新幹線「のぞみ」岡山・倉敷殺人事件   作:新庄雄太郎

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そして、彼女は九州へ旅行していたことが分かった。


第3章 九州旅行

プァーン!

 

と、猛スピードで快走する東海道山陽新幹線「のぞみ14号」は東京へ向かって走っていく。

 

16時24分、「のぞみ14号」は定刻通りに東京駅に到着した。

 

「おかえり。」

 

「ええ、久しぶりの友人と旅行だったわ。」

 

「そうか、どうだった九州は。」

 

「ええ、楽しかったわよ。」

 

「そうか。」

 

そこへ、南がやって来た。

 

「ごめん下さい。」

 

「はい、あのあなたは。」

 

「鉄道公安隊のものです、ちょっと聞きたい事があってね。」

 

と、南は手帳を見せた。

 

「何か、事件ですか。」

 

「はい、実はですね岡山県の倉敷で殺人事件がありまして聞きたいことがありましてね。」

 

「ああ、その事ですね。」

 

「はい。」

 

彼女の名前は、長谷川 諒子。彼女は高校時代の友人と九州の鹿児島と別府へ旅行していたことが分かった。

 

「ほう、九州ですか?。」

 

「はい、私はよく列車に乗っていくので九州へ行く時もよく鉄道を利用するんですよ。」

 

「ほう、なるほど。」

 

「ええ、まずは鹿児島へ行って指宿の温泉で楽しんで、次の日は特急に乗って別府へ行きました。」

 

「ほう、九州ですか?。」

 

「はい。」

 

「それで、行く時はどうやって行ったんですか。」

 

「ええ、私は鹿児島へ行く時は寝台特急に乗って西鹿児島へ行きました。」

 

「ほう、寝台特急に乗って。」

 

「はい。」

 

早速、南は高杉に報告した。

 

「そうか、彼女は事件当日に九州に旅行していたのか。」

 

「ええ。」

 

長谷川は、南に話した九州旅行の日程は次の通りであった。

 

1日目 18時16分発寝台特急「はやぶさ」に乗車

 

   15時10分着 下車 鹿児島市内を観光 16時に鹿児島市内のホテルで1泊

 

2日目 西鹿児島を出発 観光列車「指宿のたまて箱」に乗車 指宿温泉で一泊

 

3日目 特急「きりしま」とL特急「にちりん」に乗り次いで別府へ、別府温泉で1泊。

 

4日目 地獄めぐりを見物、10時08分特急「にちりん14号」に乗って小倉で新幹線に乗り換えて帰京

 

「アリバイ成立ですか。」

 

「ああ、間違いなく。」

 

鹿児島県警ではホテルと指宿の温泉で確認してもらい、間違いなくチェックアウトしていた。大分県警の方でも温泉と地獄めぐりの方でも確認された。

 

「でも、どうやって岡山へ行ったのかな?。」

 

「そこなんですよね。」

 

暫くして、長谷川がやって来た。

 

「いやー、実は特捜班の皆さんに証拠を見せようと思いまして写真を持ってきました。」

 

「ほう、そうですか。」

 

「これが、九州旅行へ行った時の写真ですよ、見てください。」

 

「へぇー。」

 

早速、写真を見てみた。

 

「改ざんした形跡もないな。」

 

「ええ、アリバイは完璧ですね。」

 

「ええ。」

 

と、南と高山達は写真を見せた。

 

「確かに、九州へ行ったのは確かですね。」

 

「ええ。」




問題はどうやって、倉敷へ行ったのか。

犯行は可能なんだろうか?

次回もお楽しみに
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