これ共感できる仲間いる?
毎回ミレニアムって聞くたびに脳内で少佐が「ミレニアム大隊各員に告ぐ、大隊指揮官命令である!」って言うのが再生される
ある日ミレニアムにて。
先生たちはモモイに呼ばれてゲーム開発部の部室の前に来ていた。
"おじゃましまーす。"
ガチャ
扉を開けると、壮絶な光景が広がっていた。
人狼(うわ!きたねぇ。)
扉を開けると部屋の中には、使い捨てられたティッシュや食べかけのポテチ、ちゃんと整理整頓されてないゲーム機達があったか。 もはや足の踏み場も無い。
モモイ「き、汚いとは失礼な!これでもけっこうキレイにしたほうなんだよ!」
人狼(そんな事言ってないでちゃんと掃除しなさい、虫が湧くぞ。)
ミドリ「む、虫が……。」
虫が湧くという単語にミドリが反応する。
人狼(まあいい、ほら、掃除するぞ。)
モモイ「わ、分かった……。」
こうして人狼はゲーム開発部に来た理由さえ分からずに掃除をし始めるのであった。
人狼(くそっなんでこんなにポテチのカスが散らばってるんだよ!)
モモイ「掃除なんて久しぶりだから……。」
人狼(おい!ゲームカセットくらい綺麗に整頓しとけよ!)
ミドリ「す、すみません……。」
人狼(おら!先生!キビキビ動けぇ!)
"ひ、ひぃん……。"
モモイ「うおりゃ!必殺!スーパーモモイストレート!」
"なんの!ジャンプして回避ぃ!"
モモイ「なに!」
"フハハハ!"
人狼(おい。)
モモイ「あ。」
"やべ。"
………40分後………
"な、なんとか終わったね……。"
ミドリ「はぁ……はぁ……。」
人狼(おつかれさん。)
モモイ「よし!掃除も終わったところだし、さっそくゲームしようよ!」
"お!いいね。"
人狼(その前に一つ質問していいか?)
モモイ「なに?ユウカの体重なら100kgだよ。」
人狼(モモイがそう言ってた事は後でユウカに報告するとして……俺らってなんで呼ばれたんだ?)
モモイ「え?……え?」
ミドリ「お姉ちゃん?もしかして伝えてなかったの!?」
モモイ「あ、そうだった……。」
ミドリ「そうだった?おね〜〜〜ちゃ〜〜〜ん!?」
"いつも通りで安心するね。"
人狼(それな。)
モモイ「ち、違う!違うのミドリ!ちょっと説明し忘れただけ!……ねぇ!先生!」
"何も説明されてないけど。"
ミドリ「おね〜〜〜ちゃ〜〜〜ん!?」
モモイ「お、おほん……先生!先生に緊急クエストがあるよ!」
"な、なにかな?"
モモイ「それは……。」
モモイ「新しいゲームのアイデアを出すことだよ!」
人狼(帰るか。)
モモイ「なんで!!!???」
"なるほど、次回作を出すんだね。"
ミドリ「はい、うちも前に出した作品以外にもほかのゲームを出そうと考えてるんです。」
モモイ「そう!そして先生は人生経験が豊富だから先生たちに聞けばいいかな〜って。」
"そんなに年取ってないけどね。"
人狼(なるほど……掃除中も格ゲーばっかやってたから格ゲーを作るのか?)
人狼が鋭い質問をする。
ミドリ「あ、それはお姉ちゃんのアイデアです。」
人狼(そういうことか、このゲームをプレイしていき分析することによって新しいアイデアが生まれるってことだな。)
モモイ「ごめいとう!」
ミドリ「ちなみに次は”まったりスローライフ系ダンジョン探索型RPG”を作ろうと考えてます。」
"それに格ゲー要素が入るの!?真逆じゃない!?"
先生がツッコミを入れる。
人狼(そんなこともないぞ、あえて上手い感じに組み込んでいくことによって他のゲームにはない面白さが生まれてくるんだ。それがプレイヤーのニーズに関わってくる。)
モモイ「そう!今回はあらゆる先入観を捨て、あらゆる偏見を捨ててこそ!素晴らしいゲームが作れるはずなんだ!」
"ゴミは部室内にてきとうに捨てないでね。"
モモイ「うぐ!」
ミドリ「あはは…善処します。」
その時。
アリス「モモイ!ミドリ!大変です!緊急事態です!!」
"あ、こんにちはアリス。"
モモイ「どうしたのさ?」
いきなり勢いよく入ってきたアリスに、モモイは疑問を投げかける。
アリス「とうとうユズがオンラインで10連勝を越えました!」
ミドリ「えぇ!!本当に!!??」
モモイ「あの設定が狂っているゲームで10連勝を!!!」
人狼「?」
『WINNER player UZQeen!!!!!』
ユズ「ふあぁぁぁ。」
モモイ「かっこよかったよユズ!」
ミドリ「さすが!」
アリス「アリス、感動しました。さすが伝説の勇者『UZQeen』です!!」
人狼(UZQEEN?何それ?)
"おめでとう!良い戦いだっだよ。"
ユズ「あ、は、はい。」
アリス「アリス!ユズを見ていたらやる気が出ました!今度はアリスの番です!」
そう言ってアリスはコントローラーを握る。
"お、さっそく対戦相手が出てきたようだね。"
アリス「はい!アリス、本気を出します!!!」
アリス「あれ…いくら叩いてもダメージが出ないです………。」
人狼(確実に拳は当たってるよな。)
アリス「こ、今度は急に回復しました!!!」
人狼(回復アイテムは………無いな。)
アリス「うわーーん!相手が画面に張り付いて見えません!」
人狼(嘘だろ!?)
アリス「ま、負けてしまいました……。」
モモイ「これって……。」
ミドリ「うん、完全に……。」
人狼(チートだな。)
モモイ「…あ!再戦要請してきたよ!」
人狼(なーにー!!)
アリス「ど、どうしましょう……。」
"アリス…相手がチートを使ってるなら、勝てるのはもう……。"
モモイ「うん!こんなやつほっといちゃおうよ!」
ミドリ「うん、私も賛成。」
アリス「……。」
人狼「……。」
アリスは目に見えてしょんぼりとする、よほど勝ちたかったのであろう。
ユズ「貸して、私がやる。」
人狼「!」
モモイ「でも!相手はチートを!」
ユズ「大丈夫、攻略法を思いついた。」
そう言ってユズは乱入する。
ドガガガ!
人狼(すごい!攻撃を全て当てられてる!)
ユズ「やっぱり……これはすり抜けるチートじゃなくて当たり判定を小さくしてるだけです。」
モモイ「こ、今度は猛攻撃が……。」
ユズ「大丈夫、落ち着いて攻撃を読めばどうってこと無い。」
そして……。
『WINNER player UZQeen!!!!!』
人狼(す、すげえ……。)
ユズ「ふぅ。」
アリス「さ、さすがユズです……!」
モモイ「凄いかっこよかったよ!」
ミドリ「さすがユズちゃんだね。」
ユズ「え!…ふえぇぇ!」
褒め言葉のラッシュにユズは顔を赤らめる。
"お、次の対戦相手が決まったようだよ。"
ミドリ「ほんとだ、頑張って!」
ユズ「……はい!」
『WINNER player TEBASAKI・SS!!!!!』
モモイ「……。」
ミドリ「……。」
アリス「あまりにも早い攻撃にカウンター……プロの動きです…。」
ユズ「ま、負けちゃった。」
"ど、どんまい。"
モモイ「もう一回戦えば!」
ミドリ「だめだよお姉ちゃん、企画会議を始めなきゃ。」
モモイ「ん?企画会議?」
人狼「……。」
ミドリ「お姉ちゃん?まさか忘れてないよね?」
モモイ「あ。」
次回!ゲーム開発企画会議!
乞うご期待!!!
オマケ
カイザーSS指揮官C「ふぅ、強い敵でした。」
少佐「ははは!流石だ!君のゲームの腕前はプロ級だな!」
カイザーSS指揮官A「十分プロに通用すると思うぞ。」
カイザーSS指揮官C「まあ、引きこもってた時代にめっちゃプレイしましたから……。」
カイザーSS指揮官B「よく引きこもりからこの会社の幹部になれたな。」
カイザーSS指揮官A「それも全部、少佐殿が我々を見つけてくださったからだぞ。」
少佐「ははは!おだてても何も出てこないぞ?」
カイザーSS指揮官B「はは!違いないですね!」
カイザーSS指揮官C「右に同じく!」
彼らの眼の前にあるゲーム画面には『WINNER player TEBASAKI・SS!!!!!』という文字が連なっていた。
一応伏線を張り巡らせてると思ってますが……。