もう後戻りはできない。
アリウス生A「こちらチームⅡ、ポイントに到着。」
アリウス生B「特別変わったところもなし、警戒も予想どうり。」
アリウス生C「……全チーム配置完了とのことです。」
アリウス生A「了解……………全部隊作戦開始、速やかに目標を達成せよ。」
ナギサ「……。」
夜中のテラスで一人、ナギサは空を見上げている。
その顔はどこか硬い決心がされたようであり、どこか不安気であり。
………どこか寂しそうだ。
その時。
コンコンコン。
扉を叩く音が聞こえる。
ナギサ(紅茶のおかわりでしょうか……もう飲みたくはありませんね。)
ナギサ「紅茶なら結構です。」
しかし、それはナギサの想像していたものではなかった。
ギィィィ
扉が開けられる。
ハナコ「可哀そうに……眠れないんですね。」
ナギサ「!」
現れたのは、トリニティのほぼ全てを知っている変態、浦和ハナコである。
ハナコ「それもそうですよね……護衛の正義実現委員会もほとんど出払っている現状………不安にもなりますよね。」
ナギサ「浦和ハナコさん……!し、しかし護衛がいたはずです!」
ナギサは言う、確かに人狼ほどではないが精鋭の護衛部隊がナギサを守っている。
人狼ほど強くない精鋭部隊が……。
人狼「……。」スッ
ここで人狼がナギサの前に姿を現す。
ナギサ「じ、人狼さんも!!」
ハナコ「ふふ…首を折るのってあまり音が出ないんですよね❤️。」
ナギサ「な!?」ガタッ
アズサ「動くな。」カチャ
人狼「……。」ガチャッ
ナギサは耳を疑う、ハナコの言ったことが正しければ護衛部隊は全員首をへし折られ殺されたということだ。
ナギサ「……なるほど、裏切り者は2人ではなく3人……………しかもシャーレまで入っているとは……。」
ハナコ「予想外でしたでしょう?シャーレにも裏切り者がいるなんて。」
人狼「……。」
ナギサ「しかし何故シャーレに……。」
ナギサにはある疑問が生まれた。
なぜシャーレにまで裏切り者……敵がいるのかだ。
その疑問にハナコが終止符を打つ。
ハナコ「簡単です、私が人狼さんをシャーレに入れたんですから❤️。」
ナギサ「まさか……!私がシャーレに依頼するのを見越して!」
ハナコ「はい、シャーレもいた方が楽になりそうですからね。」
ナギサ「……。」
ハナコ「さて…私が疑問に答えてあげたんですから、ナギサさんも私達の質問に答えるべきですよね?」
ナギサ「………なんでしょうか。」
ハナコ「なぜ、ここまでするのでしょうか。」
ナギサ「……。」
ハナコ「補修授業部のことですよ、聞こえませんでしたか?」
ナギサ「……っ。」
ハナコ「ナギサさんの心労はよくわかります、ですがシャーレまで動員してここまでやる必要はありましたか?」
ハナコ「………まあ最初からこうなると思って人狼さんをシャーレに入らせましたが。」
ナギサ「それは……。」
ハナコ「最初から怪しかったアズサちゃんや私は仕方がありません、しかしヒフミちゃんやコハルちゃんは?」
アズサ「……。」
ハナコ「特にヒフミちゃんは……ナギサさんと仲が良かったとお聞きしましたよ?ヒフミちゃんが傷つくのを想像できなかったんですか?」
人狼「……。」
ナギサ「………………そうですね、しかし後悔はしていません。全ては大義のため…ヒフミさんと仲はたもっていたかったんですが「ガバッ!」!!」
人狼は話の途中にナギサの首を掴む。
ナギサ「……っ!」
人狼「……。」
ハナコ「では私達の司令官からメッセージをお伝えしますね❤️。」
ハナコ「『あはは……えっと、それなりに楽しかったですよ。ナギサ様とのお友だちごっこ』……………とのことです。」
ナギサ「!…ということは……!」
その時。
ドゥン!!!
ナギサ「……。」
アズサ「……多分1時間は起きないと思う。」
アズサの凶弾がナギサを襲う。
ハナコ「さすがです❤️………では人狼さん。」
人狼「……。」コクッ
ハナコ「ふふふ……。」
人狼(賽は投げられた。)
とうとう来てしまいましたね。
ちなみに殺してませんからね。