え?んーっと……昨日ミア母さんの酒場で飲んでた時にうちのベートがバカやって、それで団長が来て欲しいって——」

「じ、じゃあ引き抜き!?ロミアス君!まだ2人しかいないファミリアだけど見捨てないでくれよ!」

 

 ヘスティア神俺の事信用しなさすぎだろ。泣くぞ。

 

「いえ違いますよ。あー……」

 

 俺はヴァレンシュタインさんをチラッと見る。彼女はコテっと首を傾げた。この空間もしかしてIQが著しく低いのでは……?ちょっと待て、クラネル君は昨日の事をヘスティア神には知らないで欲しいと思っていて、だけどこの場には嘘が通用しない神様が居て、俺はあらぬ誤解を受けている——と。

 ふと周りの声が耳に入ってくる。

 

『今捨てないでって——』

『あれ【ロキ・ファミリア】?』

『『剣姫』もいるじゃん、あの男誰?』

『うわっ5人も?』

『顔はいいけど、サイテー……』

 

 俺が——一体何をしたって言うんだ……。

 

「すっごいザックリ言いますけど。昨日あの後クラネル君と酒場に行ったんですよ。そしたらあちらのファミリアの方が酔った勢いでこちらに暴言を言ってきて、それに対する謝罪をしたいから良ければ来て欲しいって言われたんです」

「あー!そんな話だった気がする!君頭いいね!」

「ははっ……」

 

 俺を憐れみの目で見る金髪エレアとどうでも良さそうなもう一人の胸がでかい長髪のアマゾネスは良いとして、ヴァレンシュタインさんなんだよなぁ……と思った矢先に話に入ってくる。

 

「それで、いつくるの?」

「謝罪は大丈夫、との事です。自分の未熟が招いた結果だと言っていました」

「そう……そう、なんだ……」

「えー、じゃあロミアスくん?君は来ないの?」

「何故俺がいく必要が?」

 

 明らかに意気消沈するヴァレンシュタインさん。加速する俺の風評被害。

 

『『剣姫』を振った!?』

『という事は本命は怒蛇か?だが怒蛇は——』

『いや、あの隣のでかい子かも知れん』

『あの子神じゃね?』

『まさか、神と人の禁断の愛——!?』

 

 彼らを殺しても俺が悪いならそれは法がおかしいだろうが……

 

 それから30分、俺はキリキリと悲鳴を上げ続ける胃にジュアの癒しを連発してお互いのすれ違いを解消して終わった。因みに全員の分のお会計は俺が払わされた。曰く『私達とお茶できたんだからそれくらい安いでしょう?』との事だった。実際解放される代わりにそれくらいなら安いわと思った。

 とりあえずクラネル君は行かない。俺は暇があれば行きます。と言うことになった。未来永劫行くことは無いだろう。

 彼女たちは南エリアに行くようでお別れになった。俺はカフェから出た時あの店主と偶然目が合い帰還した戦友の如く温かい目で見られた。

 

「……なんでこんなに時間がかかったんだ?」

「俺が一番知りたいです……」

 

 とりあえず下品にならないくらいにダイヤモンドやエメラルドを散りばめたドレスを仕立て直してヘスティア神に渡す。深い青が下地になったそれはイルヴァでも中々見ない程に可憐だ。それでいて奥ゆかしさもある。正直ロリ巨乳とか言うインパクトと喧嘩しないかとも思ったが流石俺、着ることにより幼い雰囲気を残しつつも魅惑的になっている。

 

「ロミアス君、凄いよ!完璧だ!」

「喜んでもらえて何よりです。神は身体が変化しないようですけど一応キツい場所などはありませんか?」

「うん、バッチリさ!コレで恥をかかなくて済む……」

 

 俺はもう恥をかいたよ。

 

「それではコレを」

「コレは?財布?」

「5万ヴァリス入れています。昨日の稼ぎです」

 

 繁々と財布を見ていたヘスティア神は金額を聞いた途端に抱きしめるように財布を抱えた。

 

「ご、ごま……五万?い、いやいやいやベル君はいつも2000ヴァリスくらいって言ってたぜ?」

「俺モンスター呼べるので探す手間が省けるんですよ」

「いやいやだからって……と言うか貰えないよこんな大金」

 

 頑なに受け取ろうとしないヘスティア神と受け取って欲しい俺。俺としては5万なんて端金以下の石ころ程度の価値なんだが……そもそも本気で稼ごうとしたら俺は2日でオラリオ1の富豪になれると思うよ俺は。

 

「何があるか分かんないんですから持っといてください。友神と帰りに飲むかもしれないでしょう?」

「君は僕の母親かい?……まあそこまで言われたらしょうがない。ありがとうねロミアス君。やっぱり君はいい子だ」

 

 そろそろ空も明るみ始めた頃、ヘスティア神はドレス姿で会場へ行くそうだ。俺はタクシー使ってくれと言った。




elonaNC豆知識
『リトルシスターの死体』
リトルシスターはダンジョンで現れるビッグダディという改造人間を殺すと出てくる種族カオスシェイプのミュータント少女です
その肉には滋養強壮作用があると言われて食べるとクッッソ上がりにくい生命力とマナを1あげてくれます。
しかしビッグダディがレアモンスターでかつ一度リトルシスターを殺してしまうと以降中々出現しなくなります。
従来ではリトルシスターを欲しい数だけペットにしてから死体にする方法もありましたがリトルシスターの出現フラグはビッグダディの死亡です。
つまりビッグダディを無限に増やせばリトルシスターも無限に増えるわけです。
以下リトルシスターを増やす方法
ビッグダディを人体錬成します。
エイリアンをペットにしてビッグダディに妊娠のスキルを覚えさせます。
適当なモンスターをサンドバッグに吊します。
ビッグダディに寄生させます。
NCでは寄生されたモンスターは媚薬をぶつけると5%の確率で寄生元のモンスターが生まれる卵をドロップするのでモンスターに媚薬を投げ続けます。初期値の場合リトルシスターの肉は99899欲しいので理論値1,997,980回媚薬をぶつけます。(NCでは媚薬を圧縮することが可能なので圧縮する事を勧めます)
後は卵使ってビッグダディを呼んで殺してリトルシスターを呼んで殺せばリトルシスターの肉が無限に貰えます!

Q 約10万回もビッグダディ呼んで殺して食ってをするのが面倒です
A マクロを組め
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