人狼inキヴォトス   作:もりもりバナナ

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風邪ひきました……。



エデンの蛇足編
真夜中と便利屋と柴関ラーメン


キュッキュッ

 

 

ゴシゴシ

 

 

人狼は今、自室で愛銃の銃身が異様に長い拳銃の整備をしていた。

 

 

キュッキュッ

 

 

隅々まで汚れが落ちるように丁寧に磨いていくその姿は、まさに兵士のようであった。

 

 

人狼(……よし、こんなもんかな。)カチャ

 

 

どうやら整備を終えたようだ。

 

 

人狼(小腹も減ったしコンビニでアイスでも買うか。)

 

 

深夜のアイス、これほど強力な物は無いだろう……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンビニにて。

 

 

人狼(噂によると新作のチョコアイスが発売してるらしいな……ん?)

 

 

どうやら先に新作アイスではなく違うものを見つけたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アル「う〜ん。」

 

 

ムツキ「アルちゃん、ここは無難におにぎりの方が……。」

 

 

アル「う〜〜ん。」

 

 

ハルカ「あ、アル様……お弁当もありますよ。」

 

 

アル「う〜〜〜ん。」

 

 

ムツキ「社長、カップラーメンにする?」

 

 

人狼(野生の便利屋68を見つけた。)

 

 

カヨコ「……あ、人狼さんだ、偶然だね。」

 

 

見つかった。

 

 

アル「あら、人狼さんじゃない。」

 

 

人狼(そんなに悩んでどうしたんだ?)

 

 

ムツキ「実は………。」

 

 

アル「た、大したことじゃないんだけどね!」

 

 

人狼(また会社が火の車なのか?)

 

 

アル「うぐぅ!」グサッ!

 

 

人狼(この前は結構大丈夫そうだったのに!?もう!?!?)

 

 

アル「ギャッ!」ザクッ!

 

 

陸八魔アルに大ダメージ。

 

 

ドサッ

 

 

死んでしまった。

 

 

ハルカ「あ、アル様ぁーーー!!!」

 

 

ムツキ「何が悲しいってこの言葉に何も言い返せないのが一番悲しいんだよね。」

 

 

人狼(すまん……なら今から飯行くか?どうせ夜飯まだなんだろ?)

 

 

カヨコ「!」

 

 

ハルカ「!」

 

 

ムツキ「!」

 

 

アル「ほ、本当!?」

 

 

いつの間にか生き返っていたアルが聞き返す。

 

 

人狼(ああ、俺も夜飯食ってなかったしな、近くに柴関ラーメンがあるらしいから行くぞ。)

 

 

アル「い、いや……奢ってもらうようではアウトローじゃ………。」

 

 

人狼(そうか……よし皆、アルは行きたくないらしいから俺等だけで行こう。)

 

 

アル「!?」

 

 

ハルカ「あ、ありがとうございます!」

 

 

カヨコ「いいの?」

 

 

人狼「……。」コクッ

 

 

カヨコ「じゃあお言葉に甘えて。」

 

 

ムツキ「わーい!人狼さんだーいすき!」

 

 

アル「な、な、ななな……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アル「なんですってぇーーーーーーーー!!!

 

 

 

 

 

 

 

店員A「あの、コンビニ内ではお静かに……。」

 

 

カヨコ「あ、すみません。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人狼(えーっと……たしかこっちの方に。)

 

 

人狼達は今、柴関ラーメンに向かって歩いていた。

 

 

ハルカ「ほ、本当に奢ってくれるんですか!?」

 

 

人狼(まあ、俺は便利屋68と違って金銭に余裕があるからな。)

 

 

アル「いっ!」サクッ

 

 

ムツキ「アルちゃんおもしろ〜い!!」

 

 

カヨコ「流石大人だね……でも先生ってあんまりお金持ってなさそうだし、人狼さんは大丈夫なの?」

 

 

カヨコが鋭い質問をする。

 

 

人狼(俺って一応先生より給料良いからな。)

 

 

ムツキ「護衛対象よりも給料の良いボディーガードっているんだね。」

 

 

人狼(ああ、めっちゃ交渉したからな。)

 

 

カヨコ「先生に?」

 

 

人狼(いや、連邦生徒会長に。)

 

 

アル(連邦生徒会長に!?なんてアウトローなのかしら!!!!!)

 

 

カヨコ「連邦生徒会長?その人って今はもう行方不明じゃ……。」

 

 

人狼(なにせ2年前のことだからな、失踪する前だ。)

 

 

 

 

…とか言っている間に、どうやら屋台に着いたようだ。

 

 

人狼「……。」

 

 

柴大将「……お!人狼じゃねぇか!久しぶりだな!」

 

 

人狼(大将、柴関ラーメン5人前頼む。)

 

 

柴大将「5?…ああ便利屋もいるのか。」

 

 

アル「ひ、久しぶりね大将。」

 

 

柴大将を前にしてアルはどこか居心地の悪さを感じる。

 

 

それに感づいたように大将が。

 

 

柴大将「なぁにこの前のことは気にするな、子どものやったことだ。

俺はもう気にしちゃあいねえよ。」

 

 

…と、まるで紳士のような立ち振舞を見せる大将。

 

 

柴大将「それにもう他の会社から融資の話が来てるからな!」

 

 

人狼(おお!それは素晴らしいな!)

 

 

どうやらもうアビドスに戻る準備はできているらしい。

 

 

融資してくれる会社が出来たのは嬉しいね。

 

 

柴大将「ちょーっと怪しい気もするんだが……今回は契約書をちゃんと見たし、相手も信頼できるような会社だからな。」

 

 

アル「その会社はどこなのかしら?」

 

 

アルが質問する。

 

 

柴大将「それが”カイザーSS”ってやつらしいんだ……名前にカイザーって入ってるのはあそこの子会社だからだ。」

 

 

人狼(……聞いた話によるといい会社だ、エデン条約でのアリウス分校の生徒も全員保護したって話もある。)

 

 

カヨコ「そんな話あるの!?」

 

 

人狼(俺は当事者だから知ってるんだ。)

 

 

サラッとえげつないことを言う人狼。

 

 

ハルカ「人狼さんって当事者だったんですか!?」

 

 

人狼(ああ、俺もあの場にいた……カイザーSSは見てないけど後で先生から聞いた。)

 

 

ムツキ「へぇー!ニュースではまだ出てない情報だよ。」

 

 

…と、その時。

 

 

柴大将「あいよ!柴関ラーメン5つお待ち!」ゴトン!

 

 

人狼(お!きたきた!)

 

 

アル「ひ、久しぶりのご飯……。」

 

 

人狼(便利屋の食事事情がやばすぎだろ……。)

 

 

こうして人狼達は便利屋68と一緒にラーメンをすするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少佐「さーて、お腹すいたなぁ。」

 

 

コンコンコン

 

 

少佐「どうぞ。」

 

 

カイザーSS指揮官A「失礼します、いま対策すべきことについての報告に来ました。」

 

 

少佐「うむ、お願いする。」

 

 

カイザーSS指揮官A「はい、まず会社や建造物を建てる時に必要なガラスが圧倒的に足りません。」

 

 

少佐「ガラス?そんなのいくらでもてに入りそうな気が……。」

 

 

カイザーSS指揮官A「このキヴォトスではガラスが建物に大量に使われています、しかし度重なる不良からの攻撃によってガラスが大打撃を受けています。」

 

 

少佐「なるほど、ガラスは割れやすいからな……。」

 

 

カイザーSS指揮官A「そこでです、いっそのことガラスの生産者側になりましょう。」

 

 

少佐「……は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、少佐達はアビドス高等学校に来ていたのであった。

 

 

少佐「……ここがアビドスか……お宝(砂漠)が広がってるなあ!」

 

 

カイザーSS指揮官A「まったくです。」

 

 

…と、その時。

 

 

ホシノ「へぇ~……カイザーがなんの用。」

 

 

奥の方から一人の低身長な生徒が現れた。

 

 

少佐「ぜひとも貴校の土地を少し買い「カチャ」!」

 

 

ホシノ「消えて。」

 

 

少佐「………うへぇ。」

 

 

出会ってすぐに銃口を向けられ商談は破局した。

 

 

こうして少佐はなんの成果も得られず帰っていくのであった。

 

 

しかし、ここで諦める少佐ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少佐「はい、すでに調査した後の場所を欲しいんです。」

 

 

『…………』

 

 

少佐「必ずや、この事業を成功させてみせましょう、誓います。」

 

 

『………必ずか』

 

 

少佐「はい、このモンティナマックスの名にかけて。」

 

 

『……分かった、調査済みの地域をくれてやろう。』

 

 

少佐「感謝の極み!」ニヤッ

 

 

攻撃方法を変えたのであった。

 

 

こうして新たなる事業に手を伸ばした少佐であった。




アビドスとSSが争わなければ良いんですけどね……。
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