ひょんな事から、とある事件を追うハメになった自分…。
誰が、どう考えても不可能事件だ。
どちらかと言うと、不可解事件だろうか。
事件の証拠も無ければ、手掛かりの断片さえ無い。
脳裏に浮かぶのは、諦めと言う絶望の言葉。
不意に…、
[奴なら…。]
脳裏に浮かぶ、
[知っているかもしれない!]
そんな思い。
いや、一縷の望み。
それが、後押し…。
いや、声になっていた。
「ディケイドォォォォォォォォ!」
「居るんだろうぉぉぉぉぉぉぉ!」
「ディケイドォォォォォォォォ!」
声が枯れるまで…。
いや、枯れても…、声にならなくても!
叫び続ける自分の喉。
そして訪れる喉の限界が、
[駄目か? 居ないのか?]
心に亀裂を入れる。
不意に…、
いや…、
予期せぬ方向から、
「そんなに、怒鳴らなくても聞こえいてる。」
声が届く。
その声が導く方へ、首を向け身体を追従させる。
少し気怠そうに立つ男は、紛れもなく門矢士こと、仮面ライダーディケイド。
いきなりの登場が、驚きとなり体から次の行動を奪い呆けさせる。
それに痺れを切らせたように、
「で?」
世界一短い質問の言葉で問う門矢士。
問が慌てさせ、
「あっ…。」
言葉を喉に詰まらせる。
軽く深呼吸の後に、
「◯◯◯◯で起きた事件を見ていないか?」
質問を投げかける。
矢継ぎ早に、
「何でも良い!」
口から言葉が出たのは、
「些細な、手掛かりでも掴めれば…。」
焦りの表れであったのだろう。
それを見透かした様に、
「だいたい解った。」
返した。
そして…。
ゆっくりと目を閉じ、
「……。」
右人差し指を眉間に当て、
「見てはいない…。」
記憶を探った。
その言葉が、自分の小さな希望の光を消し去ろうとした。
だが…。
続く言葉が、
「が…。」
最後の希望を繋いだ。
上げた口角が、
「見る事は出来るぞ。」
ニヤリと擬音を出す。
想像を超える角度からの、
「えっ!?」
回答が驚きとなって声になった。
その一方で…。
無意識に浮かぶ笑みが、
「本当か!?」
希望を繋いだと語る。
そこに浮かぶ笑顔は、
「見たいのか?」
少し意地悪にも見えた。
門矢士に浮かぶ微笑みに、
「頼む。事件の事が少しでも判れば…。」
悪魔と相乗りする恐怖を覚える。
そして…。
唐突に、
「では、行くぞ。」
右手を横に振る。
それは、カーテンを開ける様な仕草…。
そう見えるのは当然と、空間に掛かったカーテンを開け光渦巻く謎の入口が顕になる。
その名は、オーロラカーテン。
他の世界へと繋がる時空の扉である。
あまりの唐突差に、
「えっ…。」
驚きの声を上げるのが精一杯の自分。
踏み出す足が、
「行くぞ。」
門矢士の背中を見せる。
一瞬の遅れの後に、
「あっ…。」
小さな声と共にオーロラカーテンへ踏み込んだ。
その名が示す通りに、そこはオーロラが荒れ狂う上下左右…、更に前後さえ判らない場所であった。
自分は、近いのか遠いのか全く判断出来ないゆっくりと歩く門矢士の背中を追う。
暫く…。
いや、暫くなのか…。
長い間なのか…。
時間の感覚さえ解らない程の間進む。
と!
この空間に入る前に潜った時に通った様なオーロラカーテンが見えてきた。
たぶん、出口であろう事は容易に推測できる。
潜った時と同じ様に、特別な感情を持たず通り抜ける門矢士。
数歩遅れ自分も出口を潜り抜けた。
口の中で、
「うっ…。」
小さく上げた声。
眩しい!
最初に頭に浮かんだ感想であった。
そこは違う世界線に、来た実感も無く何も変わらない風景であった。
そんな事を知ってか知らずか…。
微妙に、
「ここが、事件が起きる世界だ。」
引っかかる物言いの門矢士。
ゆっくりと上げた右手の人差し指が、
「あれだ。」
指し示す先。
自然と視線が追い、首に続いて体が向く。
それは、正に!
◯◯◯◯の事件が起ころうとしている場面であった。
自分の口は、
「やはり…。」
見たままを、
「ショッカー…。」
声にした。
蜘蛛の姿を人間にした様なのは怪人であろう。
それを取り巻くのは、黒の全身タイツの戦闘員。
無意識が、
「今なら…。」
懐の奥のアレに右手をかけさせる。
だが、右手は外へとアレを出す事は出来なかった。
アレにかけた右手を、
「待て…。」
掴む門矢士の左手。
目で、
「だが…。」
強く抗う。
声のトーンは、
「俺以外が事件に…。」
相変わらずだが、
「いや、この世界に干渉することは出来ない…。」
凄い内容の、
「もし干渉すれば、時空の歪が発生し時空断裂を起こす。」
話をする。
そして…。
自らの力を、
「野上良太郎…、奴が時間の特異点なら…。」
何処か悲しそうに、
「この俺…、門矢士は時空の特異点だ。」
語った。
そう言うと、
「だから…。」
取り出したのは、
「ここは、俺の出番だ。」
本の様な箱。
それを、変形させるが早いか、
『カチッ。』
トリガーを、
『バッバババッ!』
引く。
射出された弾丸が、
「ギャーーー!」
着弾の知らせを、
「ギャァァァ!」
戦闘員の悲鳴にした。
ふっ飛ばされる戦闘員が倒れる音が、
『ドサッッ!』
怪人を筆頭にする集団の視線を
『ギロッ。』
こちらに向けさせる。
…。
いや…。
門矢士に向けさせた。
複眼から放つ、
「何者だ!?」
鋭い眼光は怒りを乗せる。
取り出したのは、
「通りすがりの仮面ライダーだ。」
ドライバーと呼ばれる変身バックル。
それを下腹…、丹田と呼ばれる場所へ。
直後!
バックルから、射出されるベルトが腹部に固定した。
そして、右手が取り出したカードを、
「覚えてなくていい。」
バックルにセット!
気合と共に、
「変身!」
発動される力!
『カメンライド〜』
『デ、ディケイド〜♪』
そして…、終わりなき旅の旅人の闘いが…、
また、始まった…。
〜 End 〜
最後までお付き合いありがとうございます。
今回のお話は…、
こんな感じの夢を見ましたって奴です。
夢なので、ストーリーは繋がらないとかありましたので…、
加筆したり、
話を追加したり、
ラジバンダリ!
は懐かしいギャグですがwww
また、ネタ小説を投稿したら読んでやってください。
では…。