ローソンでセリカのクリアファイア買いました!!!
人狼。
ここで少し連邦生徒会の名簿から人狼の詳細を見てみよう。
名前、不明(皆からは人狼と呼ばれている)。
出身地、不明。
身長、219cm。
体重、110kg代。
武器、二丁の拳銃に携帯式ロケットランチャーが一つ、軽機関銃が一丁。
好きな食べ物、チョコレート。
役職、先生のボディーガード
memo、人狼は一言も喋らないため意思疎通が難しいが、先生などの一定の人は分かるらしい。
戦闘力は高く、キヴォトスでもトップクラスに強い。
ヘイローは無いが撃たれてもその部分が霧化して修復される。
……と、こんな感じである。
しかし、ここには弱点が載っていない。
人狼の弱点、それは……。
銀である。
他の人と違って身体を霧で修復させられるが、銀を撃たれたら、先生と同じように倒れてしまう。
………もし、人狼が純銀の弾をスナイパーライフルで撃ち込まれたらどうなるだろうか……。
病院にて。
"……。"
先生は手術室の前の椅子に座り込んでいた。
"(人狼……。)"
先生は人狼と過ごした時間を思い出す。
"(最初は確か……このキヴォトスに来てユウカ達の話を遮りながら現れたんだよね……。)"
"(少し驚いたよ、なんせ無表情で背が私よりも何センチもあるからね………しかもまったく喋らないし。)"
"(でも強かった……誰よりも。)"
"(感情をあまり表には出さないけど、私………いや私達なら分かるよ。)"
"(セリカと一緒にいる時とか、チョコレートを食べてる時は凄く幸せオーラが出てるし。)"
"(逆に仕事中は負のオーラを出してるよね………いつの間にか人狼が喋らなくても何を言いたいか分かるようになっちゃった。)"
"(しかもなんか頼りになるんだよね……喋らないのに。)"
"(人狼………どうか、どうか………。)"ポタッ
いつの間にか先生の目からは涙がこぼれ始める。
"死なないで……。"ポタッ
…とその時。
ガチャ!
手術室の扉が開く。
"人狼は!"
先生が聞く。
セリナ「ひとまず…手術は成功です。」
"!"
セリナ「しかしまだ意識も覚めていません…目を覚ますかは神に祈るしか……。」
ガタッ!
突然先生が膝から崩れ落ちる。
"人狼……。"
セリナ「せ、先生!」
このあと、先生は人狼の入院手続きなどをして帰っていった。
次の日
セリカ「人狼!!!」ガチャ!
人狼が寝ている病室にセリカが舞い込んでくる。
"セリカ……。"
セリカ「ねえ!人狼は大丈夫なの!?!?」
"………今は祈ろう。"
後から対策委員会が部屋に入ってくる。
ホシノ「……。」
シロコ「……。」
ノノミ「……。」
アヤネ「……。」
セリカ「ねえ人狼!私が来たよ!ほらいつもみたいにこっち向いてよ………目を……開けてよ…………。」
"……。"
セリカ「ねえ…なんで…………ポタッ………………約束したじゃん………ポタッ………また一緒に遊びに行こって………ポタッ…。」
セリカ「まだ………ポタッ………まだ一緒に居たいよ………。」
アヤネ「セリカちゃん……。」
セリカ「うぅぅぅぅ……。」
"……。"
人狼は未だに覚める気配はない。
………ここは……何処だ?
…………なぜだか気持ちいい………。
…そうだ、俺は確か銀の弾を撃ち込まれて……。
………………じゃあここは天国か?ヴァルハラ?
…………………。
……………………………。
…………………………………………。
??「今の気持ちはどうだい?」
………誰だ………少佐?
少佐「知っているとは思うが、私の名はマックス。モンティナマックスだ………君たちは少佐と言っているがね。」
少佐じゃん……なぜここに?
少佐「そんなことはどうだって良い……見たまえ、あちらを。」
?………あれは…………キヴォトス?
少佐「そうだ、君がいたところだ。」
キヴォトス……セリカ………先生………皆………。
少佐「さて、君はどうする?もう一回舞台に立つか、それともこのまま死を迎えるか。」
……………………。
少佐「きっと戻ったら厳しいだろうな…不幸の連続かもしれない。」
…………戻る。
少佐「……。」
確かに、人生とは苦痛の連続……。
少佐「ならこのまま死を選んでも良いのでは?」
………しかし、それでもこの場所に生を授かって、必死で生きてきたんだ。
少佐「……。」
……それに………………。
少佐「それに?」
皆といる時間がたまらなく好きだから……。
少佐「……まるで子供みたいな回答だな……。」
………だめかな?
少佐「いや……君ならそういうと思ったよ。さあ生きなさい、あの君のダンスステージへ。」
少佐「皆が君……いや…人狼を待っているよ。」
よし………走ろう…あそこに向かって。
……………。
……………………………。
………………あともう少し…………。
………………………………………………。
……………………………………………………………。
…………………………届いた!
人狼「!」ガバッ
人狼は目を覚ます。
人狼(ここは………病室?)
セリカ「………じんろう……グスッ。」
隣には人狼の布団によしかかるように涙を浮かべながら寝ているセリカの姿があった。
セリカ「スーー………スーーー…………グスッ。」
人狼「……。」そっ
ポンポン
人狼は手でセリカの頭を撫でる。
セリカ「えへへ……スーー………。」
でうやらセリカも嬉しそうだ、まだ起きていないのに。
人狼(まじか、俺が気を失って病室で寝てるときにずっとセリカがいてくれたってことでしょ!?
絶対結婚しよ。)
と、その時。
セリカ「う〜〜ん……ふぁ〜あ………………あ、人狼おはよ。」
人狼「……。」コクッ
セリカと人狼は自然な流れで挨拶をする。
セリカ「……………?」
人狼「……。」
どうやらまだ寝ぼけているようだ。
セリカ「……………人狼?」
人狼「……。」コクッ
人狼は頷く。
その時。
ガバッ!!!
人狼「……。」
突然、セリカが人狼に抱きついた。
セリカ「よかった………ポタッ………もう死んじゃうかもしれなくて………ポタッ……もう二度と会えないかと……うぅ……ポタッ…。」
人狼「……。」
セリカ「グスッ。」
人狼「……。」ギュッ
セリカ「!」
人狼は静かにセリカを抱きしめる。
それはまるで…………恋人のようだ。
セリナ「はい、このまま順調に治療を進めればあと1週間後には退院できるでしょう!」
"ほんとにありがとね……。"
セリナ「いえいえ……それよりもすごいですね。」
人狼「?」
"?"
セリカ「?」
なぜ診察にセリカも一緒なのかは聞いてはならない。
セリナ「いやぁ…普通のキヴォトス人でもお腹に風穴を開けられたら死んじゃいますよ。」
"まあ人狼だからね。"
セリカ「人狼だから当たり前よ!」
セリナ「あはは………でもこれから1週間は安静にしてくださいね。」
人狼「……。」コクッ
ここから人狼の長いようで短い入院生活が始まった。
たくさんの人がお見舞いに来ます。
あと少佐を優しくしすぎましたね。