戦闘描写がやっぱり難しい
作中キャラ達が何をしてるかが伝わっていただければ幸いです……!
デッドエンドブッチャー。
十数メートル程の巨体に、電車数両分ほどの長さを持つ長大な槍。
そしてその槍を片手で軽々と扱うデッドエンドブッチャーは、まさしく要警戒エーテリアスに相応しい風格を纏っていた。
「……こいつはやべぇ……!ちょびっとだけだが、後悔してきたぜ……!」
「ビリー、集中して!プロキシが来るまでに持ちこたえれば、こっちの勝ちよ!」
「……! 攻撃が来る!」
デッドエンドブッチャーは先手必勝と言わんばかりに、槍を大きく振り回して来た。
「あっぶねぇ!!」
間一髪でそのひと振りを回避するファイズ。デッドエンドブッチャーはこちらをターゲットにしているようだ。
「……そっちがその気ならこっちも……!」
ファイズフォンを取り出し、フォンブラスターへと変形させる。そしてコードを入力した。
[1・0・6][Burst Mode]
フォンブラスターを構え攻撃をするが、デッドエンドブッチャーはその銃撃に怯まず、突進してきた。
ファイズは防御の姿勢を取るが、大きく吹き飛ばされてしまう。
「ぐっ……この──!!」
「待ってファイズ、無理はしないで」
ファイズを手で制し、アンビーはデッドエンドブッチャーに素早く間合いを詰める。
デッドエンドブッチャーは迎撃に槍を振り回すが、アンビーはそれをかわして逆に足場にし、頭部に登る。
「コアを叩く……!」
アンビーは頭部のコアに刀を突き刺そうとするが、デッドエンドブッチャーはそれを許さず、アンビーを振り落とす。
「グォオオオ!!」
「くっ……!」
「アンビー大丈夫か!援護するぜ!」
ビリーは頭部に向かって二丁拳銃を構え、銃弾を連射する。
──その銃撃にデッドエンドブッチャーは怯むが……構うかと言わんばかりに、反撃の槍を突き出す。
「うぉぉおおお!?」
ビリーは上半身を後ろに逸らす、所謂マトリックス避けで突きを回避した。
「っ!まだまだぁ!」
「これでも喰らいなさい!」
ビリーは体勢を立て直し、射撃を続行、ニコの方もアタッシュケースからエーテルボムを発射。
しっかりダメージは与えられているようだ。デッドエンドブッチャーは膝を着く。
「ファイズ!今のうちにやっちゃいなさい!」
「ああ……!」
ファイズポインターを右足にセットし、ファイズフォンのENTERキーを押す。
[Exceed Charge]
フォトンブラッドがポインターにチャージされたのを確認し、ファイズは走り出す。
そして飛び上がり、ポインターからマーカーをデッドエンドブッチャーへと射出した。
「ハァーーーッ!!」
そしてファイズはデッドエンドブッチャーへ『クリムゾンスマッシュ』を繰り出した。
円錐状のマーカーがデッドエンドブッチャーを貫通する。
「グォオオオオオオ!!!」
デッドエンドブッチャーは断末魔にも似た雄叫びを上げる。
やがて力尽き、そのまま地面へ仰向けに倒れた。
「やったか……?」
「ファイズ、それは
「……え?」
瞬間、デッドエンドブッチャーに異変が生じる。
デッドエンドブッチャーの体から極彩色のエーテルの結晶が現れる。
そのエーテルの結晶は次第に巨大化していき──
「……おいおい」
──もう二本の巨大な腕と化した。
デッドエンドブッチャーはその計四本の腕で立ち上がり、再び咆哮を上げた。
「グォオオオオオオオ!!!!」
「っ!店長はまだか!?」
「敵は疲弊してる!あと少し耐えれば……!!」
ここでデッドエンドブッチャーは向きを変える。
その見据える先は──ファイズ。
「ファイズ!敵は貴方を狙ってる!」
「っ!」
先程の一撃でファイズを真っ先に排除すべきだと判断したのだろう。
デッドエンドブッチャーは目にも止まらぬスピードでファイズの元へ向かい、その巨大な腕を振るってきた。
ファイズは飛び上がって避ける──しかし。
「グァアアア!!」
「っ!?」
息付く間もなく次の一撃が飛んでくる。ファイズは辛うじてガードをするが、大きくよろけてしまう。
その隙をデッドエンドブッチャーは見逃さなかった。
体制が崩れたファイズを掴み、野球ボールのように勢いよく投げる。
ファイズは壁に叩きつけられ、地面へ落ちる。
「……か……はっ……」
「ファイズっ!」
ニコ達はファイズの元へ駆け寄ろうとするが、デッドエンドブッチャーの攻撃によって阻まれてしまう。
「……っ!邪魔しないで!」
「まずいぜ親分……このままじゃファイズが!」
「とにかくあのデカブツをこっちに引きつけるわよ!」
三人はデッドエンドブッチャーに引き続き攻撃を仕掛けた。