最近SSと先生の比率が8:2くらいになっててビビりました。
"ミカにはお灸を据えないとね。"
こうしてミカとの戦いが幕を開けた。
サオリ「とうとうこの展開が来てしまったか……。」
人狼(なってしまったのは仕方がない、ただぶん殴って押さえつけるだけだ。)
"みんな!ミカの攻撃は強力だからできるだけ動き回って!"
ミサキ「…了解。」
ヒヨリ「わ、分かりました。」
人狼「……。」パァンパァン!!
ミカ「ぐっ……いった〜い☆。」
サオリ「な!頭に食らったのにあんなにピンピンしてるだなんて!」
ミカ「硬さだけが取り柄だから……ね!」バギィ!
そう言ってミカは、傍にあった建築物の柱をもぎ取る。
ヒヨリ「ひぃ!建物の柱をいとも容易く!」
ミカ「喰らえ!☆!」
ブンッ
"避けて!"
人狼「……。」シュゥゥゥゥ
人狼は迫りくる柱を霧化して避ける。
ミカ「……それ反則じゃん。」
人狼(戦闘に反則もクソもあるか。)
すると。
ミサキ「余所見してる場合?」カチッ
シュゥゥゥ
ミカ「!」
ドガアアァァン!!!
ミカの横っ腹にロケットランチャーを叩き込む。
サオリ「……。」ドドドオォン!!!
サオリもミカに追撃をする。
しかし、それくらいのことでくたばる人間ではないことを、人狼とサオリは気づいている。
"やったか!"
人狼(ちょ、それフラグ……。)
その時!
シュン!
ミサキ「やばi「ガシ!」!!」
ミカ「つーかまえた☆!」
立ち込める煙から一瞬にして出てきたミカが、ミサキの口を鷲掴みにする。
ミカ「えい!」ブンッ!
ミサキ「!」
いとも容易く投げつけられるミサキ。
人狼「……。」ガシッ!
壁に当たるスレスレの所で人狼が無事ミサキを捕まえる。
ミカ「すると思ったよ!」ダッ
人狼(うお!こっち来んな!)
ミカはミサキを抱えてる人狼との距離を一気に縮めてくる。
人狼(……しゃあない。)ブンッ!
ミサキ「きゃ!」
ヒヨリ「うわあぁぁぁん!こっちに投げ捨てられました!「ゴツン!」痛!」
人狼(ちょっと持ってろ!)
ミカ「あは☆。」グッ
人狼「……。」スッ
双方拳をかまえて……。
ドゴオォン!!!
ミカ「やっぱ殴り合いが一番じゃんね!」
人狼(やっぱゴリラじゃねえか!!!)
ドゴォン!ドゴォン!ドゴオォン!!!
"サオリ!"
サオリ「了解!」
ドオォン!
ミカ「痛ッ!」
人狼(隙あり!)シュ
バギィ!
人狼の右ストレートがミカの頭を正確に撃ち抜く。
ミカ「いっ!」
サオリ(決まった!これだったらミカも……。)
しかし、それは甘い希望的観測である。
ミカ「いたた……やっぱ先生たちがいると思うようには行かないね。」
ヒヨリ「ヒィ!なんであんな攻撃を受けたのにピンピンしてるんですか!?」
人狼(うるせぇ!倒れるまで攻撃を続けるだけだ!)スッ
"……。"
人狼はパンツァーファウストを取り出す。
ミカ「……出すと思った☆。」
そう言ってミカは左手を空に向ける。
ミカ「えい☆!」スッ
人狼(…まずい!)
サオリ「先生!逃げろ!」
その時。
ドオオオォォォォォン!!!
サオリ「ぐっ!」
ミサキ「!」
ヒヨリ「うわあぁぁぁん!」
人狼(クソッ!隕石が来るのは二度目だ!)
"あ〜れ〜〜〜。"
先生が爆風で吹き飛んでいるのが見える……先生の体軽すぎだろ!!!
人狼「!」ダッ
先生の軽すぎる体重に内心舌打ちしながら、人狼は先生のもとへ走る。
ミカ「……。」ダッ
しかし、ミカはこのチャンスを見逃さない。
サオリ「!」ドドドドオォン!
ヒヨリ「ふえぇぇぇ。」ドオオォン!!!
ミカ「っ………痛!」
サオリ「ミカを寄せ付けるな!」
ヒヨリ「こ、来ないでください!」ドオオォン!!!
ミカ「いたた……。」
ヒヨリ「ひ、ヒイィィィ!!!」
人狼(おい先生!大丈夫か!?)
"いてて……。"
人狼(怪我は…なさそうだな。立てるか?)
"うん、ありがとう。"
人狼が手を差し伸べた……その時。
ヒュゥゥゥ
人狼「?」
ドガァ!!
ヒヨリ「うっ!」
人狼(ぐへっ!)
"ひ、ヒヨリ!大丈夫!?"
突然ヒヨリが人狼の頭に激突する。
ヒヨリ「り、リーダーが……。」
人狼(サオリが………あ。)
人狼は理解する。
自分が先生を助けるためにミカのところから離れたから、その間ミカの相手を誰かがしなきゃいけなかったということを……。
人狼(……アリウススクワッドなんだからミカの一人や二人くらい制圧出来ないのか?)
ヒヨリ「無理ですよぉ!あんなゴリラを押さえつけられるのは人狼さんしかいません!」
人狼(じゃあどうしたら……やっぱ俺が叩きのめすしかないのか?)
しかし人狼の頭の中では、あの時はギリギリにシスターフッドが来てくれたから勝てたんだと思い返す。
人狼(やっぱみんなで袋叩きに……"ミカ"うおっ!急に叫ぶなよ!)
"ミカ…セイアのことなら多分大丈夫だよ、だから大人しくトリニティに戻って欲しいな。"
どうやら暴力ではなくて、言葉で説得するようだ。
ミカ「先生……。」
人狼(てか先生が最初に攻撃命令出したよな。)
ヒヨリ「人狼さん、今は黙っていたほうが良いですよ。」
人狼「……。」スッ
ヒヨリ「やったぁ!バナナですぅ!」
餌付けに成功する。
"私達もこれ以上ミカのことを傷つけたくないんだよ。"
ミカ「………先生は相変わらず優しいね………うん…分かってるよ。」
"じゃあ!「でも私、もう戻れないんだ…。」。"
ミカ「私…わたしにほもう………帰る場所も、親友も……何も無いの!」
戦っていたときとは打って変わって、ミカは泣きながらそう答える。
ミカ「私はトリニティの敵で………ゲヘナの敵で……先生の敵で……みんなの敵だから……。」
"わ、私はずっとミカの味方だよ。"
先生はフォローに入る。
しかし、ミカは聞く耳を持たない。
ミカ「私に…もう幸福が来ないってことも分かってる……よくわかってる…………だけど。」
ミカ「だけど…なんであなた達は!…私は大切なものを全て失ったのに!」
"……。"
ミカ「ぜんぶ奪われたのにぃ!!!あなた達は!………どうして……。」
ミサキ「……。」
ヒヨリ「……。」
サオリ「……。」
ミカ「あなた達にはなんも代償がないなんて……そんな事…ゆ、許せな………。」
ミカ「私には何も無くなってしまう………私は……。」
人狼「……。」
ミカ「……わたしは……。」
ミカ「わたしはどうしたらいいの?」
"っ。"
ミカ「……サオリ達を…そのままになんかできない。」
ミカ「なんの代償もなく、大人の庇護下に入るなんてダメ。」
サオリ「……。」
ミカ「だから先生。」
ミカ「わたしを止めないでね?」
ミカの目には、いつしか見た狂気が潜んでいた……。
タッタッタッ
ヒヨリ「……いっふぇしまいまひふぁね(行ってしまいましたね)。」もぐもぐ
ミサキ「あの女…何がしたかったんだろう。」
サオリ「……仕方ないのかもな。」
人狼(おそらくあるであろう敵の要塞に、メンヘラゴリラのストーカーか……面倒くさい事になったな。)
サオリ「ああ……だが時間がない、早くバシリカに行くぞ!」ダッ
ヒヨリ「ふぁ、ふぁい!」もぐもぐ
ミサキ「……仕方ないか。」ダッ
"ミカ……。"
こうして先生たちは、なんとかミカを退けることに成功したのであった。
なんで人狼がバナナを持っているのかって?
それは人狼が家にいる時に、後でチョコバナナにしようとしたからだよ。