人狼inキヴォトス   作:もりもりバナナ

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セイアの実装まだですか?



セイアのとの初対面?

セイア「ゴホッ。」

 

 

"大丈夫!?"

 

 

セイア「ああ…これは私の都合の良い夢なのか………それとも幻か。」

 

 

"本当に大丈夫!?!?"

 

 

人狼「……。」

 

 

人狼のセイアに対する最初のイメージは。

 

 

人狼(なんか弱そうなやつだな……。)

 

 

である。

 

 

人狼(先生が突然会いに行くって言ったやつがこんなにも病弱なやつだなんて……。)

 

 

セイア「病弱セイアですまない。」

 

 

人狼(こいつ脳内を!………もう驚きもしないわ。)

 

 

人狼はもはや慣れているのであった。

 

 

セイア「君は……ゴホッ…ああ、人狼だね、話は聞いてるよ。」

 

 

人狼(俺って人気者すぎだろ。)

 

 

"そんなどうでもいいことより……みんなが心配してるよ、何かあったの?"

 

 

先生がセイアに尋ねる。

 

 

セイア「何があった……か、正確に答えるのは難しいが、一つだけ確実なことが言える。」

 

 

"それは何かな?"

 

 

セイア「……先生や人狼は私の言葉に、耳を傾けてくれるかい?」

 

 

人狼「……。」コクッ

 

 

"もちろん!"

 

 

二人共了承する。

 

 

セイア「先日、私のいわゆる「予知夢」が伝えてくれたんだ…予知夢自体は日頃から視ていきているんだが。」

 

 

サラッとえげつないことを言うセイア。

 

 

セイア「しかし、その日だけが違ったんだ。」

 

 

"違った?"

 

 

セイア「そう、その時私は………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セイア「この世界が終焉を迎える夢を視たんだ。」

 

 

"!"

 

 

人狼(それはどんな光景だったんだ?)

 

 

人狼が疑問をぶつける。

 

 

セイア「空からだ…。」

 

 

人狼(空?)

 

 

セイア「空から巨大な塔が飛来し、空は朱色に染め上げられ…段々と世界が削られていくようだった……。」

 

 

"なんてこった…。"

 

 

人狼(まるで神話のようだな、それに悪夢のようでもある。)

 

 

セイア「悪夢…か、しかし私の直感がこれは悪夢ではないと告げている。」

 

 

"それはその終焉は来ないってこと?それともなんとかその終焉を跳ね返せるってこと?"

 

 

セイア「さあ、私の予知夢ではそこまでは分からない。」

 

 

人狼(今は情報を収集するしかないのか……。)

 

 

セイア「うん、私は私でやれることをする、だから先生たちもキヴォトスを救ってほしい。」

 

 

"任せといて!"

 

 

人狼(まあ、それが俺等の仕事だしな…。)

 

 

"それはそうとセイア。"

 

 

セイア「なんだい?」

 

 

"ミカのことなんだけど。"

 

 

セイア「……。」

 

 

セイアが一瞬険しい表情になる。

 

 

セイア「…確かに、今のミカにあれは少し重荷過ぎるか"ミカが謝りたいって。"?」

 

 

人狼(アイツにも謝るってことが出来たんだな。)

 

 

セイア「謝る?……ああ、あれは夢の中だったか。」

 

 

人狼(夢の中って便利だな。)

 

 

セイア「愚かだね…誰よりも浅はかで童話に出てくるような我儘お嬢さんだった彼女がよりによって…。」

 

 

セイア「まったく、だがそんな彼女にも救いがあるとすれば…。」

 

 

"…セイアが死なずに、一命をとりとめたってことかな。"

 

 

セイア「私の安否は彼女にとって心の拠り所になっているってことだね。」

 

 

人狼(過言ではないな。)

 

 

セイア「私は彼女に優しくしなかったのに…私のせいであんなに……。」

 

 

セイア「…子供じゃないのに「ごめんなさい」を言えないなんて……恥ずかしい限り"そんなことないと思うよ"!」

 

 

先生が否定する。

 

 

"セイアにはすでに自分は大人であるって考えがあるかもしれない、そしてそれは事実かもしれない。"

 

 

セイア「……。」

 

 

"しかしその考えがセイアを苦しめているってこともまた事実だ。"

 

 

セイア「!」

 

 

"その思考が責任感を生み、やらねばならないという義務感を作った。"

 

 

セイア「……そうかもしれないな。」

 

 

"……でも君は一人じゃない、大人である私達がいるしティーパーティーの皆もいる……いずれ恋人ができるかもしれない。"

 

 

セイア「仲間……か………。」

 

 

セイア(少佐………。)

 

 

この時、なぜかセイアの頭の中に小太りのメガネ男が出たというのは無意識なのか、それとも……。

 

 

"だから…もっと頼ってもいいんだよ。"

 

 

人狼「……。」

 

 

セイア「……。」

 

 

セイア「ふふっ、ありがとう…肩の荷がどっと降りたような気持ちだよ。」

 

 

人狼(それはよかった。)

 

 

セイア「…今すぐにミカを呼んでもらうとしよう、直接彼女と話し合いたい。」

 

 

"うん、それがいい。"

 

 

セイア「明日の聴聞会には参加しよう、ミカの罪状で最も大きいのは私に危害を加えたことについてなはずだ。」

 

 

ティーパーティー行政官D「お呼びでしょうか?」

 

 

セイア「悪いがミカニ会いたい、ここに連れてきてもらえるか?」

 

 

ティーパーティー行政官D「ミカ様ですか!?な、ナギサ様に確認してきます!」

 

 

セイア「あと…なるべく二人きりで話したいと伝えてくれないか?同伴者がいると恥ずかしくて…。」

 

 

ティーパーティー行政官D「合わせて確認してきます!」

 

 

セイア「ああ、ありがとう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

セイア「ふう、どうやら今日は人と接しすぎたようだ…。」

 

 

病弱セイアは一息つく。

 

 

人狼(段々慣れていかないとだな。)

 

 

セイア「ああ、そうだね……では、悪いが先生たち…今日はこれで。」

 

 

"うん、明日の調印式で……。"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、聴聞会に二人共参加するとの情報をナギサに教えると、めっちゃ喜んだ。

 

 

そんなナギサを尻目に、先生たちはシャーレに帰るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「では、次の課題を。」

 

 

???「そういうこった!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒服「マエストロ、何か気になることが?」

 

 

マエストロ「………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「いずれ「スクワッド」が先生を処理してくれるでしょう。」

 

 

黒服「なるほど、スクワッドですか……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「どうやらネズミが紛れ込んでいるようですね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セイア「!」

 

 

セイアは勢いよく目を覚ます。

 

 

セイア「ゲホッゲホッ…。」

 

 

動かそうとも動かない体を起こしながら、考え事をする。

 

 

セイア(まさかアリウス分校を裏から操っていたのはゲマトリア!?)

 

 

セイア(……だとしたら全て辻褄が合う……ひとまず。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セイア「先生に……知らせないと……………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある一室にて。

 

 

少佐「ふむ、なるほど…。」

 

 

カイザーSS指揮官A「はい、今この状況でセイア殿に会うのは得策ではないでしょう。」

 

 

少佐「私としては早く会いたいんだがね。」

 

 

カイザーSS指揮官A「セイア殿の殺害未遂事件でまず会うことさえ出来ないかもしれません。」

 

 

少佐「んん………どうしたもんかね。」

 

 

カイザーSS指揮官A「きっと我々がアリウス分校を攻略出来たら、その会社の代表として会う事ができるでしょう。」

 

 

少佐「それまで待つしかないのか。」

 

 

カイザーSS指揮官A「はい……報告は以上となります。」

 

 

少佐「うむ。」

 

 

カイザーSS指揮官A「失礼しました。」

 

 

ガチャ

 

 

誰もいなくなった仕事部屋で、少佐は一人考え事をする。

 

 

少佐(まったく…こっちはディナーの誘いもしてるんだ、このまま一生会えないってことはやめてくれよ?)

 

 

…と、その時。

 

 

コンコンコン

 

 

少佐「どうぞ。」

 

 

カイザーSS指揮官B「失礼します、諜報機関から最新の情報が入りました。」

 

 

少佐「うむ。」

 

 

カイザーSS指揮官B「はい、まず明日にティーパーティーのホスト、聖園ミカの聴聞会があります。」

 

 

少佐「十中八九ティーパーティーではいられないだろうな。」

 

 

カイザーSS指揮官B「私もそうだと考えます………次に最新の部隊(降下猟兵)の訓練が終わりました。」

 

 

少佐「ほう!それは喜ばしい限りだな。」

 

 

カイザーSS指揮官B「あとこの前のレッドウィンター連邦学園での革命は失敗に終わりました。」

 

 

少佐「ふ〜ん。」

 

 

カイザーSS指揮官B「そしてまたレッドウィンター連邦学園で革命の兆しがあります。」

 

 

少佐「彼奴等はよほど暇なんだなぁ。」

 

 

カイザーSS指揮官B「報告は以上となります。」

 

 

少佐「ああ、ご苦労さん。」

 

 

カイザーSS指揮官B「では、失礼しました。」

 

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少佐(さて……いつアリウス分校に侵攻するかな。)

 

 

開戦の日は近い。





やっと少佐を出せた……。
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