無事、ホシノを連れ戻し理事を豚箱行きにできた次の日、みんなは正常な額に戻った利子を払いつつ、それぞれ日常を謳歌しているのだった。
ホシノ奪還から3日後
セリカ「べ、べつにこれはデートなんかじゃないらね!」
人狼「……。」
人狼(なぜこうなった………。)
遡ること先日………。
"……。"ジー
ノノミ「……。」ジー
ホシノ「……。」ジー
アヤネ「……。」チラッ
セリカ「?なんでみんな私を凝視してるのよ。」
ノノミ「いや……仲がいいな、と…………。」ジー
セリカ「?まあいいわ。」
セリカ「ところで人狼、何か変わったとこ分かる!?」
人狼「……。」
髪の毛を触る。
セリカ「そう!大正解よ人狼!!」
"……。"
ホシノ「うへぇ、ラブラブだね。」
シロコ「ん、このやりとりも8回目。」
アヤネ「セリカちゃん……。」
ノノミ「これもう付き合ってますね☆。」
セリカ「はあ!!べ、べつにそんなんじゃないんだから。」
人狼「……。」
"よし、決めた。"
アヤネ「どうしました?先生。」
"二人とも明日お出かけしなさい。"
一同「「「「「ええぇ〜〜〜」」」」」
人狼「……。」
今に至る。
セリカ「じゃあ……行きましょうか。」
コクッ
人狼「……。」ジー
セリカ「?なによ。」
人狼「……。」グッ
親指を立てる。
セリカ「///!あ、ありがと………。」
一方その頃。
ガサガサ
ホシノ「すでに心が通じ合ってるね。」
"やっぱイチャイチャしてるね。"
シロコ「ん、先生も私とするべき。」
"え"
アヤネ「ちょっと!シロコ先輩!」
先生達は尾行してたのだった。
【先生視点】
"最初はデパートに入ったね。"
シロコ「ん、無難。」
ノノミ「なんかストーカーみたいですね。」
"あはは……。"
さて、人狼達は何処へ向かうのか………。
やっぱセリカの喜びそうなところ………何処だろ。
ノノミ「あ!お洋服屋さんに入りました!」
なるほど…そうきたか。
【人狼視点】
まずは服屋に寄ることにした。
どうやら服を選んでくれるらしい。
セリカ「えーっと………これなんかどうかしら。」
出されたのはなんか爽やかっぽい(語彙力)上着だ。
うん、ベージュって良いよね。
セリカ「あとは………これ!」
次は空色のシャツ?だと思う。
セリカ「ズボンはこれかな?」
普通のジーパンである。
まあ試着してみよう。
【先生視点】
"お、早速試着するらしいね。"
ノノミ「セリカちゃんが試着室に突撃しないよう監視しないといけませんね☆。」
アヤネ「そんなことするわけ………。」
シロコ「ん、めっちゃソワソワしてる。」
"いやいや…大丈夫だよ。"
シロコ「ん、周りを見渡してる、突撃する気だ。」
ノノミ「判断が早いですね。」
アヤネ「あっ!カーテンに手をかけた!!」
バサッ!!
一同「「「「「!!!!!」」」」」
【人狼視点】
人狼「……。」
人狼(よし、着終わったな……じゃあ出るか。)
バサッ
セリカ「うわっ!っととと………。」
何故かセリカが試着室のすぐ前にいた……なぜ?
セリカ「着替え終わったのね………けっこう似合うじゃない!」
コクッ
人狼(これ買うか。)
【先生視点】
カーテンを開けたのは人狼だった、どうやら着替え終わったらしい。
シロコ「ん、残念。」
アヤネ「シロコ先輩!」
ホシノ「うへぇ、若いっていいね。」
ノノミ「そういう問題ですか?」
服を選び終わってから2人はファミリーレストランに向かった。
【人狼視点】
人狼(こんな大きな所で飯を食うのも久しぶりだな。)
セリカ「最近のファミレスにはこんな物があるのね。」
セリカ「人狼は、何食べる?」
スッ
指を差す。
セリカ「分かったわ。」
セリカ「ええと………注文はタブレットね。」
ポチポチッ
【先生視点】
"はたして何を頼んだのかな……。"
シロコ「ん、ここのご飯は美味しい」もぐもぐ
ノノミ「もう食べてますね。」
シロコ「先生のポケットマネーだからよけい美味しい。」
"まあ良いよ。"
シロコ「流石私の未来のお婿さん。」
"え"
アヤネ「シロコ先輩?」
ノノミ「ちょっと気づかれちゃいますよ!」
ホシノ「うへぇ、若いっていいね。」
ノノミ「そういう問題ですか?」
………数十分後………
セリカ「ふう、美味しかったわね。」
人狼「……。」
セリカ「次は何処行く?」
人狼「……。」
スッ
人狼は銃火器店を指差す。
セリカ「分かったわ。」
【先生視点】
ノノミ「どうやら食べ終わったようですね。」
アヤネ「早く後をつけましょう。」
"ノリノリだね。"
シロコ「次は………銃火器店?」
"なんか人狼らしいね。"
【人狼視点】
人狼(流石だ、拳銃から対空砲までなんでもある。)
セリカ「人狼はその銃身が長い拳銃以外に欲しいものがあるの?」
コクッ
人狼(対空砲があるなら………………お!あった。)
セリカ「それは………何それ?」
人狼(前から欲しかったんだ!このパンツァーファウスト!!!)
セリカ「ロケットランチャーのように見えるけど………。」
人狼(この兵器はなんと史実とは違って再装填できるのだ!!)
セリカ「………なんだか嬉しそうね。」
ニコッ
セリカ「人狼が笑ったところ初めて見た!!」
スッ
無表情に戻す。
セリカ「ちょ!今のもう一回!!」
プイッ
スタスタスタ
セリカ「あ!待ってよ!」
【先生視点】
ノノミ「……。」
シロコ「……。」
"人狼が笑ったとこ初めて見た。"
アヤネ「先生もですか!!!」
シロコ「ん、バレちゃうから静かに。」
それからもデートは続き、とうとう帰る時間になってしまった。
夕暮れの帰り道にて。
セリカ「……。」
人狼「……。」
セリカ「今日はありがとね…………人狼。」
コクッ
セリカ「……。」
セリカ「なんだかさみしくなってきたわね……。」
人狼「……。」
セリカ「……。」
セリカ「ねぇ人狼。」
セリカ「私さ、最初あんたと合った時、正直信用してなかった。」
セリカ「でも、私が攫われた時、助けてくれたわよね。」
セリカ「それに、自分の犠牲をかえりみないところとか………すごいかっこよかった…………。」
セリカ「それで………その………………。」
セリカ「あぅ……。」
いつの間にか人気のない公園についていた。
セリカ「人狼は私のこと………どう思ってる……?」
人狼「……。」
"おいおいまじかよ。"
ノノミ「これは告白の流れですね!」
アヤネ「うへぇ///」
ホシノ「それおじさんのセリフ……。」
シロコ「ん、ここから関係は発展していき、やがて夫婦に……。」
"私よりも先に。"
シロコ「ん、先生は私がいる。」
"え"
セリカ「ねえ………教えてよ……。」
人狼「……。」
人狼(今までこんなセリカは見たこと無い。)
人狼(今にも泣きそうだ。)
人狼「……。」
そして人狼はセリカの頭に手を回す。
セリカ「!」
セリカはこの後何が起こるのかを察して瞳をゆっくりと閉じる…………。
"あ、キスする。"
ホシノ「うへぇ!!」
アヤネ「///」
ノノミ「み、見せてください!!!」
シロコ「ん!私が先!」
"ちょっと!押さないで!……うわぁ!!!"
ドデーン!
"いたたたた。"
スッ
人狼から差し伸べられた手を先生は握る。
"ありがとね、人…………狼………………。"
人狼「……。」
セリカ「あなた達……何やってるのよ!!!」
先生の目の前には、失望したような目で見る人狼と、
これから起こるであろうことを邪魔されてる怒りに震えているセリカがいた………。
"えっと……これは………その…………。"
ノノミ「ちゃんとデートできてるのか確認しようとですね……。」
アヤネ「決してストーカーしてたわけでは!」
セリカ「結果付き回してたらストーカーと同じじゃない!!!」
"うぐぅ!"
ホシノ「先生!」
ワーワー
あーだこーだ
やいのやいの
人狼「……。」
スッ
人狼は懐から今日買ったパンツァーファウストを覗かせる。
"……。"
ノノミ「……。」
アヤネ「……。」
ホシノ「……。」
シロコ「……。」
一同"「「「「失礼しました〜〜〜!!!」」」」"
ヒュ〜〜〜
人狼「……。」
セリカ「なんだったのよ!もう!!!」
セリカ(……まだ終わってないんだから!!)
その瞬間、セリカはすごい速さで人狼の頬にキスをした。
チュッ
人狼「!」
セリカ「こ、これは私の気持ちよーーーーーー!!!!」
ダダダダダッ
キスをしたセリカは顔を赤く染めながら走って帰っていった。
人狼を残して…………。
人狼「……………」
人狼「フッ。」
セリカの自宅にて。
セリカ「!!!/////!!!」
セリカは恥ずかしすぎて声にもならない叫びをあげていた……………。
イチャイチャしやがって………。
てか、人狼の懐って4次元ポケットかよ。