最近コユキの可愛さに気づいてしまった。
ある大通りにて。
ドガァ!バギィ!!!
人狼「……。」
温泉開発部A「おい!早く抑えろ!!!」
ドガァ!ゴギィ!!バギィ!!!
"人狼落ち着いて!!"
人狼「……。」
ドゴォ!!ベシッ!ゴキィ!!!
メグ「やめて!本当に死んじゃう!!!」
カスミ「」
バギィ!ゴギィ!
"(なんでこうなったんだ!!)"
時は変わって先日。
人狼「……。」カタカタカタ
"ふう…ひと休憩挟むか。"
人狼(それもそうだな。)
アロナ「速報です!山海経からまたメッセージとともに薬が届きました!」
"えぇ……。"
人狼(またかよ……まあ注意して薬を飲まなければなんてこと無いな……お、チョコレートじゃん、いただき。)
"うん、それで薬はどこにあるの?私が有効利用するから。"
アロナ「ぜ、絶対ダメな事に使う気じゃないですか!?」
"ユウカのちっちゃい姿見たいじゃん!!!"
アロナ「うぅ…てかもう言っても意味ないと思いますよ。」
人狼(どゆこと?)モグモグウマー
"まさか…もう処分しちゃったの!?"
アロナ「「しちゃったの」ってなんですか!?違いますよ。」
アロナ「今人狼さんが食べたチョコレート。」
人狼(ああ、少し変な味がする気がするが美味いよ。)
アロナ「それです。」
人狼「は?」
"え?"
アロナ「それが薬です。」
……と、次の瞬間。
ホワホワワ〜ン
人狼(うわあああ!)
"じ、人狼ーーー!せめて全部じゃなくて半分だけ食べてよ!"
アロナ「そこですか!?」
人狼「……。」
"よ、予想はしてたけど随分とちっちゃくなったね。"
そこには身長120cmくらいのブカブカのレインコートを着た男の子がいた。
"100cmくらい縮んだんじゃない?まあとりあえず着替えようか。"
人狼「……。」
"……今日は一段と無口だね。"
一応いつも何も喋らない人狼だが、顔に出やすい性格なので意思疎通は図れたのである。しかし今の人狼はまるで何を考えてるのかがわからない。
こんな状況に先生は疑問符を浮かべる。
"人狼?どしたの?"スッ
先生は人狼に手を差し伸べる。
パシッ
"……へ?"
差し伸べた手を払いのけられる。
そこで。
アロナ「言い忘れてたことがありました、どうやら前回のよりパワーアップして「思考も幼くなる」という力が増えたらしいです!」
"……それは本当?"
人狼「……。」ジッ
アロナ「凄い警戒してるのが証拠です。」
"……どうしたもんかね。"
その時
ガチャ
ユウカ「こんにちは、今日も業務に来ました……ってえええ!なんですかそれ!?」
ノア「あら、人狼さんですか?」
人狼「……。」ジロッ
ユウカ「な、なによ…急に睨んできて。」
"実は……。"
………説明中………
ユウカ「そんな事があったんですね…。」
"できるだけ早く対処したいんだけどね"
ノア「ところで…人狼さんはどこへ?」
"え?横に……いない!"
ユウカ「あ、あそこです!」
説明中に人狼は部屋の隅っこに移ってしまった。
人狼「……。」ジッ
"うへぇ、警戒マシマシだよぉ。"
ノア「人狼さんの幼少期ってこんな感じだったんですね……ほら、怖くないですよ〜。」
人狼「……。」ジッ
ユウカ「なんでこんなに警戒してるのよ……。」
"きっと子供だかだねらね、私と会うまでに身体的にも精神的にも成長したんだ。"
ノア「……。」
人狼「……。」
その時。
ガチャ
コユキ「にははーー!今日も来ましたよ!」
人狼「!………。」ササッ
"お、これで皆揃ったね。"
コユキ「あれ?
"ほら人狼、怖くないよーおいでー。"
コユキ「?」
ノア「実は子供になった人狼さんがここに隠れてるんです。」
ユウカ「そんな警戒することないのに。」
"ほらおいでー……なかなか出てこないね。"
警戒している人狼はなかなかソファの裏から出てこない。
コユキ「簡単です、ちょっとどけてください。」スッ
コユキは懐からチョコレートを取り出す。
"?"
コユキ「ほーら、美味しいチョコレートですよー。」
人狼「……。」
コユキ「ほーらほーら。」
ユウカ「そんなんで出てくるわけ……。」
コユキ「はいどうぞ。」スッ
人狼「……。」
ノア「…出てきてますね。」
ユウカ「な!なんで!?」
人狼「……。」モグモグ
ノア「しかも食べてますね。」
ユウカ「だからなんで!?!?」
"い、一件落着かな?"
コユキ「にはは!」
人狼「……。」モグモグ✨️
こうして無事?人狼の警戒を解いたのであった。
人狼「……。」モグモグ✨️
コユキ「にははーー!なんかだかわいいですね!」
ノア「可愛らしいですね❤️。」カシャカシャ
ソファの上であぐらをかいて座るコユキの股の所に座る人狼を、ノアは激写する。
"か、かわええ~!"
ユウカ「日頃はお兄ちゃん的な人物がこんな幼くなると特別可愛く感じますね〜。」
"ギャップ萌えだぁ。"
人狼「……。」モグモグ✨️
コユキ「〜〜❤️。」ギュッ
ユウカ「ほんとに仲の良い姉弟みたいね。」カシャカシャ
コユキ「!」ビビビッ
コユキに電流走る。
コユキ「にはは!こっちですよ!」
人狼「……。」コクッ
コユキ「ここのパスワードはパパって解くんですよ。」
人狼「?」
コユキ「おかえり……どうしたんですかその傷!!??」
人狼「……。」
コユキ「え?虐めようとした奴らをボコボコにした?」
人狼「……。」
コユキ「さすが我が弟です!」
コユキ「にはは〜〜〜!ずっと一緒ですよ!」
人狼「……。」コクッ
コユキ「思い出しました、人狼お兄ちゃんは私の弟です。」
ユウカ「え!?でもお兄ちゃんって……。」
コユキ「お兄ちゃんでもあり弟でもあります。」
ノア「ふふふ、じゃあお父さんは先生でお母さんは私とユウカちゃんですね❤️。」カシャカシャ
ユウカ「!?」
"な、なんか複雑だね……。"
ノア「ユウカちゃんがコユキちゃんを生んで私が人狼さんを生みました。」
ユウカ「だから複雑なのよ!!」カシャカシャカシャ
コユキ「なんで先輩たちはそんなに写真を取るんですか!?」
人狼「……。」✨️
"当の本人はあまり気にしてないようだけどね。"
先生たちはまだ本日の業務がまったく進んでいないことに気づいていないのであった。
まだ続くやで。