くそ、風邪気味だ……。
人狼の朝は早い。
日が昇るとともに起き、早朝のランニングを行う。
ランニングが終わったらシャワーを浴びて、その後は特に何もすることは無い。
仕事をしたり、本を読んだり、筋トレをしている。
ある日、シャワーを浴びてたまたま教室?の前を通ると何やら人影が見えた。
人狼(こんな朝から勉強?)チラッ
その正体はアズサだった。
人狼(アズサか…どれ、労いのチョコレートでも渡してやろうかな。)
ガラッ
教室の扉を開ける。
アズサ「!……なんだ人狼か。」
人狼「……。」コクッ
アズサ「人狼も朝が早いんだな……「スッ」これは………チョコレート?くれるのか?」
人狼「……。」コクッ
アズサ「ありがとう、ちょうど食べたかったんだ。」
人狼は勉強をしているアズサに迷惑をかけないように、教室を出ようとする。
その時。
アズサ「待って。」
人狼「?」クルッ
何故かアズサに呼び止められた。
アズサ「なあ…ずっと聞きたかったことがあるんだ。」
人狼「……。」コクッ
どうやら質問があるらしい。
人狼(勉強で分かんないとこがあるのか?まあ韓国語以外なら答えられるけど。)
アズサ「あの時……人狼がトラップに引っかかった時から気になってたんだ……。」
人狼「……。」
人狼(どうやら勉強の質問じゃなさそうだな。)
アズサ「なぁ人狼……。」
アズサ「お前は本当に人間なのか?」
人狼「……。」コクッ
アズサ「あの時、私達を見つめた赤い瞳、とても人間だとは思えない。」
人狼「……。」
アズサ「……。」
人狼「……。」
アズサ「………だんまりか……人狼は本当に何も喋らないんだな。」
人狼「……。」スタスタスタ
アズサ「?」
黒板のもとに歩いてゆき、チョークを取り何かを描き出す。
人狼「……。」カキカキカキ
アズサ「何を書いて………おお✨️。」
アズサの目が光る。
人狼は何を描いたのか……。
それはまさしく……。
アズサ「ペロロ様!」
そう、人狼は大きなペロロ様を黒板に描いたのだ。
人狼「……。」カキカキ
人狼は隣にまだ何かを描き始める。
アズサ「それは………私?ヒフミやコハル…ハナコに先生。」
そして最後に自分、人狼の顔を描く。
人狼「……。」
アズサ「………ふふっそうか、そうだよな、皆仲間だな。」
人狼「……。」コクッ
アズサ「変なこと聞いて悪かったな、人狼。」
その時。
ヒフミ「あれ、お二人さん、早いですね!」
アズサ「あぁヒフミか、おはよう。」
ヒフミ「はい、おはようございます!人狼さんも。」
人狼「……。」ペコリ
ヒフミはまずアズサと人狼に挨拶をする、そして黒板の方を見る。
ヒフミ「✨️」ジー
アズサ「人狼がやったんだ。」
ヒフミ「人狼さんが!!凄い、モモフレンズがお好きなんですね!!」
人狼(ペロロって意外と可愛いよね。)コクッ
ヒフミ「はい!!!私もペロロ様が大好きです!!!!」
人狼(なんで分かったんだよ!)
後々入ってきた補修授業部も凄く驚いていた。
この日を境に、人狼と補修授業部の壁は無くなった。
鼻が辛いです。