カイザー理事の拉致・小鳥遊ホシノ奪還作戦を成功させた栗木ミチは撤退前、対策委員会との談笑に耽っていた。
「まさか本当に来るとは思わなかったよ〜」
「私達は盟約の為に来ただけです。約束したことは守る、それが我が学園のポリシーなので」
「にしては……あんなデカブツを粉微塵にできるなんて、一体なにしたのよ?」
目の前にあるカイザー理事が使用した戦闘ロボットは四肢がもがれ、操縦部分も原型を留めていなかった。
「セリカさん、簡単なことですよ。防御をしながら攻撃をしたまでです」
「防御しながら攻撃……?」
「言葉の通りですよ。こうゆう人型ロボット最大の弱点は人でいう関節部分、肘・膝なんです」
『……なるほど、防御を受けつつ鉄扇で関節部分を徐々に傷つけていたということですか』
「そういうこと。で、最後に相手は大技を放とうとした時には……」
「反動に耐えきれず勝手に自滅するってことですね」
「……なかなかえげつないことするわね」
「栗木師団長! 撤退準備、完了致しました!」
「あら、もうそんな時間? わかったわ、今行く」
「もういっちゃうの? もうちょっとゆっくりしていったら良いのに〜」
「そうしたいのは山々ですが……向こうに戻って報告書などを書かなければなりませんので」
"ありがとうね"
「先生様もどうかお元気で……あ、そうそう最後に一つ大事な報告が……」
"? "
「大和帝国学園からアビドス高校に生徒を派遣する事にしたのでお楽しみに」
"……"
「「「……」」」
「「「えェェェェェ!?!?」」」
「うへぇ……また賑やかになりそうだねぇ」
去り際にとんでもない爆弾を置いた栗木ミチだった。
アビドス防衛戦後、アビドス高校……いや、アビドス全体が大きく変わった。
アビドスの土地は正式に渋沢財閥のものとなった。そこからすぐだ、アビドスの土地開発が進められたのは。
昔住んでいた人々どころか新しい住人まで来るほど発展。家が建ち、道は整備され、緑化も進んで行くだろう。きっと先輩が望んでいたのはこの光景であっただろう……
私達もやっと学生らしい事が出来るようになった。勉強して、遊んで、家に帰って寝る。普通の学生になれたのだ。
今日はミチちゃんが言っていた転校生……というよりも教育実習生? が来る日。どんな人が来るかみんな期待に胸躍っていた。
ただ一つ気掛かりなのはカイザーPMC理事が行方不明であること、大和帝国学園に聞いてもはぐらかされることだが。
「どんな人が来るんだろうね⭐︎」
「きっと賢い人が来る」
「まぁまぁ、気長に待ちなよ〜」
「にしては遅いわね……」
「何かトラブルでしょうか?」
タッタッタッ
ガラッ!!
「すみません! 遅れてしまいました!」
(……は?)
小鳥遊ホシノは困惑した。
「うわ……すっごい大きいじゃない……」
「セリカさん初対面の人にそれは……」
「ノノミにも負けてない」
「シロコちゃん? 怒るよ?」
(なんで……嘘?)
「初めまして、大和帝国学園から来ました……」
それもそうだろう、何故なら……
(なんで……ユメ先輩が……?)
「吉田マツです! みんなよろしくね!」
亡き先輩の容姿瓜二つだったのだから
対策委員会編 完
〜??? 〜
「それは私の宝だ! 渡しはしないぞ〜!!」
「あれ、ないないないぞ! 私の宝! こっちか!? こっちだろ〜!」
「にしては有坂君、君もエグい事するねぇ?」
「いいだろ? 皇閣下から好きにしろって言われたんだからよ」
「だからと言って人体実験はどうなのさ……」
「呉舞、君も薬品投与してるんだから人のこと言えないだろ?」
「ま、まぁ……良いでしょ。悪名高きカイザー理事なんだからさ」
「これ壊れたらどうするよ?」
「ないでしょ、私達並みに頑丈なんだから」
「それもそうだな……」
「「わはははは!!!」
セリフの前に名前をつけるべきか
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つけてほしい!!
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邪魔だからいらない