最近は目がつらすぎます。
人狼「……。」
パァン!
ユスティナ聖徒W「……。」
人狼が最後のユスティナ聖徒を撃ち抜く。
サオリ「はぁ…はぁ……全員倒せたようだ。」
"うん、おつかれ。"
人狼(やっぱ複製なだけあって数は多いけど弱いな。)
ミサキ「もう残された時間も少ない、早く移動しよう。」
ヒヨリ「もう要塞が作られてるかもしれませんね……。」
人狼(そうなる前にも早く行こう。)
"それもそうだね。"
ユスティナ聖徒会を倒しきった先生たちは、アツコを救出するために移動するのであった。
しかし、それを阻む者がいた。
ミカ「やっと追いついた。」
人狼「!」
サオリ「な!ここまで追いかけてきたのか!?」
そう、ミカである。
ミカ「やあサオリ、また会えて嬉しいよ。
いや〜スクワッドにどうしたら勝てるか考えてたんだけどさ………あんまいい案が浮かばなくて。」
ミカ「とりあえず一回突撃してやろうかな?って感じ。」
人狼(とうとう頭の中までゴリラになったか。)
ミカ「なんか嫌なこと考えてない?」
人狼「……。」ふるふる
人狼は否定する。
"ミカ、私達はすぐに行かなきゃいけないんだ、そこをどいてくれるかい?"
この問いに対するミカの答えは………。
ミカ「ごめんね先生、その言葉は聞けないんだ。」
まさかの否定だった。
ミカ「私は先生たちを何回も裏切ってきた、それが1,2回増えたところでね…うん、変わらないよね。」
"ミカ…。"
先生は察する。
ミカは何度もやってはいけない行動をしてきて、もう自分が何をやりたいのか、しなきゃいけないのかが分からなくなっている。
そして自暴自棄になってきているということが……。
"……。"
先生は決断する。
"人狼。"
パァンパァンパァン!!!
人狼「……。」
ミカ「……。」
"ミカにはお灸を据えないとね。"
叱ってあげるのも……優しさであり、また大人の役目である。
降下猟兵A「止まれ、前方に敵の要塞を発見した。」
カイザーSS兵A「うおっ、結構固められてるじゃん。」
そこには機関銃やトーチカ、アリウス生が潜んでいた。
降下猟兵A「少佐殿の予想は合っていたな。」
カイザーSS兵A「ああ流石少佐殿だ………よし、砲撃部隊に連絡しろ。」
降下猟兵A「ちゃんと座標も教えろよ。」
カイザーSS兵E「了解しました。」
カイザーSS兵A「お前らは砲撃とともに攻撃だ、今は身を潜めとけ。」
カイザーSS兵B「了解。」
これまで全て、少佐の予想通りである。
アリウス生C「……。」
アリウス生D「……。」
アリウス生C「静かだな、まるで敵はいないようだ。」
一人の生徒が話をする。
アリウス生D「でも監視は続けないといけませんよ、すぐそこまで敵が迫ってきてるかもしれませんから。」
アリウス指揮官Z「ああその通りだ。」
アリウス生C&D「!」
いきなり背後から自軍の指揮官が現れる。
アリウス生C&D「敬礼!」ビシッ!
すぐさま向き直ってきれいな敬礼をする。
アリウス指揮官Z「ああ。」ビシッ
それに返答するように指揮官も敬礼をする。
いわゆる答礼ってやつだ。
アリウス指揮官Z「今、音はしないが敵軍は我々を打ちのめそうとすぐそこまで迫ってきているはずだ、君たちにはそれを何としてでも食い止めてほしい。」
アリウス生C「はい!最大限努力して決して敵を寄せ付けません!」
アリウス指揮官Z「いい心がけだ。」
指揮官は生徒の元気いっぱいな返答に、思わず口元を緩ませる。
……と、そこで。
アリウス生D「指揮官殿!一つ質問をしてもよろしいでしょうか!」
アリウス指揮官Z「なんだい?私が答えられるならできるだけ答えよう。」
アリウス生D「ありがとうございます!」
一人の生徒が質問をする。
アリウス生「この戦いに勝てて、敵が撤退した時。」
アリウス指揮官Z「した時?」
アリウス生D「それは本当の勝利でしょうか?」
アリウス生C「おい!」
先輩は思わず声をかけてしまう。
アリウス指揮官Z「……どういうことかな?」
静かに、指揮官は聞き返す。
アリウス生D「最近、思うんです……こうして侵攻されてから更に強く思うようになりました。」
アリウス指揮官Z「……。」
アリウス生D「少なくて腐りかけた食料に寒い寝床………弾薬は足りていませんし医療物資だって底を尽きかけています。」
アリウス指揮官「……。」コクッ
指揮官はただ黙って頷く。
アリウス生D「そしてもし敵を打ち返せたとしても、きっと………いや、我々に反撃をする力はありませんし作れません。」
アリウス生D「そして我々はただ朽ち果てて、挙句の果てには誰にも看取られず死んでいくだけです、果たして本当にこれは勝利と言えますk「すみません!」………。」
話の途中に、先輩が指揮官に対して謝罪する。
アリウス生C「コイツが生意気なこと言ってすみません、先輩である私がしっかりと教育し直しますのでお許しください!!」
アリウス指揮官Z「……いや、この話は特別聞かなかったことにする、以後気をつけるように。」
アリウス生C「ありがとうございます!!」
そう言って指揮官は何処かに行ってしまった。
アリウス生C「おい。」
アリウス生D「……はい、すみませんでした。」
アリウス生C「たしかにそう思うところは分かる…しかし上の命令をただ黙って実行するのが我々だ、それに口答えしてはいけない。」
アリウス生D「……………はい。」
しかし、このような不満は伝染するのである。
アリウス指揮官Z「……………。」
アリウス生K「どうされました?何か悩んでるように見えますが。」
側近が話しかける。
アリウス指揮官Z「……………。」
しかし指揮官は返事をしない、ただの屍のようだ。
アリウス生K「あのー………。」
無視されたのだはないかと、側近は話しかけ続ける。
アリウス指揮官Z「……本当の勝利…か………………決めた。」
アリウス生K「はい?」
アリウス指揮官Z「全ての西部方面の部隊に連絡しろ、我々は敵に対して武装解除する。」
アリウス生K「………はい、分かりました。」
克服命令を出された側近は、驚くわけでもなく止めようとするわけでもなく……ただ少しの希望と共に受け入れたのだ。
それほどアリウスの士気は貧弱である。
降下猟兵A「よし、あと5分後に砲撃開始か……。」
するとそこに。
アリウス指揮官Z「おーーーい。」バサッバサッ
カイザーSS兵A「敵か!?」
降下猟兵A「まて………白旗?」
白旗を掲げたアリウスの指揮官が近寄ってくる。
アリウス指揮官Z「話があるんだ!」
カイザーSS兵A「罠か?」
降下猟兵A「いや、多分違うだろう………おいお前!こっち来い!」
アリウス指揮官Z「!あ、ああ……。」
降下猟兵は指揮官を呼び寄せる。
降下猟兵A「単刀直入に聞く、降伏するんだな?」
アリウス指揮官Z「ああ、我々にはもう戦う力も、意味もない。」
カイザーSS兵A「ほーん、分かった。」
アリウス指揮官Z「この西部方面の部隊も全軍降伏する。」
降下猟兵A「……それは本当か?」
思わず聞きかえす。
アリウス指揮官Z「ああ、本当だ。」
カイザーSS兵A「おい…罠じゃないだろうな?」ヒソヒソ
降下猟兵A「いや、俺はこの子を信じるね。」ヒソヒソ
アリウス指揮官Z「……もし罠だったら、この私を殺しても構わない。」
降下猟兵A「オッケー。」
カイザーSS兵A「随分と軽いな!?」
降下猟兵A「まあそんな事はどうだって良い、おい通信兵。」
カイザーSS兵E「はい。」
降下猟兵A「砲撃部隊に知らせろ、攻撃は中止だ……それと西部の敵が全部隊降伏したってこともだ。」
カイザーSS兵E「了解しました!」
アリウス指揮官Z「!」
カイザーSS兵A「良かったな、もう少しで砲撃されてるところだったぞ。」
降下猟兵A「ああ、コイツは良い指揮官だぜ……まあ少佐殿には勝らないがな。」
こうしてカイザーSSは、敵の頑丈な要塞を攻撃することなく、攻略したのであった。
カイザーSS指揮官A「やはりハンバーガーはチキンバーガーが一番です。」
少佐「いや!ダブルチーズバーガーだね!ここは譲れない!」
一方その頃、少佐達は変な会話を繰り広げていた。
……と、そこに。
カイザーSS指揮官C「たった今重大な情報が届きました。」
違う指揮官が入って来る。
少佐「どうした?」
カイザーSS指揮官A「まさか全軍敗北した?」
カイザーSS指揮官C「いえ、敵の全ての西部方面軍が降伏しました。」
少佐「なんと!」
少佐は驚きを隠せない。
カイザーSS指揮官C「砲撃の前に降伏したため、大量の砲弾を節約できています。」
少佐「ははは!なんとも嬉しい誤算だな!!!」
少佐は大歓喜する。
少佐「あの対象Mの死ぬほど驚いている顔が容易に想像できる!」
カイザーSS指揮官A「まったくです!」
報告を受けたベアトリーチェ………。
ベアトリーチェ「………。」
ベアトリーチェ「クソッタレがぁ!」
ベアトリーチェ「だから愚かなガキ共は嫌いなんだよ!!!」
めちゃくちゃキレていた。
「クソッタレがぁ!」なんてドラゴンボールでしか聞いたことありませんよね。