風紀委員会との戦いが幕を開けた。
風紀委員会はおそらく2個中隊程だろう、それに比べてこっちは先生を除いて9人しか戦闘員がいない。
しかし。
まるで負ける気がしない。
確かに2個中隊もいるがこっちは少数精鋭。それに先生の指揮も加わればもう負けなしだろう。
便利屋68は知らん。
ぶっちゃけイオリくらいしか注意するやつがいないし、そいつも俺よりは弱い。
できるだけ早く終わらせよう。
イオリ「なにボケっとしてんだ!」
パァン!
パシッ
銃弾を受け止める。
イオリ「は!?今のズルだろ!!」
勝負にズルとかないし……。てか何処がズルやねん。
イオリ「おい!あいつに主砲を撃ち込んでやれ!」
ウィーン
あれはティーガー戦車か。
かっこいいね。
ドォン!
しかし。
ガシッ!
イオリ「なっ!」
両手もあれば、砲弾くらい受け止められる。
そして……投げ返す。
ポイッ
ドォン
戦車を破壊する。
イオリ「……。」
チナツ「やっぱりやめたほうが……」
イオリ「いや!ここでやめたら風紀委員会の面子が…。」
パァン!
イオリ「うぐ!」
パァンパァンパァン!!!
イオリ「ぐはっ!」
もうイオリはボロボロだ、他の風紀委員会も潰された。勝負はもう決定した。
イオリ「ま、まだ…。」
人狼「……。」
もう勝敗は決したのに戦う意思があるらしい……………………めんどくさい。
ドゴッ!
イオリ「ぎゃ!」
イオリの腹に蹴りを食らわす。
チナツ「イオリ!」
イオリにチナツが駆け寄る、これでもう戦えないだろう。
??「なんですか、これは。」
人狼「!?」
イオリ「アコちゃん!?」
チナツ「行政官!?」
アコ「こんにちは、アビドスの皆さん。」
アコ「ゲヘナ学園所属のアコと申します。」
何だこのふざけた格好の女は…。
アコ「イオリ、反省文は私の机の中にあります。」
イオリ「……。」
"君がアビドスに風紀委員を向かわせたの?"
アコ「はい、全て私が命令しました。」
アコ「まあ………先ほどの愚行は、私から謝罪させでいただきます。」
イオリ「はあ!アコちゃんが命令したじゃん!」
アコ「命令の中に「無差別に発砲せよ」なんて入ってません。」
イオリ「な!」
アコ「そんなことより…、このアビドスに来たのはその規則違反者を捕まえるためなんですよ、協力してもらえますよね?対策委員会の皆さん。」
アヤネ「ですがここはアビドスの自治区です、便利屋68の処遇は私達が決めます。」
シロコ「理由がどうであろうと銃弾一発が致命傷になる先生がいた建物を爆発させたのはおかしい。」
アコ「………そうですか。」
アコ「本当は穏便に済ませたかったんですけどね。」
カヨコ「嘘つかないで。」
アコ「?」
カヨコ「こんな非効率的な運用、風紀委員長がやるはずがない。だからアコ、これは独断の行動でしょ?」
カヨコ「それに私達を捕まえるためなら明らかに兵が多い。」
カヨコ「元からあんたの狙いは私達じゃなくて………「シャーレ」の先生だったんでしょ?」
"私?"
人狼「?」
なぜこの変態を?
アコ「………ふふっ、分かりました。」
アコ「全部隊、攻撃態勢に入ってください。」
人狼「!」
まだいんのかよ………。
アヤネ「!四方から多数の風紀委員が接近しています。」
アコ「カヨコさんが言ったことはだいたい正解です。」
"なんで私を。"
アコ「私がシャーレのような権力のある怪しい組織を野放しにするわけがないじゃないですか、とりあえずエデン条約が終わるまではこちらで先生をお迎えしようかと。」
"………。"
ノノミ「………。」
セリカ「………。」
アコ「まあ…そうですよね、じゃあ全部隊攻撃開「なにやってるの、アコ。」…!?」
アコ「ヒナ委員長!なぜここに!?」
ヒナ「………アコ。」
アコ「は、はい!」
ヒナ「説明して。」
……………説明中……………
ヒナ「なるほど、だいたい把握した。」
ヒナ「アコ。」
アコ「はい!」
ヒナ「風紀委員会は行政なんかしない、そんなこと万魔殿にでも任せればいい。」
ヒナ「詳しい話は帰ってから聞くわ。」
アコ「……はい。」
"……。"
人狼「……。」
シロコ「じゃあ、改めてやる?」
アヤネ「待ってください!あっちにはキヴォトス最強格と呼ばれる風紀委員長がいるんですよ!」
シロコ「そんなの関係ない。」
アヤネ「あぅ…こんな時にホシノ先輩がいたら……。」
ヒナ「?ホシノ……?」
ホシノ「うへぇ、なんかすごいことになってんじゃん。」
噂をすればなんとやら……だ。
ノノミ「ホシノ先輩!」
ヒナ「あなたがホシノ?」
ホシノ「そうだよ。」
ヒナ「1年生のときに比べて随分変わったのね。」
ホシノ「へぇ、おじさんのこと知ってるんだ。」
ホシノ「うーん、事情はよくわからないけど、やり合ってみる?風紀委員長。」
ヒナ「……。」
ホシノ「……。」
シロコ「……。」
人狼「……。」
ヒナ「……まあいい、私も争いに来たわけじゃないし。
イオリ、チナツ、帰るよ。」
アヤネ「帰るんですか?」
スッ
人狼「!」
頭を下げた!?
ヒナ「事前通達無しの兵力の無断運用、そして自治区で勝手に騒ぎを起こしたこと。」
ヒナ「このことに対しては私、風紀委員長が公式にアビドスに謝罪するわ。」
シロコ「!?」
ヒナ「今後、風紀委員が無断でこのようなことはしないと約束する、どうか許して欲しい。」
チナツ「…委員長………。」
イオリ「待って、規則違反者は!?」
ジロッ
ヒナ「ほら、帰るよ。」
チナツ「……はい。」
こうして対策委員会と風紀委員会との戦いは幕を閉じた。
風邪にかかりました。