とうとうここまで来ちゃいましたね。
エデン条約調印式、当日。
人狼(とうとうこの日が来てしまったか。)
”まあ、暇だしそこら辺をブラブラしとこうよ。”
人狼たちは今、調印式の会場である古聖堂の中にいた。
正義実現委員会A「すみません。」
”ん?”
適当にブラブラしていると、なぜか正義実現委員会に呼び止められてしまった。
風紀委員A「ここからは関係者以外立ち入り禁止だ。」
”一応関係者だけど。”
正義実現委員会A「そこの風紀委員の方、今その線を越えませんでしたか?」
風紀委員A「は!?お前が先に越えただろ!!」
人狼「……。」
風紀委員B「お、やんのか?」
風紀委員C「今お前を取り締まってやってもいいんだぞ?」
正義実現委員会A「な!急な増員を!……こちらも増員してください!」
”……。”
先生を完全に無視して喧嘩している正義実現委員会と風紀委員、そこにある人物が割って入った。
ツルギ「キヒヒ………!」
風紀委員A「な!ツルギ委員長!?」
人狼(なにぃ!!!)
ツルギ「クヒヒヒッヒヒヒヒ………。」
正義実現委員会「つ、ツルギ委員長……。」
ツルギ「ヒヤッハァァァァ!!!!!!」
一同「ヒィィィ!!」
ツルギの出す威圧感に、思わず正義実現委員会と風紀委員は恐れおののく。
そこに。
ヒナタ「あの!…古聖堂の中で喧嘩はダメですよ………そもそも平和のために集まったんでしょう?」
人狼(まともそうな人が来た!)
”……。”
ツルギ「……………ここにいらっしゃるのはシャーレの先生だ。」
ツルギ「覚えておけ。」
一同「は、はい!!!!!!!」
人狼(うるさ。)
”えっと………ありがとね、ツルギ。”
ツルギ「……。」
人狼「?」
いきなり固まったツルギの姿に、人狼は疑問符を浮かべる。
ツルギ「あ、えっと…そんな………とんでもありません、先生………///。」
その顔は赤く染められていた。
”大丈夫?ツルギ、顔が赤いよ”ズイッ
先生は赤色に染められたツルギの顔に近づく。
その瞬間
ツルギ「きっ!!!!!!」
ダダダダダ!!
目にも止まらぬ速さで逃げてしまった。
人狼「……。」
”……。”
人狼「……。」グイッ
人狼は先生を腕で突く。
”え?私またなにかした???”
人狼(なにかしたからあんな顔を朱色に染めて逃げたんだろ。)
”そっかぁ……。”
人狼(また純粋な女の子を堕としたのか……。)
”………ヒナタも助けてくれてありがとね。”
ヒナタ「はい!…ええ。」
人狼(こいつ話題を変えやがった。)
ヒナタ(なんで人狼さんは何も喋ってないのに会話が成り立つんだろう……。)
”この前ぶりだね、あの戦い以来。”
ヒナタ「は、はい………あのとき以来ですね。」
人狼(………ああ、あの時の。)
”あの時は助けに来てくれてありがとね。”
ヒナタ「いえ!…私は力が強いだけで何も………それより、お腹を貫かれていましたけど人狼さんは大丈夫ですか?」
人狼「……。」グッ
人狼は親指を立てる。
ヒナタ「そうでしたか。」
”今日は他のシスターたちもここに?”
ヒナタ「はい、サクラコ様の指示なんです。」
”………あんなことがあったからこんなに厳重なのかな。”
ヒナタ「よく分かりましたね、シスターサクラコももう少しでこちらに来られるかと。」
人狼「・・。」
ヒナタ「もしよろしければ、古聖堂を案内いたしましょうか?」
”いいや、遠慮しとくよ。”
ヒナタ「そうですか………では、またどこかで会いましょう。」
”ばいば〜い。”
先生と人狼が、古聖堂の廊下を談笑しながら歩いてゆく。
人狼(どうやら万魔殿は飛行船で来るらしいな。)
”クロノスの報道によると古聖堂に続々と各学校のリーダーが来ているらしいね。”
人狼「……。」
"まあ、無事終わることを祈るばかりだよ。"
人狼(………独ソ不可侵条約みたいにならなきゃいいけどな。)
人狼(各学校のリーダーが集まっている現状、ミサイルでも打ち込まれたら大変だな。)
”ちょっと〜縁起でもないこと考えないでよ〜。”
人狼(たった今、俺の想像の自由が奪われた。)
〜〜〜にて
???「おい、準備はできたか。」
???「……。」コクッ
???「巡航ミサイルは。」
???「さっき打ち上げられた、あと5分後くらいには着いてるはず。」
???「は、始まるんですね……痛いんでしょうね……苦しいんでしょうね……。」
???「……。」
???「はあ…また始まったよ。」
???「そんな事をしている暇はない、さあ行くぞ。」
「これよりアリウススクワッド、作戦を遂行する。」
クリーク