ユウカ「着いた!!」
リン「「シャーレ」部室の奪還完了。私も、もうすぐ到着予定です。建物の地下で会いましょう。」
…………………………
???「うーん……これが一体何なのか、全く分かりませんね。これでは壊そうにも……。」
チャキ
パァン!
???「!」
???「これはこれは、手荒い歓迎ですね。沈黙の人狼さん。」
背中に撃ったはずなのになぜか避けられる。
"誰かいるの?"
そう言って先生は人狼の背後から顔を覗かせる。
???「……あら?」
???「あら、あらら……。あ、ああ……。」
???「し、し……。」
???「失礼いたしましたーーーーーー!!!」
"……?"
人狼「……?」
…………………………
リン「お待たせしました。」
リン「……?何かありましたか?」
"ううん、大丈夫。"
リン「……そうですか。ここに、連邦生徒会長が残したものが保管されています。」
スッ
リン「……幸い。傷一つなく無事ですね。」
人狼「……?」
そう言ってリンは先生にタブレットを渡す。
リン「……受け取ってください。」
"タブレット端末……?"
リン「はい。これが、連邦生徒会長が先生に残した物。「シッテムの箱」です。」
リン「普通のタブレットに見えますが、実は正体の分からないものです製造会社も、OSも、システム構造も、動く仕組みの全てが不明。」
リン「連邦生徒会長は、この「シッテムの箱」は先生の物で、先生がこれでタワーの制御権を回復させられるはずだと言っていました。」
リン「先生ならこれを起動させられるのでしょうか?」
"………"
リン「……では、私はここまでです。ここから先は、全て先生にかかっています。」
リン「邪魔にならないよう、離れています。」
そうしてリンはいなくなり、先生と人狼の二人だけとなった。
"……パスワードは……。"
先生は最初から知ってたかのように、パスワードを入力していく。
次の瞬間、先生達は半壊した教室の中にいた。
教室の机に一人、少女が寝ている。
???「むにゃ、カステラには……いちごミルクより……バナナミルクのほうが……」
ツンツン
???「くうううう………Zzzzzzz。」
ツンツン
???「えへっ……まだたくさんありますよぉ……。」
ツンツン
???「うにゃ……まだですよぉ………しっかり噛まないと……。」
ツンツンツン
???「あぅん、でもぉ……。」
ツンツンツンツン
???「うぅぅぅんっ。」
パァン!
???「うわ!なんですか!?」
"ちょっと人狼!"
つい銃声で起こしてしまった。悪気はない。
???「ありゃ、ありゃりゃ……?」
???「え?あれ?………この空間に入ってきたってことは…………先生!?」
"そうだよ、君は誰?"
???「うわああ!?そ、そうですね!?もうこんな時間!?」
どうやら少女は混乱してるようだ……やはり銃声で起こすのは良くなかったか?
???「そ、そうだ!まずは自己紹介。」
アロナ「私はアロナ!」
アロナ「この「シッテムの箱」に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!」
どうやらこんなポンコツみたいなのは秘書らしい。
アロナ「そこの人、今変なこと考えませんでした!?」
フルフル
人狼は首を横に振り否定する。
アロナ「おほん……、そんなことより、やっと合うことができました!私はここで先生をずっと、ずーっと待っていました!」
"寝てたわけではなく?"
アロナ「あ、あうう……も、もちろんたまに居眠りしたこともあるけど……。」
"よろしくね。"
アロナ「はい!よろしくお願いします!」
人狼も挨拶のために手をさし出す。
アロナ「あなたも、よろしくお願いします!!」
アロナ「そうだ、まずは形式的ではありますが、生体認証を行います。」
アロナ「さあ、この私の指に、先生の指を当ててください。」
アロナ「………はい!終わりました!」
疑問の目を向ける。
アロナ「な、なんですかその目は……え、今の指紋認証は自動ですって!?わ、私にそんな最先端な技術はありません……。」
アロナ「ですが!そんな能力なくてもアロナは役に立ちますから!?目でも十分確認できますから!!!」
アロナ「………うぅ。」
(ウルッ)
アロナ「だったらその最先端のナントカさんのところに行ってしまったらどうですか!」
このあと先生が沢山慰めた。
なんかアロナ主体ですね。