我等!無敵ノ大和帝国学園ナリ!   作:三俣

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前回の続きです

皇の怒りを買ってしまった風紀委員…いったいどうなってしまうのか




皇の落ち着かない1日 後編

俺は基本的に怒ることは少ない

 

てか俺を怒らす奴はそもそも論存在しない

 

ただ一個、絶対に許容できないものがある

 

道理に外れていること……これだけは絶対に許さない

 

特に今回の風紀委員の行動は許容なんぞできるわけがない

 

そもそも、他学園の領域での軍事行為って国際問題レベルだ

 

お灸をすえてやるよ

 

ザッザッザッ

 

「歩兵、第二小隊まで突入」

 

大層に小隊まで持ってきやがって

 

どんな大層な理由を持ってるのか楽しみだよ

 

「事情の説明? 必要か? それ?」

 

……あ? 

 

「うちの厄介者どもを取っ捕まえるための労力が惜しい。もし邪魔するなら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部外者とはいえ問答無用にでまとめて叩き潰す

 

 

カッチーン

 

皇の中で何かがはじけ飛んだ音がした

 

恐らくは……怒り

 

その瞬間、刀が引き抜かれ

 

ガッシャーン!!! 

 

「「は?」」

 

「「……え?」」

 

数メートル離れた迫撃砲が真っ二つにたたき切られた

 

「待てやお前ら」

 

その場からは常人では動くことすらできない、圧倒的な威圧感を放っている

 

蓑笠を着た人物がいた

 

「は、迫撃砲が……真っ二つに!?」

 

「どうゆうことだ!? 一体何が起きたんだ……!?」

 

勿論、風紀委員は困惑

 

「何が起こったの?」

 

「ど、どうゆうこと……? 今確かに常連さんが……」

 

「え、えぇ……かすかに何かを振ったのは見えましたが」

 

「一体何が起こったんですか……?」

 

対策委員会も困惑

 

ただ、風紀委員会側の困惑は……

 

バサッ! 

 

蓑笠を投げ捨てた瞬間に嫌でもわかることになった

 

「なっ!?」

 

「なんで……お前がここに居るんだ!?」

 

「なんだ? 大和帝国学園のトップがここに居ることがそんなにおかしいか? 

 

その表情は……なぜ笑顔であった

 

「大和帝国学園の……」

 

「トップ……ですって!?」

 

「そんな顔なんだ」

 

あのラーメンを美味しそうに食べる常連さんが!? って顔してるな

 

「ああ、今まで隠してきてすまなかったな。特にセリカちゃん」

 

まぁ無理もない

 

皇ミコトの顔の事を知っている者は少ない、それこそ風紀委員のトップや役職付き位の者で無ければ知ることなんて無い

 

「今回の行動、立派な国際問題であるが……何の意図があったのかね?」

 

「そ、それは「おまえに聞いてない」……!」

 

「さっさと顔出せよ。見てるんだろ? 天雨アコ 行政官

 

ドスの利いた声で脅しをかけると、行政官は焦った声と顔で応答した

 

『こ、これは皇閣下……どうして貴方がこんな所に……』

 

「挨拶はいいし、質問を質問で返すな。そんなことも教育されていないのか?」

 

『! ……これは失礼しました。今回の行動は便利y「あーそうそう」?」

 

「便利屋捕まえるために……とかいう理由は一切まかり通らないからな?」

 

『!?』

 

「「!」」

 

行政官はなぜばれた!? という顔に

 

対策委員会は便利屋が目的ではないのか!? という顔になっていた

 

「もし私の前で嘘をつこうもんなら……大和帝国学園の陸軍部が全力でお相手しよう

 

退路は塞がった。もう本当のことを言うしかない状況だ

 

『……』

 

図星か、完全に黙ってしまった

 

「ふむ……図星か。では私が少し推理ショーをしようか」

 

「君たちの便利屋を捕まえるためという大義名分はただの張りぼて……本当の狙いは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャーレの先生であろう? 

 

「「!?」」

 

『……』

 

”私? ”

 

「先生を狙って……?」

 

実にわかりやすいな

 

「便利屋は計画のうちの一つあろう? ……まぁ、実に浅ましい考えだ」

 

「どうだ? 私の推理は当たったか? 行政官殿?」

 

『……』

 

「沈黙は肯定とするが……」

 

ここで謝罪があれば良かったなのだが……

 

『皇閣下、失礼ながら貴女は1つ思い違いをしています』

 

「ほう……謝罪なら聞いてやるが?」

 

すると……

 

ザッザッザッザッ!! 

 

「な、何?」

 

「四方八方から風紀委員会のさらなる兵力が集結しています!!!」

 

「……一体何のつもりかな?」

 

天雨アコめ吹っ切れたな

 

『貴方が思っているより、風紀委員会は弱くないということです』

 

「ほう? 私に対して兵を向けると?」

 

『えぇ、流石にこの人数を相手にするのはあなたと言えども不可能です』

 

「なめられたもんだな」

 

「対策委員会とシャーレの先生殿、ここは俺に任せてくれないか?」

 

「で、でも流石にこの人数は……」

 

「ん、いくら常連さんでも無傷じゃ済まない」

 

「そうよ! そ、それに……」

 

「?」

 

「常連さんにはおっきな貸しがあるんだから!」

 

「!」

 

優しいな……本当に優しい

 

だが……

 

「すまない、気持ちだけ受け取っておくよ。君たちはそこに倒れてる便利屋と一緒に避難所に行っててくれ」

 

「それに」

 

”? ”

 

「この程度の人数、俺にとっちゃ相手にならんよ」

 

かえって足手まといだ

 

「さっさと行った! 行った!」

 

「ちょ、ちょっと!」

 

「ここは常連さんを信じましょう。……ご武運を」

 

ナイス判断だ! アヤネ殿! 

 

さて、この戦場は今、俺と風紀委員会しかいない

 

「へぇ……1人で相手とはなめられたものだねぇ」

 

この銀髪……確か

 

風紀委員の斬り込み隊長 銀鏡イオリか

 

「四方八方から囲まれてるこの状況……どうする気だ?」

 

「この刀1本で十分だ」

 

「刀? そんなもん私たちに利くと思ってんのか?」

 

「思うが?」

 

雑談にしびれを切らしたのか

 

『イオリ、のんきに雑談なんてしてる場合ではありませんよ?』

 

「……あぁわかってる。悪く思わないでくれよ」

 

「思う必要なんてないさ」

 

なぜかって? 

 

『撃て』

 

一瞬で蹴りつけるからだよ

 

司令がされた時、

 

ビュオー! ビュオー! 

 

(急に空が暗く……?)

 

「大和刀術第一奥義……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森羅万象:暴力的天気(ハリケーン)

 

その刀、暴風が如し

 

「こ、これって!?」

 

『あ、ありえない……こんなこ』ザザー

 

あ、通信切れた

 

「さぁ……この天気に耐えられるかな?」

 

「あ、雨で視界が!ぐはぁ…!?」

 

「は、早く逃げ…!うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「た、助けてくれぇ!!」

 

「な、なんだよこれ…!これがアイツの上司の力なのか…!?」

 

「こんなの…まるで…」

 

風紀委員を襲うのは強烈な雨・風・雷

 

雨によって視界は塞がり

 

暴風によって飛んでくる瓦礫や物

 

雷によって逃げ場を無くす

 

その様子まさに蹂躙、地獄絵図

 

それを操る者(皇ミコト)、神の如し

 

相手の戦意を粉々にするには…

 

少々やりすぎかな……? 

 

と、この気配は……やっと来たか

 

責任者様が

 

~~~~~~~~~

 

ゴー!!! ゴー!!! 

 

「こ、これが」

 

「大和帝国学園のトップの力……?」

 

”強い”

 

「しかし、このままいけば町も無事では済みません! なんとかして説得しないと!」

 

「それはそう」

 

「でも、どうやって近づくのよ! このまま行っても巻き添え食らうだけじゃない!」

 

「そ、それは……あれ?」

 

「風が……止んだ?」

 


 

対策委員会のメンバーが外に出ると、荒れた市街地の真ん中に先程までは居なかった白き髪をした者が立っていた

 

「い、一体いつから!?」

 

「おう! 遅かったな、風紀委員長 空崎ヒナ殿

 

「風紀委員長!?」

 

「あの人が」

 

空から登場とは流石だな

 

「随分かわいがってくれたみたいね? 皇ミコト

 

周りを見渡しながらそう言った

 

「おいおい、冗談言うなよ。この状況の事、わかってて言ってるだろ?」

 

「ま、詳しい事ならそこの行政官に聞きな」

 

ザザーザッザ『やっとつながっ……た!? い、委員長!?!? どうしてこんなところに』

 

「……アコ、これはどうゆうこと?」

 

『そ、それは便利屋を捕まえるために仕方なく』

 

思いっきり嘘ついてんじゃねーよ

 

「便利屋ならもう居ないぞ」

 

『……へ? いつの間に!?』

 

「……。事情はだいたい把握した」

 

「察するに、ゲヘナにとっての不安要素の確認及び排除……そういう政治的な活動の一環ってところね」

 

『……』

 

さっすが委員長殿

 

「アコ、そうゆうのは「万魔殿」のタヌキたちにでも任せておけばいい」

 

「詳しい話は帰ってから聞く。通話を切って謹慎してなさい、アコ」

 

『……はい』

 

おー怖

 

「普段顔を出さない貴方がどうしてここに?」

 

「私だって出かけることはある。今回は完全にたまたまだ」

 

当の被害者である対策委員を見てみると……

 

「私達、蚊帳の外だね」

 

「被害者は私達もなんですけど~?」

 

「うぅ……こういう時にホシノ先輩がいたら……!」

 

その名前を聞くとヒナの羽がピクリと反応した

 

「……ホシノ?」

 

「はい?」

 

「あ~……空崎、お前の想像している奴であってると思うぞ」

 

「うへ~、すごいことになってんじゃ~ん」

 

「!!」

 

「えっ!?」

 

「ほ、ホシノ先輩?」

 

やっときたか小鳥遊ホシノ……

 

「ゲヘナの風紀委員長に……もしかして」

 

「お初お目に……ではないな。大和帝国学園総統の皇ミコトだ」

 

「やっぱりただ者じゃなかったね」

 

やっぱりばれてたのか

 

「それで……風紀委員会は便利屋をここまで追ってきたの? まぁ事情は分からないけど、対策委員会はこれで勢揃いだよ。あらためてやり合ってみる?」

 

「……」

 

「ホシノ殿、今回は委員長殿が指導したわけではなく、部下が勝手に行動したこと……ここは矛を収めてはくれませぬか」

 

「冗談だよ~」

 

あんたが言うと冗談に聞こえないよ! 

 

「小鳥遊ホシノ……1年生の時とはずいぶん変わった」

 

「……ん? 私のこと知ってるの?」

 

「忘れたくても忘れられるわけない。あの事件の後、アビドスを去ったと思っていたけど。……なるほど、だからシャーレが」

 

「……」

 

その事をきいた小鳥遊ホシノの顔は……いつもより少し曇っていた

 

「イオリ、チナツ、撤退準備」

 

「え!?」

 

「ホントに帰るんですか?」

 

空崎ヒナは対策委員会と俺に向かって頭を下げ

 

「事前通達無しでの無断兵力運用、他校の自治体で騒ぎを起こし、関係のない人達を巻き込んでしまったこと。ゲヘナの風紀委員会の委員長として、アビドスの対策委員会及び皇ミコトに対して謝罪する」

 

謝罪した

 

「「!!!」」

 

「か、委員長が謝ることなんて……」

 

「黙って」

 

「……」

 

「いや……こちらも謝らなければならない。私としたことが感情で戦うというトップにあるまじき行為をとり、風紀委員会やアビドスの町に甚大な被害を出してしまった。本当に申し訳ない」

 

と、俺は風紀委員会と対策委員会に深々と頭を下げた

 

異様な空気が流れる中、空崎ヒナが先生に何かを囁き

 

風紀委員会は撤退していった……

 

あ、そうだ

 

「空崎!」

 

「……何かしら」

 

「児玉からの伝言だ! また一緒に出かけよう……だとよ」

 

「! ……えぇ、勿論」

 

顔は見られなかったが……

 

その後ろ姿はうれしそうであった

 


 

今回の不始末、流石に「ごめんなさい」の一言で済ます訳にもいかない

 

ここまでの被害を出してしまったのだから

 

「対策委員会とシャーレの先生……今回の件、何か詫びをしたい」

 

「ん、もらえる物はもらっておく」

 

「ちょ、ちょっとシロコ先輩!」

 

「確かに、ごめんなさいだけでは済まされないよね~」

 

「ホシノ先輩まで……!」

 

うーむ……何か良いものは

 

あ、そうだ

 

「では、わが学園に招待をしよう」

 

「「……?」」

 

「あ、あの~、それって何の関係が?」

 

ま当然の反応だな

 

「突然だが対策委員会の面々よ、最近疲れは取れているか?」

 

「最近は慌ただしいことばっかりで……あまり」

 

「確かにそうですね」

 

「そうであろうな……そこでだ! わが学園には疲労によく効く温泉があるのだが」

 

「温泉ですか! 良いですね」

 

「ん、私も温泉行きたい」

 

よし! 好印象! 後は……小鳥遊ホシノの反応次第だが

 

「……」

 

ど、どうだ……? ダメか? 

 

「いいんじゃな~い? たまにはおじさんもゆっくりしたいしね」

 

”私も賛成かな”

 

ッ!!! よっし!!! 

 

「ん、ホシノ先輩はいつもゆっくりしてる」

 

「確かにそうね」

 

「うへ~手厳しいね……」

 

「では、日程は明日の朝。アビドス高校にて集合で」

 

「「はい! (ん)」」

 

こうして対策委員会の大和帝国学園旅行が決まった! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちら髙橋キヨですが。皇さん?え? 明日アビドスの対策委員会が大和学園に?」

 

「いや、別にかまいませんけど……空いてる部屋はあるか?」

 

空海部の薩摩寮が空いてるかと」

 

「はい、はい、わかりました。では、また」ガチャン

 

「ふぅ……さて、業務に戻り……ん?」

 

「建築部からの電報?」

 

戦闘による建物破壊の請求書 300万クレジット

 

「……」

 

「はぁ!?」




今回はここまで!次回!対策委員会、大和に降り立つ!お楽しみに!

今回は少し遅めの投稿ですみません・・・

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