提督適性があるとして民間から海軍へ入ったら無双した件   作:BⅠ-138/A509-38

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対抗演習

演習開始時刻 1600時頃

 

〜トラック泊地沖〜

 

《天候》

〈波 風〉

低 弱

〈潮流〉

普通

〈雲量〉

5

 

《編成》

[一戦隊]

五十鈴(旗)

潮 曙 白露 時雨 島風 村雨 夕立 春雨

 

単縦陣

 

[二戦隊]

蒼龍(艦旗)

飛龍 大和 吹雪 白雪 叢雲 磯波

 

輪形陣

 

《艦隊速力》

12kt(原速

 

 

 

 

 

 

ー蒼龍 艦橋ー

 

 

蒼龍「偵察機、発艦初め!」

 

 

提督「艦隊増速。各艦へ増速信号」

 

 

蒼龍「増速する、最大戦速。増速信号揚げ」

 

操艦妖精「最大せんそーく」

 

チリンチリン♪

 

機関長妖精『最大戦速』

 

信号長妖精『増速信号揚げ、最大戦速』

 

 

 

増速信号を確認した各艦も速力を上げ、最大戦速にて航行を開始。

蒼龍、飛龍からは艦攻が、大和からは水偵がそれぞれ発艦。日の入り時刻が近くあまり遠くへ進出できない為、この時間から偵察機を出す事はないのだが、それでも敵発見を目指して送り出した。

 

 

 

提督「先に見つけて先手を打ちたいところだけど…各偵察機には無理しないようもう一度念を押しておいてくれ」

 

蒼龍「はい」

 

 

提督「相手も同じ様に偵察機を出してる可能性もあるから、対空見張りの方も厳とするように頼むよ」

 

蒼龍「はい。あと、万一の為に対潜警戒も強化しますね」

 

提督「よろしく」

 

 

蒼龍「各艦へ信号。対潜警戒強化、対空見張りを厳となせ」

 

信号長妖精『信号。対潜警戒強化、対空見張りを厳となせ』

 

 

各艦へ短波無線が送られ、見張り妖精達が双眼鏡に張り付いく。号令のその少し後に、直掩機として零戦が3機発艦していった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

ーー

 

 

 

 

 

日没時刻を過ぎて空が暗くなり始めた頃に、偵察に出ていた艦攻が艦隊上空に現れ順に着艦してきた。

今回の演習範囲は少し広めに取られている。偵察の結果演習相手の艦隊は発見でず、近くにはいない事がわかった。

 

 

 

 

1930時頃

 

ー蒼龍艦橋ー

 

蒼龍「偵察機、直掩機の収容終わりました」

 

提督「了解。近くにいない事がわかっただけででも収穫だな」

 

蒼龍「はい。でも私と飛龍の出番が回って来なかったのは残念ね」

 

提督「演習の開始時間的にもしょうがないさ。日の出の頃にまた偵察機を放ってもらうよ」

 

蒼龍「ん、わかった」

 

 

柳本妖精「お互い空母がいるのが想定されているのに。もどかしいですね…」

 

 

蒼龍「飛龍とも話したけど。お互い2隻どうしだけど、艦載機の数では相手が有利。その分偵察に割ける数も多いから、先に見つけられる可能性もある中でこの開始時間」

 

蒼龍「お互い、日の出後に航空攻撃をするだろうと思わせて、あまり大きく艦隊を動かさないだろうと油断させ、そこを電探で見つけて接近して、夜戦に持ち込む…」

 

蒼龍「実はそっちが本命の作戦。って五十鈴の予想する展開もあり得るんだよね」

 

 

提督「あり得るな…」

 

提督「通信長、大和に繋いでくれ」

 

通信長妖精『大和へ繋ぎます』

 

 

提督は思うところがあり、大和へと通信をいれた

 

 

 

大和『大和です、どうされました?』

 

提督「今回の演習、夜戦も想定されてるだろう。それで、向こうは電探を使ってくるだろうけど、こっちはどうするかって話なんだ」

 

大和『そうですね…。電探を使用すれば、楽に敵を発見する事が可能でしょうけど…』

 

大和『新月というわけでもありませんし、やはりいつも通り「電探が使用できない状況での索敵」で良いと思います』

 

大和『今回の演習はいつ以上に勝ちを意識したい所ですが「それはそれ、これはこれ」です』

 

提督「わかった。それでいこう」

 

 

 

砲雷撃戦時に指揮を執る大和へ確認を取り、演習時に実施してい方法で索敵を行う事で決まった。

 

 

 

蒼龍「ねぇ提督。もし砲戦になったら、私と飛龍も高角砲使って参加してもいい?」

 

 

提督「さすがにダメだ…と言いたいところだけど、万一

砲戦距離で敵と遭遇した時の訓練も必要かもな」

 

蒼龍「でしょ!?」

 

提督「ただ、今回は無し。帰ってから艦隊内訓練でやろう」

 

蒼龍「んー…まぁしょうがないかぁ」

 

 

 

ーーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

 

 

 

〜トラック泊地沖 演習海域〜

 

 

《天候》

〈波 風〉

低 弱

〈潮流〉

普通

〈雲量〉

4

 

 

0230時頃

 

 

 

艦隊は敵演習艦隊を探す為、各艦の見張り妖精達が目を皿にして双眼鏡を覗いていた。

そこへ、大和より通報が入る

 

 

 

ー蒼龍 艦橋ー

 

 

信号長妖精『大和より入電。敵艦見ゆ、方位○○度方向」

 

 

艦橋内にいる者達が一斉にその方向を見る。それと同時に、提督は艦隊へ命令を下す。

 

 

 

提督「艦隊、手筈通り陣形展開。大和、今回は電探射撃で行け」

 

大和『了解。電探射撃による砲雷撃戦を実施します』

 

提督「砲戦指揮、頼んだぞ。大和自慢の主砲を存分に使ってくれ」

 

大和『はい、お任せください』

 

 

提督「五十鈴、魚雷戦への移行タイミングはいつも通り一任する。必殺の魚雷を叩き込んでやれ」

 

 

五十鈴『五十鈴にお任せ♪』

 

 

 

艦隊は陣形の変更を行う。

蒼龍飛龍の空母二2隻は、吹雪叢雲の2隻に護衛され待避していく。残った大和は白雪と磯波に護衛されながら、五十鈴達とは少し離れた位置に付いた。

 

 

 

〈陣形 単縦陣〉

五十鈴 潮 曙 白露 時雨 島風 村雨 夕立 春雨

第4戦速(27kt)

 

〈陣形 単縦陣〉

大和 白雪 磯波

最大戦速(27kt)

 

 

〈陣形 単縦陣〉

吹雪 蒼龍 飛龍 叢雲

第5戦速(30kt)

 

 

 

数十分後、待避した先で発砲音が響くのを確認。砲戦が開始された。

 

 

砲雷戦が開始されてから時間が経ち、平行線だった戦況が優位になり始めたとの情報が続々と入電して来ている。

 

 

 

 

〜トラック泊地沖 演習海域〜

 

 

 

ー蒼龍 艦橋ー

 

 

通信長妖精『敵空母中破。速力低下、炎上判定。戦隊より落伍、駆逐艦フタ隻がそれに続く』

 

提督「ん?空母が砲戦に参加していたのか?」

 

柳本妖精「理由はわかりませんが、その様ですね…」

 

提督「まぁ、おかげで航空戦では優位になるな」

 

蒼龍「えぇ、これなら問題ないわね」

 

柳本妖精「はい」

 

蒼龍「そういえば、この夜戦で方が付いたら演習は終了?」

 

提督「あー…どうだろうな。可能性としてはあり得ない事もないな。空母と重巡を一隻ずつ撃破してるし、小破させた駆逐艦も三隻だしな」

 

提督「ただ、空母がまだ残ってるし…続く前提で行こう」

 

 

蒼龍「了解」

 

柳本妖精「了解」

 

 

 

 

 

その後さらに、水雷戦隊による砲雷撃戦は1時間程続き、相手艦隊は大損害を受け射程外へ退避していった。

日の出後に索敵を行い、残る敵空母を探したが発見できず、航空隊は砲雷撃戦を展開した水雷戦隊を空襲し効果抜群の結果を得た。

結局、敵空母は発見できずに演習は終了した




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