アルちゃん来たーーーーー!
ピピピピピ!
けたたましく目覚まし時計の音がなる。
ピッ
まず私の一日はこの音を消すことから始まる。
少佐「うぅ〜〜ん。」
しかしまだ眠たい。
そんな時に重宝しているのはやはりコーヒーである。
まずやかんに水を入れて沸騰させる。
コーヒーフィルターをセットしコーヒーの粉(正式名称とか知らん)を一杯ほど入れる。
お湯が沸き上がるまでパジャマから仕事着に着替える。
まだコートは着ない。
シュゥゥゥゥゥ!
どうやらお湯が沸き上がったようだ。
ここで一気に入れるなどド三流、カスがやることだ。
ちょっとずつ入れていく。
コポコポコポ
よし、じゃあ朝ご飯の用意をしよう。
朝は簡単に米を茶碗によそい、卵とウインナーを焼く。
そしてテーブルにそれら全てを持っていって……。
少佐「優雅に食す………これが私のルーティーンだ。」
食べ終わったら食器を洗い元の位置に戻しておく。
その後に歯を磨き、いつもの真っ白なコートを着れば……出社の準備は万全である。
ガチャッ
扉を開けて車に乗り、会社に行くのだ。
会社にて。
少佐「……。」カキカキ
仕事中である……と、その時。
コンコンコン
少佐「どうぞ。」
カイザーSS指揮官B「失礼します!」
慌てた様子の諜報機関長が飛び込んできた。
少佐「どうしたそんなに慌てて……もうお昼時なのによくそんなに元気でいられるな。」
カイザーSS指揮官B「大変な状況になりました!!!」
少佐「まあ落ち着け。」
カイザーSS指揮官B「……すみません、取り乱しました。」
何があった?……と、少佐が問い出す前に指揮官がこう答えた。
カイザーSS指揮官B「我が社の支店の一つが占領されました!!!!!」
少佐「……は?」
緊急会議中。
カイザーSS指揮官A「今まで何度か戦闘はありましたが……占領までは一度もされませんでした。」
カイザーSS指揮官C「しかも今回の敵はブラックマーケットの不良グループです!!」
少佐「それはまた面倒な……。」
今まで相手にしていた不良は大した脅威にはならない、どう足掻いてもこれを職業にしている者には敵わないからだ。
ではなぜ占領されてしまったのか?
それは………。
カイザーSS指揮官B「諜報機関の調査によると、どうやらゲヘナの風紀委員会に指名手配されている「便利屋68」というやつが敵に加わっているらしいです!!」
そう、相手にはあの「便利屋68」がいるからである。
少佐「なに!風紀委員会に指名手配されている者が!!!」
会議場がざわめきで埋め尽くされる。
カイザーSS指揮官A「少佐殿!すぐにでも制圧部隊を出しましょう!」
カイザーSS指揮官B「今ヴァルキューレ警察学校の生徒が戦闘を行っているらしいです!我々も戦車を使って蹂躙してしまいましょう!!!」
カイザーSS指揮官C「しかし戦車を使ってしまえば民間人や建物にも危険が!」
カイザーSS指揮官B「しかし相手は手強い!ここで強烈な一手がなければ!」
カイザーSS指揮官A「確かにそれは必要かもしれない!しかし我々は人命を軽視したりしない!!!」
カイザーSS指揮官C「少佐殿!ご決断を!!!」
会議室中の視線が少佐に集まる。
これに出した少佐の回答は……。
人狼(いつかあの戦車で暴れてぇ……。)
"やめてね?"
一方その頃、先生たちは散歩を楽しんでいた。
"いやー、やっぱシャーレのデスクにへばりつくよりも、運動がてら散歩をするほうが楽しいね。"
人狼(先生は運動不足だからな。)
"あはは…。"
人狼(いっそのこと一緒に筋トレでもするか?)
"あの片手で逆立ちしながら腹筋するやつ?"
人狼「……。」コクッ
人狼は肯定する。
"そんなことしたら私死んじゃうよ。"
人狼「……。」コクッ
"否定してほしかった……………何あれ?"
仲良さそうに話している二人、その前に何やら人だかりができたいた。
"ちょっと見てみよう。"
人狼「……。」
不良A「おら!」
ダダダダダ!!
ヴァルキューレ生A「くそ!撤退だ!」
不良B「ギャハハ!奴ら逃げてくぜ!!!」
人狼「……。」
"うん、キヴォトスだね。"
治安が悪すぎるのは共通認識である。
"あ、カンナだ!"
カンナ「な、先生!なぜここに!」
どうやら知っている生徒を見つけたようだ。
カンナ「お久しぶりです、アビドス以来ですね。」
人狼「?」
カンナ「あなたは……初めてですね。」
カンナ「はじめまして、尾刃カンナです。」
人狼「……。」ペコッ
カンナ(大きな人だな……。)ペコッ
お互いに挨拶を済ませる。
"ところで、今どんな状況?"
カンナ「はい、今はブラックマーケットの不良グループが会社を占領しています。」
人狼(おお怖。)
カンナ「一応この会社の人が交戦して、人質とかはいませんが……便利屋68もいて突入できていません。」
"便利屋68が!"
人狼(どうせ依頼で動いてるんだろう……それよりも先生。)
"分かってるよ。"
カンナ「?」
いきなり先生がよく分からないことを言っていて、カンナは困惑する。
"カンナ。"
カンナ「はい、なんでしょうか?」
"シャーレに任せてもらうよ。"
カンナ「……はい?」
少佐「ヴァルキューレと連携しながら泥沼戦に持ち込め、どうせあっちは時間と共に崩壊する。」
カイザーSS指揮官B「了解しました。」
少佐「人質はいないんだろう?ならば無理に突撃する必要はない………ただでさえ軍事に当てられるお金は少ないんだ、これ以上無駄に弾薬とかを使っても意味がない。」
カイザーSS指揮官C「ならば突入させたほうがよろしいのでは?」
一人の指揮官が質問する。
少佐「いや、しかも相手には便利屋68がいるんだ、そんなのどうせ突撃しても取り返せるか分からんからな。」
カイザーSS指揮官C「なるほど。」
カイザーSS指揮官A「では一個中隊ほどを「失礼します!」!」
そんな事を話していると、一人の兵が乱入してきた。
カイザーSS指揮官B「どうした!」
カイザーSS兵A「報告です!たった今占領されてた会社が……。」
少佐「会社が?」
少佐は聞き返す。
カイザーSS兵A「シャーレによって開放されました!!!」
一同「「「「え?」」」」
人狼(思ったよりも簡単だったな。)
"結局アル達はいなかったね。"
どうやらすぐに奪還出来たらしい。
人狼(便利屋がいたとしても結果は同じさ。)
カンナ「さすがとしか言えません……。」
"ところでカンナ、どうしてアル達は逃げちゃったの?"
先生はカンナに質問する。
カンナ「今調査中です、私の推測ですがおそらくまた別の行動に出てるのでは……。」
人狼(いや、ただ顧客に騙されたから引き換えしたとかじゃない?)
"私も人狼と同じ意見。"
カンナ「いま喋ってましたか!?」
何も話していないのに意思疎通ができている二人を見て、カンナは驚愕する。
アル「なんなのよ!結局お金は払われなかったじゃない!」
そんな事を言いながら、便利屋は逃げていた。
カヨコ「まさか人狼さんがいるなんて………引き返して正解だね。」
ムツキ「くふふ、私としては爆発させたかったな〜。」
ハルカ「私が弱いばかりに………すいません死にます。」
アル「ちょっとハルカ!?」
少佐「おい。」
カイザーSS指揮官B「はい、すでに今回の件を依頼した者の場所は分かっています。」
カイザーSS指揮官A「部隊の選抜も終わりました。」
カイザーSS指揮官C「連邦生徒会からの許可も下りています。」
少佐「流石だ、君たちはいつも私の期待に応えてくれるな。」
一同「「「感謝の極み。」」」
少佐「では………………。」
少佐「作戦開始だ。」
次回 倍返し
乞うご期待!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
結局アルちゃんの出番はあまりありませんでしたね……。