またイチャイチャしやがって……。
シャーレの仕事部屋に朝日が差し込む。
小鳥たちは楽しそうに鳴き、生徒たちが各々学校へ行く準備をしている。
清々しい朝の始まりである。
しかし、シャーレには人狼……いや生きる屍がいたのだった。
人狼「……。」カタカタカタカタ
人狼(………。)カタカタカタカタ
もう、生きているのかさえ分からない目をして、ただただ指を動かし続けるその姿は、はたして本当に人狼なのだろうか?
人狼「……。」カタカタカタカタ…カタン!
どうやら仕事が終わったようだ。
人狼(お…終わった……。)
大量の仕事が終わった安堵感から、人狼は背もたれに寄りかかる。
人狼(………明日は確か土曜日だったな……よし!)
人狼は何かを決心してモモトークを開くのだった。
人狼「……!」
人狼(あ!いた!)ブンブンブン
人狼は手を大きく振って誰かを呼び寄せる。
その相手とは………。
セリカ「あ!おまたせ!」
そう、人狼大好き猫耳人間、セリカである!
セリカ「ごめん待った?」
人狼「……。」フルフル
人狼は否定する。
ちなみに人狼は楽しみすぎて集合時間の2時間前に来ていたのは内緒である。
セリカ「じゃあ行こう。」ギュッ
人狼「!」
さも当たり前かのようにセリカは恋人繋ぎをする。
やはり人狼は猫から好かれやすい体質でも持っているのだろうか?
人狼「……///」
セリカ「……フフ。」
こんな調子で余裕こいているがセリカの頭の中では……。
セリカ(やばい!自然な流れで恋人繋ぎしちゃってる!どうしようこのまま関係が発展していき恋人になって大人になって結婚して子供を産んで幸せな余生を送ったら……良いわねそれ………。ていうか人狼の少し恥ずかしがっている顔を可愛すぎぃ!!!!なにこの普段冷静でクールなのに私の前ではこういう顔をするのは!!!反則でしょ!!!これが俗に言うギャップ萌えなのね!やばい動悸が激しくなってきた、でも最後は人狼に看取られて死ねるなら……まあ良いわね!!!てかこうやって恋人繋ぎしてるけど人狼は嫌がんないわね、まさか!これは両想い!!うっ、じゃあ結婚するまで死ねないわね……いや待て、待つんだセリカよ………少し冷静になるのよ…………やっぱダメカッコよすぎ!!!!!!)
こんな感じである。
このもはやカップルというべき人狼達を見る、不審な影があったのだった。
ホシノ「うへぇ。」
アヤネ「も、もう恋人繋ぎですか!?」
シロコ「ん、先生も私とやるべき。」
ノノミ「ここに先生は居ませんよ。」
シロコ「ん……。」
そう、対策委員会である。
ノノミ「セリカちゃんが昨日ソワソワしてると思ったらやっぱりですね……。」
遡ること昨日
アビドス高等学校にて。
シロコ「ん、それで先生を捕食する夢を見た。」
アヤネ「なるほど、だから朝から凄い笑顔だったんですね………捕食!?」
ホシノ「うへぇ、若いね〜。」
ノノミ「ホシノ先輩も年齢は同じですよ!」
セリカ「まったく……「ピロリン」ん?何か来たわね……。」
セリカ「……。」ガタガタ
メッセージを見た瞬間、セリカはパイプ椅子から転げ落ちる。
アヤネ「せ、セリカちゃん!?どうしました!?」
セリカ「べ、べべべべべつに!な、ななんでもないわわよよよよ!!」
シロコ「ん、人狼。」
セリカ「!」
ノノミ「あらあら。」
セリカ「ち、違うわよ!!」
ホシノ「うへぇ、バレバレだねぇ。」
セリカ「そ、そんなんじゃないんだってばーーー!」
アビドス高等学校の教室という教室に、セリカの声が響き渡るのだった。
次回!セリカとのデートwithアビドスの愉快な仲間たち!
乞うご期待!