『化け物が……!!!』
昨日も
『気味が悪い……』
今日も
『うちの子に近づかないでくれる? 醜い顔で……』
明日も
明後日も明明後日も1週間たってもでも……聞こえてくるのは罵詈雑言……私の心はいつ壊れたんだろう
……覚えてない、半年前か? 1カ月前? 1年前? それとも生まれてからずっと?
どうして私は生まれたの……? なんで? なんで? なんで? なんでなんでなんでなんでなんで?
あぁ……憎い……幸せそうな人が……笑顔が……自分の顔が……性格が……全てが……!
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!
こんな世界無くなってしまえばいいのに……こんな世界……!!!
……いや、私が居なくなってしまえば良いんだ、そうすれば良いんだ。試そう……全ての可能性を
~半年後~
なんでなんでなんでなんでなんで……なんで居なくなれないの?
電車に飛び込んでも、トラックに轢かれても、高層階から落ちても、頭に何百発撃ち込んでも、砂漠で餓〇しようとしても、断食しても、自爆しても、すぐに再生する……!
神様はなんでこんな能力を与えたの? どうして……私はもう疲れたのに……消えたいのに……
あぁ、ここが漫画だったら……救世主が現れるんだろうな。……でも残念、ここは現実。そんなことは起こらない。それは分かってる……でも
夜中路地裏で縮こまっていた時、一筋の光が現れた。その光はまるで太陽のように明るかった。夜の暗闇に一瞬、青空が見えたような気がした。それはまるで……
道ばたに落ちていた漫画で見た救世主のようだった。
『君、1人かい?』
『……アナタハ……ダレ?』
『俺か? 俺の名前は……皇ミコト!』
運命の出会いだった。私のことを見てこんな笑顔で話しかけてくれる人なんて見たことがなかった。
「おーい! 起きるにゃ!」
『う、うーん……』
「到着したにゃよ!」
『あと5分……』
「さっさと起きるにゃー!!!!!!!」
『うわー!?』
夢の途中だったが小沢ナオに耳元目覚ましされたせいで起きてしまった。
『も、もう着いたの?』
「そうにゃ、もう学園前にゃよ」
「学園出てからずっと寝てよってかにゃり……」
『ご、ごめん』
「まぁ良いにゃ、さっさと設計図貰って帰ることにするにゃ」
ジープから降りた私たちは学園に入る許可証を発行してもら為にミレニアム学園の受付へと向かった。出向く連絡をしているとはいえ機密情報だらけのミレニアムだ、偽物じゃないかの照合なども必要になってくる。しかも今回は大和帝国学園の案件、顔チェックだけで通していい案件ではない。
許可証の発行をミレニアムで売られているくそ不味い飲み物を飲みながら待つこと15分、どうやら本人確認が完了したようだ。案内マップを貰い、指定された部屋に行くようにとの指示を受けた。
「にしてはしっかりとしたセキュリティにゃ~」
『仕方ないよ、ここも大和帝国学園に負けず劣らずなぐらい機密情報だらけだし』
「それもそうにゃね~」
「……ねぇチヒロ」
『なに?』
「寝ているときうなされてたにゃけど……大丈夫かにゃ?」
『……うん、大丈夫。ちょっと昔の事を思い出してただけだから』
「……ごめんにゃ」
『気にしなくて良いよ、どうせ昔のことだし』
『それに、今はすっごい幸せだからね』
「……そうかにゃ」
『そう、だから今は任務に集中して────ードス!』
しんみりとした空気を換気するかのように何かがぶつかった感覚を足に感じた。
「いたたた……」
「ちょっとお姉ちゃん! 前見て歩かないときけ……ん」
ぶつかった方向を見てみると恐らく姉妹であろうか、容姿がそっくりな少女たちがいた。ぶつかった子が姉で私達の事見つめてきてる子が妹か、おてんばな姉だな。
「君、大丈夫かにゃ?」
「う、うん……大丈夫……」
『すまない、こちらこそ余所見をしていた』
視線を合わせて手を取った。
「か……」
『?』
「かっこいい……!」
『へ?』
倒れている少女が目を輝かせながらそう言ってきた。あまりに突然過ぎて私も変な声が出た。一方、隣の小沢ナオは笑うのをこらえ、もう1人のしっかり者の妹は頭を抱えていた。
『あ、ありがとうねお嬢さん。廊下を走るのは危なから次から気をつけるんだよ』
「す、すみません。お姉ちゃんが変なこと言って」
「全然良いにゃよ。……そうにゃ! これも何かの縁、〇〇室がどこにあるか案内してくれないかにゃ?」
『ちょ、案内マップは……』
「ぶつかった拍子に壊れたにゃ!!!」
『ぶつかられたの私だけど』
手には案内マップの亡骸が握られていた。後で髙橋さんに領収書送らないといけないなと心の中で頭を抱える船阪チヒロだった。
「まぁまぁ、細かいことは良いじゃにゃいか……見るにゃあれを」
めちゃくちゃ満ち満ちてる表情だ……!
「任せてよ!!」
「私、才羽モモイ! ミレニアム学園1年生!」
自己紹介までしちゃって気合い入ってるね
「……才羽ミドリです。姉がすみません」
『こっちこそごめんね……』
「そっちが自己紹介したならこっちもしなきゃ道理が通らないにゃね!」
「大和帝国学園空海部第四師団長 小沢ナオにゃ!」
『……大和帝国学園陸軍部第三師団長 船阪チヒロ』
「え?」
「……え?」
「えェェェェェェェェェェ!? 大和帝国学園の師団長!?!?」
これが彼女達との初邂逅、ここで運命の歯車が動き出した。
船阪チヒロの身長は190センチぐらい
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セリフの前に名前をつけるべきか
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つけてほしい!!
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邪魔だからいらない