人狼inキヴォトス   作:もりもりバナナ

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ボディーガードとは?



まさか俺が一緒じゃない時に危険人物と会うとは……

"ふんふふ〜ん。"

 

 

珍しく仕事が早く終わり、先生は家路についていた。

 

 

"よし!このまま家の近くのスーパーでお酒でも買って晩酌しながら眠ろう!"

 

 

……これでも一応先生である。

 

 

まあ先生だってストレスが溜まるから仕方がないね。

 

 

その時。

 

 

ポツ…………ポツ……………

 

 

"ん?雨か…折りたたみ傘持って来といて良かった〜。"

 

 

バサッ

 

 

"ふんふふ〜ん。"

 

 

その姿はもうすでに酒に酔っているようだった。

 

 

先生……逃げてくれ……………

 

 

"ん?いま何処かからセイアの声が……。"

 

 

先生は辺りを見渡す。

 

 

もちろんセイアの姿はない。

 

 

ピロリン

 

 

"?"

 

 

先生のタブレットに通知が来る。

 

 

アロナ「先生、通知が来てます………でもなんか怪しいです。」

 

 

"え?怪しい?"

 

 

先生は思わず聞き返す。

 

 

アロナ「はい、発信源も誰がこの通知を送ったのかも分かりません……。」

 

 

"どんな内容?"

 

 

アロナ「えっと…どうやら来てほしい場所があるらしいです。」

 

 

"ふ〜ん。"

 

 

アロナ「………でもこの場所、廃墟の街ですよ?」

 

 

"え?……まあいいや、明日人狼と一緒に行k「どうやら今来てほしいらしいです!」…今かぁ……。"

 

 

"じゃあ仕方がない、行くか。"

 

 

アロナ「本気ですか!?」

 

 

アロナは先生の一言に驚きを隠せない。

 

 

"わ!どうしたの?"

 

 

アロナ「どうしたのじゃありません!相手は誰か分からない、しかも場所は廃墟………人狼さん無しでは危険ですよ!!!」

 

 

"大丈夫!人狼に連絡すれば…………あ。"

 

 

先生は思い出す。

 

 

アロナ「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の仕事の休憩時間にて。

 

 

人狼(今日はセリカと電話する約束だから呼び出すなよ。)

 

 

"多分大丈夫!"

 

 

人狼(……もし本当に大変な時以外で呼び出したら先生をシロコに渡す。)

 

 

"え。"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"…てことがあったんだ……。"

 

 

アロナ「なるほど……でも今が本当に大変な時では?」

 

 

"……まあ大丈夫でしょ!"

危機管理能力無し先生

 

 

アロナ「ほ、本当に大丈夫ですか?」

 

 

"大丈夫!私にはスーパーAIアロナちゃんがいるから!!!"

 

 

アロナ「えへへ……///。」

 

 

……というわけで、本当に先生は指定された場所へ行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃。

 

 

セリカ『でさ〜またシロコ先輩が暴れ出して……。』

 

 

人狼(そいつは大変だったな。)

 

 

セリカ『ホントそうよ!もう「ん、先生を襲いに行く」って言い出して。』

 

 

人狼(まだ先生は襲わせない……今はまだたくさん仕事がある。)

 

 

相変わらずラブラブである。

 

 

………え?どうやって人狼は会話せずに通話してるのかって?

 

 

それはビデオ通話だからだよ。

 

 

え?どうしてビデオ通話だったら話さなくても通話できるのかって?

 

 

それは愛の力と、人狼は顔に出やすい性格だからだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"(着いた…人気がないところだなぁ。)"

 

 

ガサ

 

 

"ん?"

 

 

奥に人が隠れていた。

 

 

"君かな?私を呼んだのは。"

 

 

先生がそう言うとその人は姿を現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サオリ「……。」

 

 

"サオリ……?"

 

 

そう、物陰から出てきたのはサオリであった。

 

 

その瞬間。

 

 

ガッ!

 

 

サオリが土下座の体型を取る。

 

 

"!"

 

 

サオリ「アツコが……連れて行かれた………。」

 

 

少しづつ、懺悔をするようにサオリが話す。

 

 

サオリ「他のメンバーも…アリウスに襲われ、散り散りに………生死も不明だ。」

 

 

"……。"

 

 

サオリ「…あれから何日も逃げてきたが…私では彼女を止められなかった…。」

 

 

"(彼女?)"

 

 

サオリ「このままでは……明日の朝アツコは彼女によって殺されてしまう。」

 

 

"(殺される!?)"

 

 

サオリ「私の話など信じられないかもしれないが……これだけは事実だ。」

 

 

"……。"

 

 

先生は黙ってサオリの話を聞く。

 

 

サオリ「アツコは元々彼女の「生贄」にされる運命だった……。」

 

 

サオリ「彼女は…アツコを救いたいなら自分の命令に従えと言ってきた…。」

 

 

サオリ「そうすればアツコだけでなく、他のメンバーも救ってやる…と………。」

 

 

サオリ「エデン条約を破壊し、ゲヘナとトリニティを手中に収めたら。」

 

 

サオリ「アツコが「生贄」にならずに済む……と。」

 

 

"だけど……エデン条約を破壊できなかった。"

 

 

サオリ「しかもゲヘナとトリニティも制圧することが出来なかった……。」

 

 

サオリ「私はまた仲間を助けれなかった………今はもうゲヘナやトリニティ、仲間であったアリウスからも命を狙われている。」

 

 

"……。"

 

 

サオリ「だから…もう頼れるのは先生しか……。」

 

 

サオリ「先生…頼む、先生の言うことには何だって従う、もし信用できなかったら「ヘイローを破壊する爆弾」を使ってくれ。」

 

 

サオリ「だから……だから……………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サオリ「アツコを……助けてくれ………!

 

 

"……。"

 

 

そう言ってサオリは額を地面につける。

 

 

"…立って、サオリ…私は対等に話がしたい。"

 

 

サオリ「……。」スッ

 

 

"まず質問させてほしい、「彼女」って誰なの?"

 

 

そこに横槍が入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少佐「それはベアトリーチェのことだ、先生。」

 

 

"!?"

 

 

サオリ「誰だ!」

 

 

突然先生の後ろから声をかけられる。

 

 

少佐「こんなタイミングですまないね、なにせ時間が作れなかったんだ。」

 

 

サオリ「質問に答えろ!貴様は誰d"まってサオリ!!"……?」

 

 

"少佐……なぜ君がそんな情報を?"

 

 

少佐「ははは、私の諜報機関(アプヴェーア)は優秀なんだ、先生がここに来たってことも教えてくれた。」

 

 

サオリ「……。」

 

 

"少佐は味方だよね?"

 

 

先生は質問する。

 

 

少佐「それは分からない、もし今回私達の作戦を妨害しようものなら敵になってしまう。」

 

 

"作戦?"

 

 

少佐「まったく…君はいつもは感が鋭いのにな…。」

 

 

"……?"

 

 

少佐「私達の作戦、それは……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少佐「アリウス分校を攻撃することだ。

 

 

"!?"

 

 

サオリ「なにぃ!?」

 

 

先生たちは驚きを隠せない。

 

 

"まさかサオリ達を「攻撃目標はアリウス生じゃあないよ、先生。」……じゃあ誰を?"

 

 

少佐「今、その人について話てたじゃないか。」

 

 

サオリ「まさか……彼女を!?」

 

 

少佐「その通り、ベアトリーチェを倒すことが目標の一つだ。」

 

 

この時、先生には疑問が生まれた。

 

 

"なんで?"

 

 

少佐「表向きには我が社を攻撃されたからだ、それと君たちを助けるためだよ。」

 

 

サオリ「私達を?」

 

 

少佐「ああそうだ。」

 

 

"じゃあ本当の目的は?"

 

 

先生は少佐に尋ねる。

 

 

少佐「……本当の目的は先程言ったアリウス生を助けるため…と重複している。

今我が社には兵力が圧倒的に足りない、それを補うためだ。」

 

 

"!そんなことはさせな「じゃあどうすると言うんだね?先生。」………。"

 

 

少佐「もしベアトリーチェがいなくなってしまえば彼女たちは途方に暮れてしまうだろう、トリニティに編入は出来ないだろうし、シャーレで預かるって言っても量が多すぎる。」

 

 

"それは……そうだけど………。"

 

 

少佐「そこでだ、今余裕がある我が社の社員として雇うことにより、アリウスの生徒たちを安全に暮らさせるって話だ。」

 

 

"でも……。"

 

 

少佐「先生の心配していることは分かる……ちゃんと我が社でアリウス生の人権が守られるかってことだよな?」

 

 

"……。"

 

 

少佐「大丈夫、約束する…もし約束が破られたなら人狼を突撃させると良い、そしたら我々は太刀打ちできん。」

 

 

"…約束だよ。"

 

 

少佐「ああ、約束だ……。」

 

 

サオリ「……。」

 

 

少佐「では先生たち、私は戻るから頑張ってくれ……あと人狼を呼んどけよ。」

 

 

"あ!そうだった!!"

 

 

少佐「ではまた。」

 

 

そう言い、少佐は去ってゆくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サオリ「なあ先生。」

 

 

"ん?"

 

 

サオリ「その…本当に少佐は信頼できるのか?」

 

 

"大丈夫、なんやかんや少佐は信頼できるような人だよ。"

 

 

サオリ「ならいいんだが……。」

 

 

"ふふ、サオリは皆のことを考えてあげられるいい子だね。"

 

 

サオリ「///。」

 

 

サオリは顔を赤らめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人狼「……。」

 

 

ピロリン!

 

 

人狼のスマホに通知が来る。

 

 

人狼(ふん、命拾いしたな先生、さっきセリカとの通話が終わったところだ。)

 

 

そう思いながら人狼はスマホを視る。

 

 

そこにはこう書いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"至急この場所に来てほしい。"

 

 

ガバッ

 

 

その文章を視た人狼はすぐさま起き上がり、銃を持つ。

 

 

人狼(MG42、拳銃2丁、柄つき手榴弾、パンツァーファウスト、全て良し。)

 

 

人狼(行くか。)

 

 

どうやらこの一文だけで、先生は本気だと感じ取ったらしい。

 

 

ガチャッ

 

 

人狼は扉を開け、先生の所へ走ってゆく。




とうとう現実世界で先生と少佐を会わせちまった!!!!!!!!!!
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