なぜかずっと背中が痛いんですけど……これが寝違えたってやつか!?!?
人狼(…ここか。)
"……結構大きいね。"
先生たちは今、カイザーSSの会社に来ていた。
人狼(まさか本部に行ける日が来るなんて思わなかったぞ、先生は好かれてるんじゃないか?)
"そ、そうかな?"
人狼(きっとそうだ。)
そう言って中へ入っていくのであった。
"おぉ…中もきれいだ。"
人狼(先生の部屋と違ってな。)
"なんで今サラッと私ディスられたの?
てか中に入れたこと無いし。"
…と、そんな話をしていると。
カイザーSS指揮官A「ようこそ、あなた達がシャーレの?」
"あ、はい、そうです。"
カイザーSS指揮官A「ではこちらへ。」
人狼「……。」
長い廊下を歩んでいく。
人狼(なあ先生。)
"ん?どうしたの?"
人狼(今から会う人ってどんな感じの人なんだ?)
"えーっとね……少し太っててメガネかけてて白い服を来ているよく笑う男性だよ。"
人狼(なるほど………少佐か?)
"ん?"
人狼(いや、なんでもない。)
カイザーSS指揮官A「着きました。」
どうやら部屋の前に着いたようだ。
カイザーSS指揮官A「少佐殿、シャーレの方々をお連れしました。」
「どうぞ。」
人狼(ん?少佐?)
カイザーSS指揮官A「失礼します。」ガチャ
扉を開ける。
人狼「………!!!」
少佐「やあ、こっちでははじめましてだね、人狼。」
人狼(嘘……だろ!?)
人狼の眼の前には、かつて夢の中で背中を押してくれた人物である少佐が座っていた。
"ん?"
人狼(いや……何でも無い。)
少佐「では、話し合いを始めようか。」ニヤッ
少佐「今日はどういったご要件で?」
"ああ、そのことなんだけど……この写真を見てほしい。"
スッ
少佐「ん?………これは我が社の旗じゃあないか。」
"そう、でも聞いた話によるとこれがあった前まではカイザーPMCの旗だったよね。"
少佐「ああ、そうだ。」
"何で変わってるのかを知りたくてね。"
人狼「……。」
それに対して少佐の回答は……。
少佐「普通に砂が大量に欲しかったからだけだが?」
人狼(……は?)
"え?"
少佐「まず先生に聞こう、ガラスの原材料は何だ?」
"え、えーっと……。"
人狼(砂だ。)
少佐「正解だ。」
"さすが人狼。"
少佐「このキヴォトスでは一つの建物に大量のガラスが使用されている、だがしかし、治安が恐ろしいほど悪いがために毎日毎日どこかしらでそのガラスが割られているんだ。」
"たしかにね。"
少佐「そこでだ、いっそのこと生産者の方になってしまえば仲介業者を挟まずに使用することができるだろう?そうすれば会社の負担が減るんだ。」
人狼(なるほど。)
少佐「本当はその自治区の高校から買い取ろうとしたんだが……
"それに関してはうちの生徒がごめんね?"
少佐「まあいいさ、私としても
"そうだったんだ………なぁんだ、心配したよ。"
少佐「ははは、まあいいさ。」
"所で少佐、あのモモチューブ見たよ。"
少佐「おお、結構再生数が多くて私も驚いたよ。」
人狼(はえ〜そんな物もあるんだな。)
この後しばらく雑談が続くのであった。
"さて、もうそろお暇しようかね。"
少佐「……。」
人狼(…………なあ先生。)
"ん?"
人狼(ちょっと少佐と二人きりで話したいことがある、先に帰っていてくれ。)
"わ、分かった………じゃあね。"
少佐「ああ、また会える日を願って。」
バタン
先生が部屋から出ていき、少佐と人狼の二人きりになる。
人狼「……。」
少佐「……。」
人狼「……。」
少佐「……。」
人狼(……もしかして、少佐も日本から転生して来たの?)
少佐「………ああ。」
衝撃の事実。
人狼(………パンツァーファウスト、好き?)
少佐「………ああ。」
人狼(……大尉、好き?)
少佐「……ああ。」
人狼(…最後の大隊、大好き?)
少佐「…ああ。」
人狼(ヘルシング、大大大好き?)
少佐「ああ!もちろんだ!」
人狼(少佐!!!)
ガシッ!
この日、少佐と人狼は硬い絆で結ばれたのであった。
少佐「まさか君がシャーレに入れているとは……いったい何があったんだ?」
人狼(連邦生徒会長の直々のスカウト。)
少佐「ほう!そいつは素晴らしいなあ!」
少佐は感激する。
人狼(それでボディーガードになったはずなのに毎日書類仕事に拷問されているんだ。)
少佐「まったく、おかしな話だな。」
人狼(少佐は?)
少佐「ああ、まず私は君みたいに途中の年齢から転生出来たわけじゃあない、初めから、0歳からだ。」
どうやら人狼のように途中の年齢から始まったわけではなく、赤ん坊からスタートしたらしい。
少佐「親の顔なんてものは見たことがなかった、孤児院さ。」
人狼(なるほど。)
少佐「しかしこれはチャンスだと思ったんだ、また一から学べると。」
少佐「私はたくさん学んだ、日本にいた頃とは真逆だった。
友達は作らずに勉強ばかりやった。」
人狼(そんな事して楽しいか?)
少佐「楽しいさ、なにせ日本で社会人になって身を粉にして働いていた時なんてこんな事出来なかったからなあ。
神様は私に素晴らしいプレゼントをくださったんだ。」
人狼(なるほど。)
少佐「それで私はとても難しい大学に行った、その時はずっと勉学がトップクラスじゃなきゃいけなかったから大変だったよ……もしそうじゃなかったら学費が免除されないからな。」
人狼(ふ〜ん。)
少佐「この会社に入るのは簡単だった、その中で私の地位を上げるのもね。」
少佐「その結果こうしてプレジデントに信頼してもらい、この会社を作れるようになったんだ。」
人狼(控えめに言ってもすげえな。)
少佐「まあそんな過去の話はどうだって良い、もうこんな時間だ。」
時計の針はすでに16時を指していた。
人狼(じゃあ俺もお暇しようかな。)
少佐「それが良い。またいつでも来てもいいからな、歓迎するぞ。」
人狼(ああ、ありがとう、じゃあな。)
少佐「じゃあ。」
バタン
扉が閉じられ、部屋の中には一人の小太りな男が佇んでいた。
少佐「頼んだぞ、君達がいないと計画は失敗だ。」
この言葉の意味を知る者は、今現在この男しかいない。
オマケ
ヒロミ「……ん?お前は………。」
ユリハ「あ、あの時の!私の名前は馬場ユリハって言います!」
ヒロミ「ユリハか、いい名前だな。」
ユリハ「あ、ありがとうございます!……えっと…。」
ヒロミ「阿部ヒロミだ。」
ユリハ「ヒロミさんですね!」
ヒロミ「ああ……てか腹の傷は大丈夫か?」
ユリハ「はい、あの日でもう完治しました!」
ヒロミ「あの日に!!!」
降下猟兵は驚愕する。
ヒロミ「ま、まぁ……怪我が治ったんならよかったな……。」
ユリハ「はい!では私は訓練があるのでこれで!」
ヒロミ「お、おう……またな。」
ヒロミ(アイツって本当に人間なのかな。)
ユリハちゃんは神秘の力で再生能力が強力って感じです。